グローバル

2022.12.12

山口市立仁保小学校への訪問

 県大留学生の今年度県内小中学校訪問第2弾は市内仁保小学校でした。こちらもコロナ禍以前からずっと交流のあった学校です。

 交流学年5年生全員13名のちょっと緊張した、しかし未経験の交流への期待感に満ち満ちた目でのご挨拶。期待に応えるべく、英語で自己紹介をする予定だったのですが、留学生からの自らの希望により日本語で。言語よりもまずはお互いの理解をという考えでした。

自己紹介の写真

 先ずは、留学生5名と県大生2名による出身地や海外経験などについてプレゼンテーション聴衆は小学生なので、身振り手振りを使ってゆっくり分かりやすく話すことを意識しました。留学生のプレゼンは全て英語だったにも拘わらず、仁保小聴衆者は皆集中してよく聞いてくれていました。発表者も嬉しかったようです。

プレゼンテーションの写真

 次は子供たちから仁保小の紹介。仁保小は今年創立150周年を迎えた歴史ある学校。その誇るべき学校説明の後は、熱い楽器演奏会、そして日本の昔遊びのデモンストレーションが続きました。なんと説明は全部英語!全部すらすらと自信にあふれて話されました。

子供たちが演奏する写真
日本の昔遊びデモンストレーションの写真

 説明の後は、その日本の昔遊びを一緒にしました。留学生も県大生も夢中でした。

留学生が昔遊びをする写真1
留学生が昔遊びをする写真2
留学生が昔遊びをする写真3
留学生が昔遊びをする写真4
留学生が昔遊びをする写真5

 子供たちの仁保小についての説明の中で校庭のクスノキのことが出てきました。仁保小の長い歴史を見てきた仁保小のシンボルとのこと。それは留学生に大きな印象を残したようで、帰路に就く前に誰からともなく、「ここのシンボルの前で写真を撮ろう!」という声が上がり、皆で記念撮影。これで仁保小シンボルは私達の訪問も子供達と寄り添ってきた長い歴史の一コマに入れてくれたことでしょう。そして留学生を含む県立大の学生の人生にとっても心温まる一コマとなったことでしょう。

留学生が昔遊びをする写真5

2022.12.05

留学生が110番通報訓練を行いました

 11月18日(金)、山口県警察本部にご協力いただき、留学生の110番通報訓練が行われました。

 留学生が事件、事故に遭遇した際に、速やかに110番通報ができるよう、中国語、韓国語、英語を母国語とする留学生が盗難被害者役となり、110番に緊急連絡し、外国語で犯人情報を伝える訓練を行いました。また、通報訓練を受けた警察官が本学に到着した後、タブレットを駆使して対面での事情聴取が行われました。

 実際に中国語で110番通報訓練を行った国際文化学研究科2年の傅 簫凱(ふ しゅうかい)さんは、「中国語で電話した際、相手も中国語ですぐに返してくれることでとても安心できた。実際に留学生が巻き込まれる事件、事故なども起こっているので、訓練することができてよかった。」との感想を述べていました。

 この学生の他に韓国語で国際文化学科2年の金 亨珉(キム ヒョンミン)さん、英語は国際文化学科4年のサイフルバフリ ナデアさん(マレーシア)が被害者役として、また交換留学生のデバリュー テレサさん(アメリカ)が警察官との対面で翻訳アプリを通しての事情聴取の訓練に協力してくれました。その他にも、10名の長期留学生や交換留学生が参加し、山口県警察本部、留学生ともに、大変有意義な訓練になりました。

110番通報をしている写真
傅さんが被害直後に110番通報をしている様子
鞄が盗まれる瞬間の写真
まさに自転車の前カゴから鞄が盗まれる瞬間
警察官が到着する写真
パトカーに乗った警察官が現場に到着
事情聴取の写真
警察官が携帯翻訳アプリを使用しての事情聴取
岡崎警部総評の写真
最後に山口県警察本部通信指令室の岡崎警部からの総評

2022.11.08

山口県立高森みどり中学校への訪問

 県大留学生の県内小中学校訪問は10年以上前から始まりました。岩国市の高森みどり中学校は、その初期の頃から度々訪問している学校の一つです。今回はセンター大学生8名、ラップランド大学生1名に加え、県大生の学生チューター2名、この9月のカナダ語学文化研修参加者2名の13名の参加。そして、先方の3年生40名全員と先生方から温かい歓迎を受けました。
 先ずは、多目的教室での歓迎セレモニー。先生や生徒代表者からすばらしい英語の歓迎スピーチを受けました。

歓迎スピーチを受ける写真

 アクティビティは全て原則英語のみ。最初はグループ対抗クイズ大会。各グループに入っている県大(留学)生が澱みのない英語を中学生に聞かせると同時に、少々恥ずかしがっている中学生を和ませ、意見を引き出している技はお見事!大いに盛り上がりました。

アクティビティの様子の写真

 お次は、県大側から1人ずつ5分間のプレゼン。テーマは自分の出身地についてでした。アメリカ人といっても、両親または祖父母が他国からの移住者もあり、その国の文化紹介もしました。結果、種々の国・民族・文化の紹介となりました。もちろん、カナダ語学文化研修組も彼の地での体験をプレゼン。またとない異文化理解の機会提供となりました。特記すべきは、留学生のプレゼンの巧みさ。体勢、声の張りの立派さもさることながら5分という時間の正確さ。欧米の、幼い時から学校教育でプレゼンの仕方を学習している成果を垣間見ました。中学生にとっても、「伝える」ときに大事なのは言語力だけではないということが学べたのではないでしょうか。

アクティビティの様子の写真

 地方色豊かな美味しいお弁当をいただいた後は、中学生が用意した12の体験コーナー。Workshopあり。ゲームあり。ミニ講義あり。日本の特色溢れる項目を英語で体験するようになっていて、中学生の斬新なアイデアや最善を尽くした準備、朗らかな笑顔とひたむきさによるコーナーの全てをただただ満喫。

ゲームやワークショップをする様子の写真
留学生が着物を着る様子の写真

 最後、中学生による黒板いっぱいの感謝メッセージに感動した留学生。それを背に記念撮影。そして、先生と生徒による心温まる花道の中を通ってお別れ。留学生にとってまた一つ貴重な体験をした一日でした。

留学生が着物を着る様子の写真
留学生が着物を着る様子の写真

2022.10.24

赤田神社秋祭りへの「盛り上げ隊」派遣について

 10月16日(日)、800年の歴史を持つ赤田神社(山口市吉敷)にて秋祭りが開催されました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で3年ぶりの本格的な秋祭りの復活でした。本学からは、2019年まで「盛り上げ隊」を派遣してきましたが、この度の復活に伴って新たにまた結成しました。後期の交換留学生として来ていた米国からの7人、フィンランドからの1人に加えて、中国からの大学院生1人、日本人学生4人のサポーター、総勢13人からなる「赤田神社秋祭り盛り上げ隊」でした。
 午前8時に神の御霊を神輿にお移しする伝統的神事が行われるため、午前7時という超早朝の集合時間にも拘わらず、全員が時間どおりに集合できたことで参加者全員のこの祭りにかける意気込みが感じられました。
 早速、盛り上げ隊も舞台の上まで上げていただき、神事に参加(写真①)。留学生代表が榊の奉納のお役目をいただき、その後、神の御霊を御神輿にお乗せして運ぶ神事を地域の皆さんと盛り上げ隊が協力して、1時間以上かけて古四之宮のお旅所まで担ぎました。そこでまた神事を行った後、赤田神社に戻ってくるという往復3時間を超える神事でしたが、汗をかきながらもみごとにやり遂げました(写真②)。
 赤田神社から参加者全員にうどんが振る舞われ、地域の方の楽器演奏や地元小学校のコーラス、石見神楽保存会の方による「ヤマタノオロチ」を地域の皆さんと観賞しました(写真③④)。最後に女子留学生による尻相撲大会が行われ大変盛り上がりました(写真⑤)。
 全ての催し後、宮司から有難いお言葉をいただき、地域の皆さんから大きな感謝をもって見送られました。留学生の皆さんにとっても、大変思い出深い日本の祭り体験になったことと思います。

神事開始の写真
(写真①神事開始)
御神輿の写真
(写真②御神輿移動で清々しい汗)
地域の方々の写真
(写真③たくさんの地元の方も参加)
岩見神楽の写真
(写真④石見神楽保存会の演舞)
留学生女子尻相撲大会の写真
(写真⑤留学生女子尻相撲大会 米国vsフィンランドvs中国vs日本)

2022.02.08

駐広島大韓民国総領事館 総領事が表敬訪問されました【2月7日(月)】

 令和4年2月7日(月)、駐広島大韓民国総領事館の林始興総領事が来学され、前川剛志理事長、加登田惠子学長を表敬訪問されました。

   まず初めに、前川理事長、加登田学長から本学の概要及び、韓国留学生の受入状況、本学学生の韓国への留学状況等について説明を行いました。
 次に、国際文化学部 金教授、林教授から韓国語を履修している学生の状況、地域住民と学生が一緒に韓国と日本、山口県との関わりや、韓国の文化について学ぶ「やまぐち韓国研究会」の取り組みについて紹介をしました。
 林総領事から本学に対して、韓国に興味関心のある学生と直接交流する機会を設けたいと提案がありました。
 本学からも総領事から学生に対して講演をいただく機会や総領事館でのインターンシップ受入についても検討していただきたいと提案を行い、今後の交流について意見交換を行う有意義な機会となりました。
 意見交換の後、2021年4月にグランドオープンした山口県立大学図書館に移動し、韓国との交流に関する図書や資料の紹介を行いました。


(意見交換①)


(意見交換②)


(図書館のご案内)


(記念撮影)