2022年11月

やまぐちキッズスクール「みんなで知ろう!野菜の秘密!」

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 山口県セミナーパークにて、公益財団法人山口県ひとづくり財団主催のやまぐちキッズスクール(第4回午前)に、本チームの食育体験プログラム「みんなで知ろう!野菜の秘密!」を実施しました。

 導入として、「食べ物発見隊」と「Good&New」というアイスブレイクを実施しました。子供たちは、ゴハンジャーの話をしっかりと聞き、主体的に発言したり他の子の発表に拍手をしたりと楽しく活動している様子でした。

食べ物発見隊の様子の写真
<食べ物発見隊の様子>

 「なるほど!さつまいもの甘さのお話」では、紙芝居を用いて加熱によるさつまいもの甘さの変化について説明し、その後クイズでおさらいをすることで、さつまいもはどのような仕組みで甘くなっているかを知ってもらいました。

さつまいもの甘さについてのブースの写真
<さつまいもの甘さについてのブース>

 「どこを食べているの!?クイズ」では、さつまいも、大根、玉ねぎは普段どの部分を食べているのか、子供たちに実際にシールを貼ってもらうなどして、身近にある野菜の可食部はどこなのか知ってもらいました。

野菜の可食部についてのブースの写真
<野菜の可食部についてのブース>

 「大きくなぁれ!おやさい成長ゲーム」では、土の上から見える大根の成長過程の様子からカードを並び替えてもらい、答え合わせで土の中の様子を見せながら、大根が一番おいしく食べられる時期について知ってもらいました。

野菜の成長過程についてのブースの写真
<野菜の成長過程についてのブース>

 最後に、子供たちに活動で知った事を発表してもらい、まとめを行いました。 子ども達は、印象に残ったことを自分の言葉で表現したり、他の子の意見を聞いたりすることで、今回の活動を振り返りました。

まとめの様子の写真1
<まとめの様子>
集合写真

2022.11.21

収穫した放置柿を活用した"放置柿フード試食会&情報交換会"を開催しました

 「放置柿」とは、収穫されないまま放置された柿のことで、これがサル、クマなどを里に呼んでしまい、農業への被害をもたらしています。
 そこで今年度、文化創造学科 地域文化創造論研究室では、放置柿の実態を知り、この有効活用を地域のみなさまと考える「となりの柿」プロジェクトを実施しています。

 10月6日、実際に放置柿およそ30kgを収穫し、10月20日には、収穫した放置柿を材料に、柿マフィン、柿ジャム、柿シュークリームなど柿スイーツの試作を行いました。
 そして、11月4日には、行政、民間事業者、地域住民など関係者で、今後地域事業者と協働し、放置柿の商品化やエコツーリズム事業への展開を目指していくための可能性を探るべく"放置柿フード試食会&情報交換会"が開かれました。
 参加者たちは、柿ジェラートや柿カナッペなどを試食し、感想や改善点、さらに今後の展開可能性について有意義な意見交換の機会を持ちました。

情報交換会の写真
試食会の写真1
試食会の写真2
学生が話す様子の写真

これまでの活動の様子は、文化創造学科 地域文化創造論研究室のYouTubeチャンネルでご覧いただけます。

第2回防府市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年11月11日(金)、三田尻塩田記念産業公園にて、第2回防府市サテライトカレッジを開催しました。今回の講座は、一般の方を対象に「景観写真講座」と題して、国際文化学部文化創造学科の倉田研治准教授が受講生16名に対して講義を行いました。

講座の様子の写真

 講義では、京都の写真家 柴田明蘭氏(オンライン)とともに、カメラの持ち方や写真の基礎知識、撮影のポイントが説明されました。カメラについて学んだ後は、三田尻塩田記念産業公園とその周辺のまち歩き撮影に出掛けます。

まち歩き撮影のスタートです。

三田尻塩田記念産業公園で撮影の写真1
三田尻塩田記念産業公園で撮影の写真2
まち歩き撮影の写真1
まち歩き撮影の写真2

まち歩き撮影では、被写体によってカメラの向きを縦・横に変えたり、ピントを合わせるなど工夫しながら、皆さん楽しそうに撮影されていました。

 まち歩き撮影が済んだ後は講評会です。講評会では、受講者の方それぞれがとっておきの写真をセレクトし、1人ずつ発表が行われます。

写真を選ぶ様子の写真
講評会の写真

 受講者の方の発表では、「講師からアドバイスされたことを活かして撮影しました」「写真の構図に迷ってしまい、思うように撮影できませんでした」等、撮影する時に意識したことや、感想が述べられました。
 講師からは、セレクトされた写真全ての良い所や、今後のステップアップポイントが述べられました。
 受講者の方からは「今までの知識を確認することができ、さらに新しいことを知ることができました」「大人になると学ぶ・体験するということが減りますが、こうした機会を作ってくれることはとてもありがたいです」との声が寄せられました。

2022.11.17

華月祭を開催しました

 11月5日(土)、6日(日)に華月祭を開催しました。
 本学秋の学園祭の「華月祭」は、男女共学化となった1996年11月から開催しています。名称の「華月(かづき)」は、学内公募の結果により決定されました。華やかなステージ発表や宮野の夜を彩る模擬店など、2日間にわたって盛大に開催される一大イベントです。今年の華月祭も、新型コロナウイルス感染症対策のため参加者を学内者に限定しましたが、3年ぶりに2日間連続で開催し、のべ800名を超える参加者がありました。
 華月祭と言えば、高校時代の制服を着て参加するという伝統があります。今年も、多くの学生が制服を着て参加してくれました。

高校時代の制服を着た写真1
高校時代の制服を着た写真2

 また、学祭実行委員が考えた様々なステージ企画や展示、模擬店、クリエイティブ企画などで盛り上がりました。

BLAZEの写真
軽音楽部の写真
合気道部の写真
書道サークルの写真
レノ丸の写真
めいすいくんの写真

 参加してくれた皆さん、準備から当日運営まで頑張ってくれた大学祭実行委員会の皆さん、本当にありがとうございました。

桜の森アカデミー認定証書授与式

 令和4年11月8日(火)、令和4年度桜の森アカデミー「認知症ケアリーダーコース」認定証書授与式を行いました。

【桜の森アカデミーとは】
 桜の森アカデミーは、生涯現役社会を主体的に担う人材や地域リーダーを育成する「共生教育」講座です。所定の時間の学修コースを履修した人には、山口県立大学から「リーダー」の称号が与えられます。また、一般の方と学生が同じ時間に同じ講座を学び、交流することで、相互理解を深め学習効果を高めることを目的としています。

【認知症ケアリーダーコース】
 今年度は、高まる介護ニーズを踏まえて認知症ケアに携わる人材育成を目的に、8月30日から9月29日の間に6日間20時間の「認知症ケアリーダーコース」を開講し、受講者は認知症の理解、法律や制度の理解、予防、地域で認知症を支えることなどを学びました。
 台風の影響で一部の授業を急遽オンラインによる遠隔授業に切り替えることもありましたが、熱心に授業に出席し、所定の課程を修了した一般の方8名、学生15名の計23名の方が認知症ケアリーダーの称号を取得されました。

認知症と栄養の講義の写真
「認知症と栄養」の講義
認知症と運動の演習の写真
「認知症と運動」の演習
ケア方法の実際の演習の写真
「ケア方法の実際」の演習

【認定証書授与式】
 授与式にはリーダーに認定された方のうち8名が出席されました。初めに田中マキ子学長から、「知っていても理解していても行動しない事には世の中、地域は変わっていかない。今回学んだ知識やスキルをどこかで表現できるようトライしていただくとともに、今後も認知症への理解と行動化について継続をお願いしたい。」と今後の活動への期待の言葉が贈られ、修了生一人ひとりに「リーダー認定証書」が授与されました。

学長の写真
リーダー認定証書授与の写真

 次に、修了生代表による謝辞がありました。
 謝辞では、「今回、様々なカリキュラムを通して認知症に関する学びを深める事ができました。いろいろな知識や技術を講義や演習で学び、体験する事ができ、良い機会になりました。」「桜の森アカデミーで学んだ多くのことは、私たちにとって大きな財産になります。今後は、認知症ケアのリーダーとして、学んだことを地域や職場で活かしていければと思っています。」と桜の森アカデミーの感想や今後の抱負が述べられました。

修了生代表による謝辞の写真

 閉会にあたり、吉村耕一 地域共生センター長から、修了生が書いたレポートの講評があるとともに、「今回学んだことを実際の介護の現場や身近な方の認知症予防などで実践していただき、今後は認知症ケアのリーダーとして地域で貢献されることを期待します。」とエールの言葉が贈られました。

吉村耕一地域共生センター長の写真

 桜の森アカデミー「認知症ケアリーダー」による地域や職場での今後の活躍が期待されます。

集合写真