桜の森アカデミー

桜の森アカデミー認定証書授与式を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら、地域活動に貢献できる人材育成を目的とした、共生教育の場です。 令和2年2月19日(水)に2019年度桜の森アカデミー認定証書授与式を挙行しました。
 今年度は所定の課程を修了した「子育て支援リーダーコース」5名、「認知症ケアリーダーコース」8名の計13名がリーダーを取得しました。
 始めに、加登田惠子学長から、「今回の講座で身に付けた力を地域の中で発揮し、活躍してほしい。」と、今後の活動への期待の言葉が贈られ、受講生一人ひとりに「リーダー認定証書」が授与されました。


 次に、子育て支援リーダー代表と認知症ケアリーダー代表の2名による謝辞がありました。
 子育てリーダーコースを修了した学生は、太宰治の著書から引用し、「学ぶことで自分をcultivateして(耕して)豊かにし、心を広く持って愛するということを知るのが学びの神髄。桜の森アカデミーでの学びがそうだった。今回の学びををきっかけに、これから支援者となるための人格が形成され始めたと強く思う。」と振り返りました。
 認知症ケアリーダーコースを修了した受講生は、「自分の介護経験から後悔することが多々ある。今回学んだことのように、病気をきちんと理解した上でケアができていたら、もっと楽しい思い出が作れたと思う。この受講で目標が見つかったので、その目標に向かって努力したい。認知症の方と一日一回、一緒に笑顔になれるようなサポートを目指したい。」とこれからの抱負を語りました。
 

 閉会にあたり、田中マキ子副学長から、講座の振り返りとともに、「資格は道具の一つ。道具は使わなければそのうち錆びて使えなくなってしまう。今回の受講で得た道具をご自身の状況に合わせて色々なところで使ってほしい。」と修了生に対してのエールの言葉が贈られました。


これからの修了生の活躍が期待されます。

桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースで第12回子育て支援メッセに出展しました

 令和元年11月24日(日)に維新百年記念公園 維新大晃アリーナで開催された「第12回子育て支援メッセinやまぐち」に、桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースの受講生がブースを出展しました。
 この催しは、子育て支援団体やNPO、企業、自治体などが子育て支援に関する様々な取組みを紹介し、来場者との交流を促すことで、子ども・子育て家庭支援のさらなる広がりを目指すことを目的としています。


 本学のブースでは、桜の森アカデミーやYucca事業など本学の子育て支援事業を紹介する傍ら、参加者とともに、手形や足形を集めた巨大手形アートを作成しました。桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースの受講生が中心となって企画から準備まで行い、当日は、およそ150名の子どもたちが遊びに来てくれました。

 今回は「わくわくどうぶつランド」がテーマです。

 まず、受講生がサポートしながら、来場した子どもたちは、自分で選んだフィンガーペイント用の絵具で手形や足形を取ります。


 次に、自分の手形や足形をご両親や受講生と一緒にペンや折り紙、シールなどを自由に使い思い思いの動物に変身させます。


 同じモチーフでもそれぞれ表情が違い、子どもたちのアイデアが光る作品がたくさん作られ、巨大アートは、あっという間にたくさんの動物であふれた「わくわくどうぶつランド」になりました。



 2つの手形・足形が作成され、1つは「わくわくどうぶつランド」の一員にし、もう1つは来場記念の持ち帰り作品となりました。


 親子で楽しそうに作品を作ることができ、参加者にとっても受講生にとっても充実した1日となったようです。

桜の森アカデミー認知症ケアリーダーコースで「知っていると役に立つ制度―認知症の方を支える社会資源―」を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。
 認知症ケアリーダーコースでは、高まる介護ニーズを踏まえて、認知症ケアを支える人材を育成します。
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 単元「Ⅰ制度・法の理解」の講座「知っていると役に立つ制度―認知症の方を支える社会資源―」では、講師として本学社会福祉学部の髙木健志准教授が講義を行いました。

 最初に、認知症の現状として精神疾患を有する患者の中にも認知症の方が増えており、精神科の医療も認知症に向き合い、対応していく必要があることなどの話がありました。
 また、家族が縮小化していることにより介護離職せざるを得ない状況があり、介護する側のバランスの取れた日常生活を維持するためにも、今後、社会全体で介護をしていく必要性があることの説明がありました。

 最後に、介護をサポートするための様々な介護サービスの概説の後、状況に応じたサービスが受けられるよう、地域包括支援センターなど各種機関への相談や同じような立場の方同士の情報交換の大切さが提示され講座は終わりました。

桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースで「子どもの発達理解と児童期(6歳~12歳)の生活と発達」を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 子育て支援リーダーコースでは、子育て支援者としてのスキルを修得し「育ち合い(愛)」のための知識と技術を有する人材を育成します。
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 単元「Ⅲ子育て支援活動」の講座「子どもの発達理解と児童期(6歳~12歳)の生活と発達」では、本学社会福祉学部の永瀬開講師が、子どもと適切に関わり支援を行えるよう、子どもの発達を理解する方法や年齢に応じた発達の傾向等について講義を行いました。


 まず、子どもの発達を理解する目的として、支援の必要性の判断や定期的に発達の確認することで支援者が正しい関わりができているのかを確認することなどが挙げられました。知的能力や運動能力といった個人の特性や学校や家庭での人間関係といった環境面での評価など、できるだけ多くの側面から子どもの発達を知ることが望ましいと説明がありました。

 発達理解の一例として代表的な児童用知能検査であるWISC-Ⅳ(ウィスク・フォー)の紹介があり、また成人版であるWAIS-Ⅳ(ウェイス・フォー)にも触れました。
 児童版の出題例「リンゴとバナナの似ているところは?」には受講生もあまり迷う様子はありませんでしたが、成人版の「『最初』と『最後』の似ているところは?」との問いには即座に答えが浮かばず、考えさせる問題に戸惑う場面もありました。


 子どもの発達の傾向について、年齢ごとに具体例を挙げながら解説がありました。
 例えば、小学3、4年生は認知的な発達が急激に進み、学力の個人差が拡大しやすく、また他者との比較や第3者の思考を想像できるようになることで人間関係が複雑化するため、生活における困難さを抱えやすい時期とのことでした。講師は、子どもが自分で自分を支える力を持てるよう、小学1、2年生のうちに子どもの「できた!」の感覚を大切にする接し方をすることが、困難を乗り越える助けになり得ると話をしました。

 子どもを理解し、様々な側面から支援していくことについて、講師の分かりやすい具体例や体験談、また問いかけによって、受講生は積極的な雰囲気で学ぶことができました。