桜の森アカデミー

桜の森アカデミー認定証書授与式

 令和4年11月8日(火)、令和4年度桜の森アカデミー「認知症ケアリーダーコース」認定証書授与式を行いました。

【桜の森アカデミーとは】
 桜の森アカデミーは、生涯現役社会を主体的に担う人材や地域リーダーを育成する「共生教育」講座です。所定の時間の学修コースを履修した人には、山口県立大学から「リーダー」の称号が与えられます。また、一般の方と学生が同じ時間に同じ講座を学び、交流することで、相互理解を深め学習効果を高めることを目的としています。

【認知症ケアリーダーコース】
 今年度は、高まる介護ニーズを踏まえて認知症ケアに携わる人材育成を目的に、8月30日から9月29日の間に6日間20時間の「認知症ケアリーダーコース」を開講し、受講者は認知症の理解、法律や制度の理解、予防、地域で認知症を支えることなどを学びました。
 台風の影響で一部の授業を急遽オンラインによる遠隔授業に切り替えることもありましたが、熱心に授業に出席し、所定の課程を修了した一般の方8名、学生15名の計23名の方が認知症ケアリーダーの称号を取得されました。

認知症と栄養の講義の写真
「認知症と栄養」の講義
認知症と運動の演習の写真
「認知症と運動」の演習
ケア方法の実際の演習の写真
「ケア方法の実際」の演習

【認定証書授与式】
 授与式にはリーダーに認定された方のうち8名が出席されました。初めに田中マキ子学長から、「知っていても理解していても行動しない事には世の中、地域は変わっていかない。今回学んだ知識やスキルをどこかで表現できるようトライしていただくとともに、今後も認知症への理解と行動化について継続をお願いしたい。」と今後の活動への期待の言葉が贈られ、修了生一人ひとりに「リーダー認定証書」が授与されました。

学長の写真
リーダー認定証書授与の写真

 次に、修了生代表による謝辞がありました。
 謝辞では、「今回、様々なカリキュラムを通して認知症に関する学びを深める事ができました。いろいろな知識や技術を講義や演習で学び、体験する事ができ、良い機会になりました。」「桜の森アカデミーで学んだ多くのことは、私たちにとって大きな財産になります。今後は、認知症ケアのリーダーとして、学んだことを地域や職場で活かしていければと思っています。」と桜の森アカデミーの感想や今後の抱負が述べられました。

修了生代表による謝辞の写真

 閉会にあたり、吉村耕一 地域共生センター長から、修了生が書いたレポートの講評があるとともに、「今回学んだことを実際の介護の現場や身近な方の認知症予防などで実践していただき、今後は認知症ケアのリーダーとして地域で貢献されることを期待します。」とエールの言葉が贈られました。

吉村耕一地域共生センター長の写真

 桜の森アカデミー「認知症ケアリーダー」による地域や職場での今後の活躍が期待されます。

集合写真

桜の森アカデミー認定証書授与式を行いました

 令和2年11月12日(木)、令和2年度桜の森アカデミー「認知症ケアリーダーコース」認定証書授与式を挙行しました。
 今年度は所定の課程を修了した一般の方7名、学生3名の計10名の方が認知症ケアリーダーの称号を取得されました。
 始めに、加登田惠子学長から、「世代やキャリアの違う方が同じテーマに沿って学ぶことは、双方のやり取りの教育で響くことが多い。学びの喜びや新たに見えるようになった世界などの経験を活かして、地域貢献の機会を探してほしい。」と、今後の活動への期待の言葉が贈られ、修了生一人ひとりに「リーダー認定証書」が授与されました。


 次に、修了生代表の2名による謝辞がありました。
 謝辞では、「様々な年代の方と学ぶ中で、若い世代の方のエネルギーを感じたり、同年代の方とは介護について話をしたりなど楽しく学ぶことができ、とても充実した日々となりました。」「認知症ケアの知識が広がりました。これから認知症の方と接する時には、認知症の方が上手く表現できなくても、安心感を持って頂けるように対応することを忘れないようにしようと思います。」と講座の感想や今後の抱負が述べられました。

 閉会にあたり、田中マキ子副学長から、講座の振り返りとともに「ここで学んだこと、経験されたことを糧にして、地域や職場で活用して頂けることを願っています。これからも継続して様々なことに興味を持って進んでほしい。」とエールの言葉が贈られました。


 修了生のこれからの活躍が期待されます。

桜の森アカデミー認定証書授与式を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら、地域活動に貢献できる人材育成を目的とした、共生教育の場です。 令和2年2月19日(水)に2019年度桜の森アカデミー認定証書授与式を挙行しました。
 今年度は所定の課程を修了した「子育て支援リーダーコース」5名、「認知症ケアリーダーコース」8名の計13名がリーダーを取得しました。
 始めに、加登田惠子学長から、「今回の講座で身に付けた力を地域の中で発揮し、活躍してほしい。」と、今後の活動への期待の言葉が贈られ、受講生一人ひとりに「リーダー認定証書」が授与されました。


 次に、子育て支援リーダー代表と認知症ケアリーダー代表の2名による謝辞がありました。
 子育てリーダーコースを修了した学生は、太宰治の著書から引用し、「学ぶことで自分をcultivateして(耕して)豊かにし、心を広く持って愛するということを知るのが学びの神髄。桜の森アカデミーでの学びがそうだった。今回の学びををきっかけに、これから支援者となるための人格が形成され始めたと強く思う。」と振り返りました。
 認知症ケアリーダーコースを修了した受講生は、「自分の介護経験から後悔することが多々ある。今回学んだことのように、病気をきちんと理解した上でケアができていたら、もっと楽しい思い出が作れたと思う。この受講で目標が見つかったので、その目標に向かって努力したい。認知症の方と一日一回、一緒に笑顔になれるようなサポートを目指したい。」とこれからの抱負を語りました。
 

 閉会にあたり、田中マキ子副学長から、講座の振り返りとともに、「資格は道具の一つ。道具は使わなければそのうち錆びて使えなくなってしまう。今回の受講で得た道具をご自身の状況に合わせて色々なところで使ってほしい。」と修了生に対してのエールの言葉が贈られました。


これからの修了生の活躍が期待されます。

桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースで第12回子育て支援メッセに出展しました

 令和元年11月24日(日)に維新百年記念公園 維新大晃アリーナで開催された「第12回子育て支援メッセinやまぐち」に、桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースの受講生がブースを出展しました。
 この催しは、子育て支援団体やNPO、企業、自治体などが子育て支援に関する様々な取組みを紹介し、来場者との交流を促すことで、子ども・子育て家庭支援のさらなる広がりを目指すことを目的としています。


 本学のブースでは、桜の森アカデミーやYucca事業など本学の子育て支援事業を紹介する傍ら、参加者とともに、手形や足形を集めた巨大手形アートを作成しました。桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースの受講生が中心となって企画から準備まで行い、当日は、およそ150名の子どもたちが遊びに来てくれました。

 今回は「わくわくどうぶつランド」がテーマです。

 まず、受講生がサポートしながら、来場した子どもたちは、自分で選んだフィンガーペイント用の絵具で手形や足形を取ります。


 次に、自分の手形や足形をご両親や受講生と一緒にペンや折り紙、シールなどを自由に使い思い思いの動物に変身させます。


 同じモチーフでもそれぞれ表情が違い、子どもたちのアイデアが光る作品がたくさん作られ、巨大アートは、あっという間にたくさんの動物であふれた「わくわくどうぶつランド」になりました。



 2つの手形・足形が作成され、1つは「わくわくどうぶつランド」の一員にし、もう1つは来場記念の持ち帰り作品となりました。


 親子で楽しそうに作品を作ることができ、参加者にとっても受講生にとっても充実した1日となったようです。

桜の森アカデミー認知症ケアリーダーコースで「知っていると役に立つ制度―認知症の方を支える社会資源―」を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。
 認知症ケアリーダーコースでは、高まる介護ニーズを踏まえて、認知症ケアを支える人材を育成します。
詳しくはこちら

 単元「Ⅰ制度・法の理解」の講座「知っていると役に立つ制度―認知症の方を支える社会資源―」では、講師として本学社会福祉学部の髙木健志准教授が講義を行いました。

 最初に、認知症の現状として精神疾患を有する患者の中にも認知症の方が増えており、精神科の医療も認知症に向き合い、対応していく必要があることなどの話がありました。
 また、家族が縮小化していることにより介護離職せざるを得ない状況があり、介護する側のバランスの取れた日常生活を維持するためにも、今後、社会全体で介護をしていく必要性があることの説明がありました。

 最後に、介護をサポートするための様々な介護サービスの概説の後、状況に応じたサービスが受けられるよう、地域包括支援センターなど各種機関への相談や同じような立場の方同士の情報交換の大切さが提示され講座は終わりました。