社会福祉学科

学生ぷちボランティアセンターの学生スタッフによるボランティア活動報告会が開催されました

本学の社会福祉学部には、学生のボランティア活動支援の充実化を図るために、"学生による学生のためのボランティアセンター"として学生ぷちボランティアセンター(通称「ぷちぼら」)があります。ぷちぼらでは、学生のみなさんがボランティアをしやすい環境を整えるため、様々な企画や運営がされています。

11月15日(水)には、ぷちぼら主催のボランティア報告会が行われました。今回の報告会では、ぷちぼらコアスタッフの学生が、ボランティアの経験から学んだこと、感じたことや、今後の展望などが報告されました。

ぷちぼら主催のボランティア報告会の様子1
ぷちぼら主催のボランティア報告会の様子2

今回初めて児童養護施設へのボランティアに行った学生は、一緒に生活する施設ではなく、家族として支え合って生活していることが、子どもたちにとってとても大切な環境であると感じた。との感想を述べていました。

ぷちぼら主催のボランティア報告会の様子3
ぷちぼら主催のボランティア報告会の様子4
ぷちぼら主催のボランティア報告会の様子5
ぷちぼら主催のボランティア報告会の様子6

また、就労継続支援B型事業所でボランティアを経験した学生は、利用者さん一人ひとりのペースに合わせて就労できる環境が整っていると感じた。今回のボランティアの経験で学んだことを自分の中でさらに深めていきたい。と報告しており、今後につながるとても貴重な経験をすることができたようでした。

ぷちぼら主催のボランティア報告会の様子7

2023.11.20

精神保健福祉コース3年次生の学びの様子です

後期になり、精神保健福祉コースの「ソーシャルワーク実習指導A」の授業が始まって1か月が経ちました。本科目は、今春に実施予定である精神科医療機関での12日間の実習の事前指導として位置づけられています。

ここに至るまでに、前期は「ソーシャルワーク演習A」の授業で、精神保健福祉士としての専門性の基礎の習得を目標に学びを積み重ねてきました。そのなかで、最も大きな学びは、ゲストスピーカーの方々をお招きしての特別授業でした。「精神保健福祉士を目指す学生に知っておいてほしいこと」がメインテーマであり、1回目は精神科医療機関の藤川優一氏、2回目は自立訓練(生活訓練)・宿泊型自律訓練事業所の渡部武志氏、3回目は相談支援事業所の黒神宜史氏と岡村恭子氏に、各々の立場から、日頃の活動や実践に基づいた講義をしていただきました。

医療法人新生会いしい記念病院 藤川優一氏(5月29日)
医療法人新生会いしい記念病院 藤川優一氏(5月29日)
医療法人光の会ほっとホーム一歩社 渡部武志氏(6月5日)
医療法人光の会ほっとホーム一歩社 渡部武志氏(6月5日)
相談支援事業所Reika 黒神宜史氏 岡村恭子氏(7月3日)
相談支援事業所Reika 黒神宜史氏 岡村恭子氏(7月3日)

講義後は、学生の質問一つひとつに丁寧に答えていただき、「精神保健福祉士のフィールドや果たす役割について、より具体的にイメージが膨らみ、実習に対する不安が解消されました」「クライエントと共に考え悩み、歩んでいく精神保健福祉士の伴走型支援のお話から、目指すべき将来像が描けたように思います」などの感想が聞かれました。

質問する学生

前期の授業を通して関心や学びの視野を広げることができた学生は現在、今春の実習を見据えて、さらに学習を深めているところです。

2023.11.13

令和5年度 社会福祉学部 客員教授特別講義が開催されました

2023年11月7日(火)令和5年度 社会福祉学部 客員教授特別講義を開催しました。

特別講義では、國學院大學法学部法律学科教授、弁護士、全国権利擁護支援ネットワーク代表の佐藤彰一先生より「虐待対応と意思決定支援」をテーマに講義いただきました。

岡正朗理事長ご挨拶の後、学生、学外参加者、教員の総計145名が聴講し、山口東部から西部の下関に至るまで多くの方がご参加くださいました。

参加者からは、重い知的障害のある方や認知症の方が「主体的に生活することの重要さや、意思決定ができる環境をつくることが大切であることを学ぶことができた」などの感想が聞かれました。

障害者虐待防止法の成立や意思決定支援ガイドライン等の策定を牽引されてきた佐藤彰一先生の、温かな思いと深い洞察に裏付けられた講義から、多くの学びを得させていただきました。ご講義いただき誠に、ありがとうございました。

客員教授特別講義の様子1
客員教授特別講義の様子2

2023.11.02

第22回社会福祉セミナーを開催しました

2023年10月21日(土)、第22回社会福祉セミナーを開催しました。

本セミナーでは、社会福祉学部の横山順一准教授が「近年の子ども・家庭福祉の動向から~新しい制度・施策・資格制度~」をテーマに基調講演を行いました。

「近年の子ども・家庭福祉の動向から~新しい制度・施策・資格制度~」をテーマに基調講演を行う社会福祉学部の横山順一准教授

また、今年4月に開所した『子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所』の設立に至る経緯や教育研究活動について紹介がありました。

『子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所』の設立に至る経緯や教育研究活動についての紹介

分科会では「コミュニティソーシャルワーク」、「精神保健福祉」、「子ども家庭」の領域別に、現場で活躍する卒業生による実践報告が行われました。

分科会の様子

その後、交流会では在学生が卒業生に資格取得や就職に関する悩みを相談したり、卒業生から在学生に温かいエールが送られたり、また卒業生同士の近況報告や異業種交流に話が尽きない様子でした。

交流会の様子

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

Yucca事業「ママかんフリーカフェ」が開催されました

10月26日(木)、「ママかんフリーカフェ」が社会福祉学部附属 子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所の協力のもと開催されました。

ママかんフリーカフェとは、本学教員、学生スタッフ、先輩ママが運営をしている、自閉症や発達障害のある子や、診断や年齢に関わらず発達が気になる子を育てている家族が集い、交流できる場です。

今回は6名の方にご参加いただき、初めて参加された方もおられました。

参加者のみなさんは、就学先に関する悩みや思い、子育てを通して考えていることなどを共有したり、先輩のお母さまからの意見を聴いたりしました。

ママかんフリーカフェ 意見交換の様子

運営した学生からは、「座学での学びだけでなく、実際に経験されている方々のお話を聞くことで、より学びが深まった。今後につなげていきたい。」等の感想がありました。

次回は、11月16日(木)に開催予定です。

ママかんフリーカフェ 県大の学生と参加者のお子さんたち