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2024.11.05
精神保健福祉コースの「2024年度ソーシャルワーク実習A・B報告会」を開催しました
7月22日(月)13時より、精神保健福祉コース4年生による標記報告会を開催しました。
本年度は9名の学生が、3年次に精神科医療機関にて12日間、4年次に障害福祉サービス事業所にて8日間の実習に取り組みました。ご指導いただきました実習機関のみなさまに、この場を借りて心よりお礼申しあげます。
当日は、2つのグループに分かれ、「つながりを大切にした支援」と「利用者と共に考え、取り組む精神保健福祉士のかかわり」の各テーマに基づいた発表を行いました。
報告会を無事に終えた4年生は、「それぞれの実習機関は違うけれど、似たような悩みや問題、学びがあることを知ることができた。精神保健福祉士には多くのジレンマがあり、これらを解決していくには、本人のことをよく理解すること、自分一人で解決しようとしないことが大切であるとわかった」「2つの実習を通して、精神保健福祉士は、病院内、事業所内での連携や、地域との交流、他の職種等さまざまなつながりをつくっていることが印象的であった。本人が希望する暮らしが実現する支援のために、たくさんのつながりをつくり、つながりを活用していくことが重要であると学んだ」などのふり返りを行っていました。
ご出席いただいた10名の実習指導者の方々のあたたかいコメントや事後指導は、4年生にとって大きな励ましとなるとともに、後輩である3年生にとっても実習への動機と期待が高まる機会となりました。終了後は、実習指導者の方々と教員による実習連絡協議会も実施でき、今後の実習指導に対する共通理解の場となる貴重な時間でした。
後学期が始まり、本コースの4年生は現在、実習指導者の方々に一段と成長した姿を見ていただけるよう、卒業論文の作成と国家試験の受験勉強に取り組んでいるところです。
2024.09.24
「2025年度精神保健福祉コースオリエンテーション」を実施しました
8月6日(火)に、次年度より精神保健福祉コースで学びたいと考えている2年生を対象に、標記オリエンテーションを実施しました。当日は、本コースでの学びに関心を寄せている2年生16名の参加がありました。
前半は、担当教員より、精神保健福祉士の概要や、精神疾患は国民的疾患の一つであること、私たちのこころの健康(メンタルヘルス)をめぐる状況についてのミニレクチャーと、3年次以降の学習の流れや実習についての説明がありました。後半は、4年生2名が登壇し、本コースに関心をもったきっかけや、精神科医療機関と障害福祉サービス事業所での実習体験、学びを通して得ることのできたさまざまな力や自己の変化・成長について語られました。参加学生は、頼もしい先輩の姿を見ながら、丁寧であたたかな語りに、熱心に耳を傾けていました。
本コースでの学習に対して関心や意欲を有する2年生にとって、今後の進路や可能性を考えてみる機会となった様子でした。第2回目のオリエンテーションは、12月に予定されています。
令和6年度あいサポーター研修会を開催しました!
8月7日、社会福祉学部学生ぷちボランティア(通称: ぷちぼら)主催の「あいサポーター研修会」を開催しました。
山口県では、障害の内容・特性や、障害のある方が困っていること、障害のある方への必要な配慮などを理解し、障害のある方への配慮やちょっとした手助けを行うことを目的とした「あいサポート運動」の推進が行われており、障がいがある人もない人も、みんなが暮らしやすい社会を一緒に作っていく仲間を「あいサポーター」と呼んでいます。
今回の「あいサポーター研修会」は小学生から大人まで、計37名が参加し、いろいろな障害の特性や障害のある人が困っていること、障害のある人に必要なちょっとした手助けやお手伝いの方法について学びました。
障がいのある方のメッセージを聞いたり手話を学んだりして、理解を深めることができました。
2024.07.29
精神保健福祉コース3年次生の学びの様子です
前期の開講科目である「ソーシャルワーク演習A」において、学外より講師をお招きし、特別授業を実施しました。本科目は、精神保健福祉士として考え、行動できるようになることを目指して、精神保健医療福祉領域におけるソーシャルワークを展開するために求められる専門性の基礎を学ぶことを目的としています。全15回、30コマの授業の中で、2回実施した特別授業は、学生にとって最も大きく、印象に残る学びの機会となりました。
特別授業のテーマは、「精神保健福祉士を目指す学生に、知っておいてほしいこと」で、1回目は、精神科医療機関と障害福祉サービス事業所の精神保健福祉士の方々、2回目は、現在山口県においてピアサポートを広めていこうと活動している任意団体より3名の方々をお招きし、各々の立場から、日頃の活動や実践に基づいた講義をしていただきました。
各回の講義後には、学生の質問一つひとつに丁寧に答えていただきました。学生は、「精神保健福祉士の役割の幅広さ、魅力について知ることができました。お二人のお話に共通していた『想像力』の必要性について、これから様々なことに挑戦することを恐れず、多くの経験を積んで、自分の考えに奥行きを持たせられるようにしたいと考えています」(1回目)「お二人のリカバリーストーリーや、会長のピアサポート活動についてのお話を聞いて、人との関わりが重要であると学びました。自分が相手を傷つけてしまわないかと怖気づくのではなく、積極的に関わることが、自然に関係性を構築することへと繋がるのかもしれないと気付くことができました」(2回目)などの感想を述べていました。
特別授業は、学生自身の関心や視野を広げることのできる貴重な機会となりました。
5名の講師のみなさまには、心より感謝申し上げます。
2024.06.27
「おたまじゃくしの会」学生によるボランティア活動の報告です。
福祉系ボランティアサークルのひとつ、おたまじゃくしの会では、自閉スペクトラム症の子どもや、そのきょうだい児の余暇活動を支援しています。
6月9日(日)、子どもたちを大学に招き、体育館で新聞プールやトランポリンをしたり、周辺を散策したりしました。
保護者からは、「おたまじゃくしの会の活動をとても楽しみにしていました。」「普段できないことができて、とても嬉しかったと子どもが言っていました。子どもの無邪気で楽しそうな表情を見ることができて幸せです。」などの感想が聞かれました。
おたまじゃくしの会では、定期的にこのような活動を行っています。私たち学生は活動の中で、子どもたちとのかかわりを通して自閉スペクトラム症について理解を深め、一人一人に合わせたペースで接することの重要性等について学んでいます。
今後もサークルメンバーで協力し、子どもたちと過ごす時間がより充実したものとなるよう企画・運営していきたいと考えています。