社会福祉学科

2022.12.20

「2023年度精神保健福祉士養成課程オリエンテーション―第2回―」を実施しました

 12月9日(金)に、次年度より精神保健福祉士養成課程で学びたいと考えている2年生を対象に、標記オリエンテーションを実施しました。

 本年度は、8月5日に第1回目のオリエンテーションを実施し、今回は、その内容のふり返りと、1月に予定している本課程志望(エントリー)に関する説明がありました。

 当日は、本課程での学びに関心を寄せている2年生13名の参加があり、例年より少人数でしたが、3年次以降の学習の流れや、精神科医療機関と障害福祉サービス事業所における実習の概要についての話に、熱心に耳を傾けていました。

 参加学生にとって、本課程での学習内容を身近に感じ、今後の進路選択や、その可能性を考えてみる機会となった様子でした。

受講風景の写真

参加学生の受講風景①

受講風景の写真

参加学生の受講風景②

先輩による学習体験談の写真

先輩による学習体験談①

先輩による学習体験談の写真

先輩による学習体験談②

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第五走:清水 加奈子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第五走は、岡山合同法律事務所にて弁護士として勤務されている清水 加奈子さんです!

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 清水 加奈子(社会福祉学部 社会福祉学科 2001年度卒)
 岡山合同法律事務所勤務


~事務所にて、同じ事務所の先輩弁護士とともに(中央)~

 私は、現在、岡山県で弁護士をしています。山口県立大学を卒業後、法学部のある大学に編入学し、卒業後、公務員を目指すも不合格、一般企業に就職し社会人を経て法科大学院に入学、卒業し、司法試験合格・・・と、弁護士になるには、少し遠回りしたかもしれません。
 山口県立大学に入学したときは、弁護士になりたいとは全く思っていませんでした。山口県立大学で3年生のときに法学ゼミに入って、先生、先輩、同期の友人らに勉強の楽しさを教えてもらって、法学の面白さを知ったことがきっかけでした。
 弁護士になってからは、成年後見業務に力を入れています。成年後見制度とは、判断能力が衰えた人の法律行為を援助する制度です。成年後見業務では、福祉専門職の方と協働することも多く、山口県立大学で学んだことを思い出します。特に、演習や実習で学んだことは、貴重な経験です。山口県立大学で社会福祉を学んだことが、現在の自分の弁護士業務に大きな影響を与えていると思います。
 冒頭に、「遠回りをしたかも」と書きましたが、私は、遠回りしないと弁護士になれなかったと思います。失敗もたくさんしましたが、そのたびに家族・友人・先輩・先生方等、周りの方々が支えて励まし続けてくれました。そのときには失敗だと思っていても、後から思うとそれが転機だったと感じることも少なくありません。ですので、受験生、在校生の皆さんには、そのときそのときを大切に頑張っていってほしいと思います。結果はどうあれ、次の道に必ずつながっていくと思います。

2022.12.08

保育士資格取得を目指す学生の交流会が行われました

 社会福祉学部では、保育士資格取得を目指す学生の支援が行われています。 その支援の一環として、11月9日(水)に、保育士資格取得したい学生や興味のある学生に向けて、保育士資格試験を実際に受験した学生が体験談を話すとともに、グループにわかれて先輩に質問をしたりする学生交流会が行われました。 グループワークでは、勉強法や練習方法など具体的な質問をしながら、交流を深めていました。

 参加した、保育士資格取得を目指している学生は、「当日の雰囲気や勉強方法を詳しく知ることが出来、私も頑張ろうと思った。」「保育士試験について不安や心配なことについて先輩の話が聞くことが出来てよかった。」との感想を述べていました。 また、保育士資格試験を実際に受験した学生は、「自分自身一人で勉強していたので、このような会があって良いと思った。」「自分も保育士についてもう一度考えるきっかけになった。」との感想を述べていました。

 今後に活かすことのできる多くの学びを得る貴重な機会となったようでした。

交流会の様子の写真

2022.11.15

精神保健福祉士養成課程3年生の特別企画を実施しました

11月7日の「ソーシャルワーク実習指導Ⅳ」の授業で、標記プログラムを実施しました。

当日は、本学卒業生の就職先である医療法人社団更生会さまより、4名のソーシャルワーカー(精神保健福祉士・社会福祉士)の方々にご来学いただきました。前半は、まず、地域生活部ワークネクストの藤田さんより、「今後のソーシャルワーク実習へのこころ構えと将来を見据えて」というテーマでご講義をしていただきました。その後、3名の卒業生が加わって、質疑応答の時間を設けていただき、現場で蓄積された精神保健福祉士、社会福祉士の実践について、2年目、3年目、10年目といった先輩各々のソーシャルワーカーとしての豊かな成長に基づいたお話をうかがうことができました。

特別企画の終了後はふり返りのグループワークを行い、学生より、「その人としてかかわり、その人のリカバリーを目指す支援が重要であること」「失敗を恐れずに、利用者さんの経験から学ぶことや新たな挑戦が大切であること」などの多くの学びが挙げられました。精神保健福祉士の役割、姿勢、価値についての実践的なお話を通して、今後の見学および現場実習に向けた動機や取り組むべき課題が明確になる、有意義な機会となりました。

藤田さんご講義の写真
藤田さん(精神保健福祉士・社会福祉士)のご講義の様子です。
質疑応答の写真
「卒業した先輩に色々聞いてみよう」(質疑応答)の様子です。
学生が質問をする写真
学生が質問をしている様子です。

2022.11.15

精神保健福祉士養成課程4年生によるソーシャルワーク実習Ⅲ・Ⅳ(精神保健福祉 援助実習)報告会を開催しました

 10月17日(月)13時より、昨年同様に遠隔システムを併用して、実習指導者のみなさまと大学を繋いで標記報告会を開催しました。

 本年度は、未だ続くコロナ禍の中で、精神科病院では2月から8月まで、障害福祉サービス事業所では5月から9月までの長きにわたって19名の学生を受入れ、ご指導をいただきました。実習指導者のみなさまに、この場を借りて心よりお礼申しあげます。

報告会が始まる様子の写真

 当日は、学生が4つのグループに分かれて、各自の実習体験をグループで共有し、ディスカッションを重ねて得られた成果について発表しました。

グループの発表の写真1
グループの発表の写真2

 4年生代表による「おわりのあいさつ」では、「実習を通して、疾患を有する方々のストレングスや生活のしづらさ、精神保健福祉士の視点や姿勢、自己の課題に気づき、学びを深めることができました。今後もご本人やご家族と共に歩むことができる精神保健福祉士を目指して学び続けたいです」と、笑顔で、力強く述べていました。

 3年生からは、「座学での学びを、実体験を通して理解していくことができるのが実習であると思いました」「利用者の方を理解するためにも、自分自身をふり返るためにも、常に疑問をもつということの大切さを忘れずに、実習を行う中で新たな学びや課題を見つけていきたいと思いました」との感想が聞かれました。

グループの発表の写真2

 ご参加いただいた11機関12名の実習指導者の方々より、あたたかいコメントや事後指導をいただき、4年生にとって大きな励ましとなるとともに、後輩の3年生17名にとっても実習への動機と期待が高まる貴重な機会となりました。