2019年5月

サテライトカレッジ「古代・中世の山口」を開催しました

 令和元年5月18日(土)宇部市学びの森くすのきでサテライトカレッジを開催しました。今回は、「山口県の歴史と文化」をテーマに2回行う講義の第1回目で「古代・中世の山口」と題して本学文化創造学科の渡邉滋准教授が受講者33名に対して講義を行いました。

 この講座では、前近代における「厚狭郡」(現在の宇部市、山陽小野田市、下関市の東端にあたる地域)を対象として旧石器時代から鎌倉・南北朝時代までについて、史料や文献から読み取れることを時代ごとに項目を挙げて解説がありました。
 例えば、現在の宇部市にて、貨幣制度が成立する以前の弥生土器の中から世界的にも類を見ないほど大量の古代中国の銅銭が発掘されたことや、古代(古墳~平安時代ごろ)の史料に厚狭から税の一部が銅で納められていたとの記述があることなどを示し、この地域に古くから金属の精錬加工に関する技術拠点があり、古銭は青銅器鋳造の材料として集められた可能性が高いといった話がありました。これは当時の日本においてかなり高度なレベルの技術だったとのことです。
 他にも、「厚狭」という地名についての説明や信仰、政治および地理など講義の内容は多岐にわたりました。
 最後に厚狭郡の有力者であった厚東氏と山口を拠点としていた多々良氏との政治的立場の違い、勢力の変遷と厚東氏の滅亡までの解説で講座はしめくくられました。

 受講生からは「地名の話など、いままで知らなかったことを知ることができて面白かった」「古代から中世までの歴史を総括的に学べた。いままでこういった一般向けの講義はあまりなかった」といった感想が聞かれました。
 講義中に紹介されたこともあり、終了後、多くの受講生が会場施設内にある博物館で出土品の展示を改めて関心深げに見入っていました。

「学内インターンシップフェア」を開催しました

 5月16日(木)6限目に、全学教育科目である「インターンシップ」の時間を利用して「学内インターンシップフェア」を開催しました。山口県内の企業のインターンシップ情報誌を発行している株式会社Kirara Marketing(きららマーケティング)と連携して行ったイベントで、山口県内の企業17社が参加しました。学生も、「インターンシップ」を受講している2・3年生を中心に、90名あまりが参加しました。
 前半の時間は、全体会で各企業について簡単な紹介が行われました。学生たちは各企業のPRポイントに耳を傾けていました。
 後半は企業ごとのブースに分かれて、学生が興味を持った企業について、インターンシップの内容などについて詳しい説明を受けました。


 企業の方から直接お話が聞ける貴重な機会となり、学生たちは夏のインターンシップに向けて、企業について考える良い機会となったようです。

食べもののひみつ大発見!ゴハンジャーとわくわくスタンプラリー☆

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 5月19日(日)に、山口県児童センターに遊びに来た幼児~小学2年生までを対象とした食育活動「食べもののひみつ大発見!ゴハンジャーとわくわくスタンプラリー☆」を企画し、4つの食べ物クイズを行いました。

受付

 受付で1つ1つのクイズごとにスタンプを押してもらえるスタンプラリーカードを渡しました。

触って当てようクイズ

 中身が見えないように工夫した「はてなボックス」を使って食べ物に触ってもらい、何が入っているのかを当ててもらいました。

断面当てクイズ

 普段見ない角度から切った食べ物の写真を見て、何の食べ物か当ててもらいました。

 

いつの食べもの?ゲーム

 自分が好きな食べ物のカードを選んで釣り竿で釣り、その食べ物の旬の季節を答えてもらいました。

においで当てようクイズ

 すりおろしたり刻んだり潰したりした食べ物のにおいを嗅いで、何の食べ物かを答えてもらいました。

ゴール

 受付でもらったスタンプラリーカードのスタンプが集まったら最後のゴールに行き、「たべものマスター」に認定しました。子供たちが嬉しそうに「たべものマスター」の認定証を持って帰る姿をみて微笑ましくなり、食べ物への興味・関心をもってもらうきっかけになれば嬉しいと思いました。これからも"地域の子供たちに愛されるゴハンジャー"を目指して、様々な企画を考えていきたいです。

2019.05.09

椹野川河口干潟再生活動2019に地域共生演習a履修生が参加しました

 2019年4月20日(土)、「地域共生演習a」の履修生15人が椹野川河口干潟再生活動(椹野川流域連携促進協議会・山口県漁業協同組合吉佐支店山口支所主催)に参加しました。この干潟再生活動に参加するのは、今年で3年目になります。

 午前中は旧山口県漁業協同組合吉佐支店山口支所で、椹野川の恵みを味わう試食会と募金活動の手伝いを実施しました。このイベントは本学だけでなく、水産大学校、山口大学および協賛企業や一般参加者も協力しての活動です。履修生たちは、3グループに分かれて、あさり汁の配布、山菜の天ぷら作り、受付と鮎飯の販売のお手伝いをしました。


あさり汁の配布のお手伝い

 午後は、本学の先輩でもある県職員の方のご指導の下、あさり再生活動として、被覆網の整理・交換、参加者に配布するあさりを取るための潮干狩りが行われました。緑色になっているのは、使用済みの藻のついた被覆網です。これを新しいものに交換します。


被覆網を交換する意味を勉強する

 ここ山口湾は、現在では生息地が激減したため、絶滅危惧Ⅰ類とされているカブトガニも生息している珍しい地域の一つであり、実際にカブトガニに触ることもできました。


カブトガニを見る学生たち


カブトガニ

 被覆網の交換は、他のチームが耕耘した干潟の上に、四人一組となって網をかぶせ、周囲を鉄の杭で止める作業です。


耕耘された上に網を張る


杭は足で踏んで埋め込む

 被覆網の交換終了後は、参加者に配布するためのアサリ取りをしました。あさりの保護のため、3センチ以下のアサリを取らないよう、配布された「アサリカード」と見比べながらの作業です。4月に例年よりも寒い日々が続いたせいか、なかなか大きいアサリは見つかりません。全員で必死にアサリを掘り、なんとかバケツ一杯のアサリを収穫しました。



 最後に全員で記念撮影を行い、無事1日の作業を終了しました。お土産にアサリもいただきました。