椹野川河口干潟再生活動2019に地域共生演習a履修生が参加しました


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2019.05.09

 2019年4月20日(土)、「地域共生演習a」の履修生15人が椹野川河口干潟再生活動(椹野川流域連携促進協議会・山口県漁業協同組合吉佐支店山口支所主催)に参加しました。この干潟再生活動に参加するのは、今年で3年目になります。

 午前中は旧山口県漁業協同組合吉佐支店山口支所で、椹野川の恵みを味わう試食会と募金活動の手伝いを実施しました。このイベントは本学だけでなく、水産大学校、山口大学および協賛企業や一般参加者も協力しての活動です。履修生たちは、3グループに分かれて、あさり汁の配布、山菜の天ぷら作り、受付と鮎飯の販売のお手伝いをしました。


あさり汁の配布のお手伝い

 午後は、本学の先輩でもある県職員の方のご指導の下、あさり再生活動として、被覆網の整理・交換、参加者に配布するあさりを取るための潮干狩りが行われました。緑色になっているのは、使用済みの藻のついた被覆網です。これを新しいものに交換します。


被覆網を交換する意味を勉強する

 ここ山口湾は、現在では生息地が激減したため、絶滅危惧Ⅰ類とされているカブトガニも生息している珍しい地域の一つであり、実際にカブトガニに触ることもできました。


カブトガニを見る学生たち


カブトガニ

 被覆網の交換は、他のチームが耕耘した干潟の上に、四人一組となって網をかぶせ、周囲を鉄の杭で止める作業です。


耕耘された上に網を張る


杭は足で踏んで埋め込む

 被覆網の交換終了後は、参加者に配布するためのアサリ取りをしました。あさりの保護のため、3センチ以下のアサリを取らないよう、配布された「アサリカード」と見比べながらの作業です。4月に例年よりも寒い日々が続いたせいか、なかなか大きいアサリは見つかりません。全員で必死にアサリを掘り、なんとかバケツ一杯のアサリを収穫しました。



 最後に全員で記念撮影を行い、無事1日の作業を終了しました。お土産にアサリもいただきました。