文化創造学科

2023.10.13

文化創造学科 生活道具演習にて、「ながとブルーエンジェルス」のノベルティグッズをデザインします

今年度、文化創造学科の後期の授業の1つである生活道具演習にて、山口県長門市を本拠地とする7人制女子ラグビーチーム「ながとブルーエンジェルス」のノベルティグッズをデザインすることになりました。

これは、「ながとブルーエンジェルス」のメインスポンサーである、ヤマネ鉄工建設株式会社の受託研究として行われます。

初回、10月5日(木)には、「ながとブルーエンジェルス」の選手の方々が説明に来られ、学生たちは、7人制ラグビーについての理解を深めるとともに、実際に選手の方々に質問をしながら、ノベルティのイメージを膨らませていきました。

生活道具演習の様子1
生活道具演習の様子2
生活道具演習の様子3
生活道具演習の様子4

学生からは、「チームのユニフォームに込められた意味」や「これまで一番困難だったこと」などたくさんの質問が飛び交いました。

最後に、「ながとブルーエンジェルス」の選手の方々によるパスを実演していただき、学生にとって、とても貴重な経験となったようです。

生活道具演習の様子5
生活道具演習の様子6

集合写真

2023.07.14

「ライティング・コンシェルジュ」を再開しました

文化創造学科では、2・3年次生が1年次生の文章作成に関するピア・サポート(相互学習支援)を再開しました。

大学では、学びの成果をアウトプットする手段として、ライティングスキルが求められます。

7月に入ると、1年次生が初めてのレポート課題に戸惑うこともあります。

そこで、学年の近い先輩たちが、自分たちの経験を活かして、学生目線での支援しようというわけです。

しばらく中断していました「ライティング・コンシェルジュ」の活動もやっと再開できるようになり、支援者としての学生スタッフにもよい学びの機会となりそうです。

「ライティング・コンシェルジュ」の様子1
「ライティング・コンシェルジュ」の様子2

2023.03.10

地域文化創造論研究室の学生5名が「第17回ひとづくり・地域づくりフォーラムin山口」に参加しました

 2月18日(土)に、本学 国際文化学部 文化創造学科 地域文化創造論研究室の学生5名が、公益財団法人 山口県ひとづくり財団主催の「第17回ひとづくり・地域づくりフォーラムin山口」に参加しました。
 「ひとづくり・地域づくりフォーラム」とは、先進的な実践事例の発表や講義・演習、交流を通して、地域課題の解決を担う人材の育成と地域での実践活動につなげることを目的として開催されています。

 この日、学生は「提案!大学生が考える「若者がおもわず地域に惚れこんでしまう仕掛け」」というテーマで発表を行いました。地域文化創造論研究室にて、学生が日々活動している取組みの中から、それぞれ2つの事例を紹介しました。

 

【事例1】「ときめく」を地域に創り出す

 主に阿武町をフィールドに実践しました。消滅可能性都市に数えられる過疎化が進む地域の問題を解決するため、阿武町の絶景を味わうことができるユニークな講座を観光コンテンツとして提案し、地域外から来訪者を呼び込む仕組みを考案しました。この活動は、「2022年度キャンパスベンチャーグランプリ中国大会」で中国経済産業局長賞を受賞しました。

【事例2】「味見する」を広める取り組み

 主に下松市をフィールドに実践しました。まずは県内屈指の「ものづくりの街」として知られる下松市が、「観光対象」として、さらには「暮らして楽しい街」として認知してもらうため、「味見(来訪体験)」を促す動画を作成します。特産のレモンが使われたサイダーを「飲む」、美しい海と共にパエリアを「食べる」、着物を着て「散策する」など、とくに若い女性層も気軽に楽しめるコンテンツをミックスさせたPRムービーで、これまでにないスタイルで下松市の魅力を発信していきます。

 参加した学生からは、「今回の発表を通して、多くの人に関心を持って貰えたことを受け、改めてこの1年の活動は地域の知られていない魅力を伝えることに繋がったと感じる。今後も大学生としての視点を大切にしながら、地域とともに様々な取組みに挑戦していきたい」と、さらなる活動の発展を目指す意気込みを聞くことができました。

発表者5名の写真

【卒業生バトン(文化創造学科)】第十走:武永 佳奈さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第十走は、馬場 裕之さんよりバトンを受け取った倉敷市立短期大学 服飾美術学科にて講師として勤務されている、武永 佳奈さんです!

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 武永 佳奈(国際文化学部 文化創造学科 2010年度卒)
 倉敷市立短期大学 服飾美術学科勤務


 ~【仕事中の様子】学生に服作りを教えています。~

 高校時代から服が好きだった私は、中国地方でファッションが学べる四年制大学を求め、山口県立大学に入学しました。
 在学中は、昨年ご退職された水谷先生の指導のもと、企画・デザイン研究室に所属し、ファッションショーの企画や運営に力を入れました。その他にも中山間地域の活性化プロジェクトとして、山口市徳地地域に出向き、地域で受け継がれていたモンペをリデザインした作品や徳地手漉き和紙を使ったものづくりを行ったことも思い出です。
 文化創造学科では、幅広くデザインについて学びます。その経験を活かし、同学の大学院へ進学、大学院修了後はファッションブランドの個人事業を立ち上げ、起業しました。イベント企画なども仕事とし、地域資源であるデニムを使ったコンテストの運営なども行いました。そうした経緯から、ジーンズの産地である倉敷の短大へ講師として勤めることになりました。
 現在は、倉敷市立短期大学の服飾美術学科で「服飾造形実習」やデニムについて学ぶ「デニム学」などの授業を教えています。大学での学びが大きく活かされています。
 次にバトンを渡すのは、大学時代、夜遅くまで被服室で製作をしていることが多かった私と同じく、木工室で遅くまで作業をしていたことで出会い意気投合した、飛鳥ちゃんです。

 
~【大学時代の思い出の写真】軽音サークルに所属していました。大学祭や地域のライブハウスでライブをしていました。(一番左)~

2023.01.30

「2022キャンパスベンチャーグランプリ中国」で、 本学の学生チームが 「特別賞 中国経済産業局長賞」受賞!!

 2022年度 キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)中国大会で、本学文化創造学科 地域文化創造論研究室3年生 3名のチームが「特別賞 中国経済産業局長賞」を受賞しました。

授賞式の様子の写真

(左から)藤尾さん、弘實さん、藤谷さん

 キャンパスベンチャーグランプリとは1999年に大阪で開催されたのが始まりで、現在、全国8地域(北海道、東北、東京、中部、 大阪、中国、四国、九州)で展開されています。キャンパスベンチャーグランプリ出場をきっかけに起業して活躍している先輩も多く、"学生起業家の登竜門"として知られています。

受賞を本学学長に報告しました

 受賞者3名は、119件の応募の中から、上位9チームによる本選を経て特別賞を受賞!1月19日(木)広島市での授賞式に出席し、その後、20日(金)に本学学長に受賞を報告しました。

学長へ報告の様子の写真

 今回受賞したプラン名は、「Hello new ABU&ME!~地域も私もアップデートしよ?~」。これは、阿武町の豊かな自然環境を活かしながら従来にないユニークな講座を開設していくことで、地域外から来訪者を呼び込み、受講生も地域も共に新たな発展をめざしていこうとする構想です。
 提案する講座には、絶景のなかでアフタヌーンティーを愉しむものや、地元漁師とともに海の幸を獲り、調理体験するといったプログラムが含まれ、誰もが阿武町の地域資源を再認識できるよう工夫されています。

受賞された3名にお話を伺いました!

応募されたプランの概要を教えてください。

阿武町は消滅可能性都市に数えられている、過疎化が進む地域です。そんな地域の問題を解決する目的もあり、阿武町への移住を促すため、20代30代の女性に向けた講座を開設します。 阿武町を訪れた人がその魅力を体感できるよう、絶景の中で、地域資源を活用したワークショップなどを行う体験型の講座をいくつか考案しました。それに加え、阿武町に直接来られない遠方の方たちに向けて、サブスクリプション型の動画配信サービスにて講座も提供するといったビジネスプランです。

なぜ阿武町のプロジェクトを立ち上げようと思われましたか?

阿武町を訪れた際に、海を見て「すごく綺麗だなあ」と感動したのが最初のきっかけです。そういった魅力あふれる阿武町をみなさんに知っていただくためにも、地域資源を活用して何かできないかと考え、今回のプランを考案しました。

プランを作り上げるなかで、苦労したことや大変だったことはありますか?

まず何ができるのか、ゼロから自分たちで作り上げなければいけません。また同時にそれをビジネスとして成り立たせるため、お金の流れについてもプランを考えなければならないのが、大変でした。

うれしかったことや、やって良かったと思うことは何ですか?

まずはこのように、賞をいただけたことです。そしてそれは、私たちが感じた阿武町の魅力を多くの人に受け入れてもらえたり、知ってもらえたからだと思います。また、プランの制作を通して、阿武町の方々とふれあえたこともうれしかったです。

最後に、賞を受けての感想をお願いします。

藤尾:私はプロジェクトをきっかけに阿武町を初めて訪れましたが、とても景色がきれいで、地域の方々も優しく、感動しました。そういった阿武町の魅力を、賞の受賞ということを通して審査員の方や色々な方に知ってもらえたことがうれしいです。

藤谷:3人の頑張りや、地域の方をはじめ、先生方やゼミのみんなの協力が認められ、賞という形に残すことができ、とても嬉しいです。私は以前より阿武町を訪れたことはありましたが、今回のプランを考えるにあたり、阿武町の魅力を再発見できたのも良かったです。

弘實:私たちは今後もこのプランを改良していき、阿武町での活動をぜひ続けていきたいなと考えています。

学長へ報告の様子の写真

 受賞された3名のみなさま、このたびはおめでとうございます!今後も大学生の活躍から目が離せません!