文化創造学科

【卒業生バトン(文化創造学科)】第六走:平島 彩華さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第六走は、冨川 翔子さんよりバトンを受け取った特定非営利活動法人 NPO萩みんなの図書館にて司書として勤務されている、平島 彩華さんです!

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 平島 彩華(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
 特定非営利活動法人 NPO萩みんなの図書館勤務

 ~仕事風景の写真(2018年のお話会の様子です)~

 名前からは何をしているのか想像しにくい文創。「文化創造学科出身です」と話すと、高確率で「何を学ぶところなの?」と尋ねられます。
 そんな謎に包まれた学科で、私は日本文化系(現在の日本文化コース)を選択し、図書館情報学研究室に所属していました。ゼミでは「図書館の自由に関する宣言」で示されている事柄をテーマに発表を行い、近隣図書館のイベントのお手伝いや学生ライブラリアンなどを通して、常に図書館や本に関わる毎日でした。仲間たちと鼓舞激励しながら、図書館司書資格と学芸員資格を取得することができました。
 地元で文学や図書館について学びたい、という気持ちから選んだ県立大で、個性溢れる先生方や友人と出会い大いに刺激を受けました。日本文化系選択ではありましたが、企画プロデュース系(現在のデザイン創造コース)の授業も興味深く、楽しく受講しました。奇抜な仮装が大集結したハロウィンの教室風景は今でも忘れられません。
 資格を活かし、現在はお隣萩市の萩市立萩図書館で、NPO萩みんなの図書館の職員として働いています。萩図書館は萩市とNPOの協働運営で、私はカウンター業務やレファレンス、相互貸借や電子図書館などさまざまな仕事を担当しています。大学1年の頃に宿泊オリエンテーションで訪れた地でもある萩市で働いていることに、縁を感じます。
 人見知りの私にもたくさん話しかけてくれる文創のみなさんや先生方が大好きです。コロナ禍で厳しい状況が続きますが、またみなさんにお会いできる日を心待ちにしています。



~ゼミ研修旅行では国立国会図書館関西館へ行きました。広大な書庫の中を見学させていただき、貴重な思い出です~

【卒業生バトン(文化創造学科)】第五走:冨川 翔子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第五走は、冨川 碧生さんよりバトンを受け取ったあさひ製菓株式会社にて勤務されている、冨川 翔子さんです!

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 冨川 翔子(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
 あさひ製菓株式会社勤務

 ~仕事風景の写真~

 デザインと文学どちらにも興味があった私は、山口県立大学では両方学べると聞き、オープンキャンパスや模擬授業に行きました。そこで「デザインとは"de-sign"つまりサインである」と教わり、デザインの捉え方が変わったことや、この教授の講義を受けたい!と思ったことから、入学を決めました。
 在学中は、企画プロデュース系で学ぶと共に、教員免許も取得しました。絵やグラフィックデザインだけでなく、服飾やプロダクト、フィールドワーク型の講義もあり、多くの事に興味がある私にはぴったりの大学だったと思います。
 現在は、お菓子の会社でデザインと企画の仕事をしています。自分の絵をパッケージにすることが一つの夢でしたが、昨年「月でひろった卵のクリスマスパッケージを作るから絵を描いてほしい」と社長から依頼され、叶えることができました。
 大学時代に、デザインをする上でターゲットやコンセプトを考えたことや沢山の作品を見た経験は勿論ですが、様々な人や価値観に出会ったことで楽しむ力・自由にアイデアを出す力が身に付き、今の仕事に役立っています。
 卒業制作に行き詰まった時、キノコ探しをしようと一緒に散歩をした友人達や、「見つけたから買ってみたんよ」とゼミ生全員にリコーダーを渡し、一緒に吹いてくださった教授など、楽しい人に囲まれた4年間でした。個性的で面白い文創のみんなが大好きです。また会える日を楽しみにしています!



~京都の三十三間堂で行われる通し矢に参加した時の写真(右から3番目の赤い着物、緑の袴)~

2022.02.09

「地域デザイン展2022」が開催されました

 文化創造学科では、地域の文化・資源の振興をテーマとして、地域が育んできた暮らしと文化を探り、「地域に眠るチカラ」をカタチにしていく「地域デザイン」に関する教育・研究を行ってきました。
 今年の地域デザイン実習のテーマは、「地域の未来と新技術 -手仕事とデジタルの出会い- 」でした。「山口県内の地域資源を活用すること」を課題として、学生がデザインを試みました。
 毎年、その成果発表の場として、「地域デザイン展」を開催し、作品展示等を行っておりましたが、今年度は残念ながら新型コロナウイルス感染症対策のため、学内限定(2月7日~2月8日)で行いました。
 2月4日には、学内と学外の大学関係者向けに「地域デザイン展2022」で展示した作品のプレゼンテーションを行い、多彩なアイデアの発表を行いました。
 作品プレゼンテーションでは、地域デザイン実習の発表と併せて、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)にて、1年間株式会社田村ビルズ様と取り組んできた成果発表や、大学院生の研究成果である「山口陶漆器におけるデジタル加工」などについての発表もありました。
 「地域デザイン実習」の展示作品の中には、山口県内の各市をPRすることを目的とした「山口県産おみやげ袋」や、山口県産米を活用した贈答用ブランド「山口米」を考案し、そのパッケージやロゴなどを制作した学生もおり、学生ならではの視点で山口県の「地域資源」について考え、デザインすることができたようです。

【「地域デザイン展2022」の様子】







【作品プレゼンテーションの様子】



2022.01.28

「大学生観光まちづくりコンテスト2021」にて優秀賞受賞!

 文化創造学科 地域文化創造論研究室の3年生6名のチームが、「大学生観光まちづくりコンテスト2021」(ニューノーマルステージ)において、見事予選通過を果たし、優秀賞(15位以内確定)を受賞しました。
 これよりいよいよ"日本一"のアイディアを決める本選です。
 感染症の拡大から、動画プレゼンで審査が行われますが、先日、無事、動画を提出しました。
山口県阿武町をテーマに「アブルフィ海岸に恋をして」という企画名で挑戦しています。
 これは、同地での人口減少(とくに女性層)が続く対策として、観光を通じて「阿武に虜になる=恋をする女性」を増やそうというプランです。

審査結果等はこちら

【卒業生バトン(文化創造学科)】第四走:冨川 碧生さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第四走は、稲留 公平さんよりバトンを受け取ったアースウォーカートレーディング株式会社にて勤務されている、冨川 碧生さんです!

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 冨川 碧生(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
 アースウォーカートレーディング株式会社勤務

 ~本社で仕事中~

 山口県に生まれ、山口県をこよなく愛する冨川です。
 萩市に生まれ育った私は高校卒業までほとんど県外に出たことがなかったため、第三走の稲留君とは逆で、慣れ親しんだ県内でないと生きていけないと思っていました。高校3年生になっても将来自分が何をしたいか明確に決まっておらず、親や先生にはかなり迷惑をかけましたが、最終的にはプロダクトデザインを学びながら、教員免許を取得できました。
 社会人になってからは、ギフト会社で中元歳暮・ギフトカタログの制作ディレクションを行いました。大学で学んだデザインや配色の知識、制作に関するアプリケーションの知識などが活きる業務内容でしたし、県立大との産学連携の担当者となり、自分がいた研究室の先生・学生と新しい商品の開発を行なったりと、仕事をしながらも県立大との繋がりがありました。今は別の会社に転職し、営業として働いていますが、提案書やプレゼン資料の作成にはこれまでの学びが活きています。
 高校までは萩市の狭い空間・狭い文化でしか生きてこなかったので、他県から入学してきた友人や個性のある先生・先輩との関わりは、自分の常識を広げてくれました。いろんな考えを持つ人と出会えたのが、県立大に入ってよかったことかなと思います。
 私事ですが、2年前に結婚をしました。相手は同じく文化創造学科の同級生で、次はそちらの冨川さんに書いてもらいますので、お楽しみに!


~デザイン交流でフィンランドへ 北極線をまたぐ~