文化創造学科

【卒業生バトン(文化創造学科)】第七走:村田 京香さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第七走は、平島 彩華さんよりバトンを受け取った株式会社フォリウムにてインターネットリサーチのディレクターとして勤務されている、村田 京香さんです!

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 村田 京香(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
 株式会社フォリウム勤務

 ~仕事中の様子~

 山口生まれ、山口育ちの私は、将来山口県に貢献できるような仕事に就きたいと思い、オープンキャンパスで地域文化創造論研究室の斉藤先生の模擬講義を受け、「絶対ここに入りたい!」と熱望したのがきっかけでした。
 大学では、無事斉藤ゼミに所属することができ、商工会議所や地域団体の方々と地域おこしのためのイベントやツアーを企画・実施したり、吹奏楽団BLAZEで地域のお祭りに参加したりと地域に深く入り込んだ大学生活を送ることができました。
 また、大学がプロジェクトを支援する「YPUドリーム・アドベンチャー・プロジェクト」を活用して、東日本大震災のボランティアサークルの立ち上げや地域の子どもたちとのハロウィンイベントを実施しました。「県大はやりたいことを実現させてくれるところ」だと私は思っています。
 社会人になってからは、山口県内の新聞社で、広告の営業~取材~原稿作成などを行っていました。大学で学外の方とかかわる機会が多かったこともあり、基本的なコミュニケーション能力やビジネスマナーが入社時にはすでに身についていたので、業務に慣れることに集中することができました。
 現在は、新聞社を離れ、インターネット上で行うアンケート運用のディレクション業務や、前職の経験を活かし、広報業務も兼務しています。今でも大学と繋がる機会があり、業務の1つとしてあった山口県内の観光地での街頭調査に県大生にも参加してもらったり、ゼミの時間に呼ばれてお邪魔したりしています。その縁から、今年度から私の会社が大学にて特別講義を行うことも決定しました。
 今でも先生方をはじめ、同級生や先輩後輩と一緒に仕事をしたり、遊んだりすることが多いので、大学でのつながりは一生ものだと思っています。またいつかみんなで集まれる日を楽しみにしています!



~大学時代:吹奏楽団BLAZEにて(1列目右から3番目)~

2022.04.27

文化創造学科 新1年生に、山口県観光の「スターターキット」が配布されました

 4月22日(金)文化創造学科1年生の「地域文化論」の授業にて、山口県観光スポーツ文化部観光政策課より、県内各地の観光情報を盛り込んだパンフレット等をワンセットにした「スターターキット」を提供していただきました。



 「スターターキット」は、4年前から提供していただいており、資料の中には、観光マップや、各地の温泉、観光列車などを紹介する資料、文化イベント情報などが盛り込まれています。
 22日の授業では、観光政策課の畠田幸一郎さんから「観光のV字回復に向けた取り組み」「文化観光の推進」など山口県の観光行政についてお話をしていただき、学生の理解も深まったようでした。





 学生からは、「山口市が地元だが、あまり観光はしたことがないので、温泉などに行ってみたいと思った」「県外から友達が遊びに来た際に案内できるようになりたい」などの感想がありました。

【卒業生バトン(文化創造学科)】第六走:平島 彩華さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第六走は、冨川 翔子さんよりバトンを受け取った特定非営利活動法人 NPO萩みんなの図書館にて司書として勤務されている、平島 彩華さんです!

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 平島 彩華(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
 特定非営利活動法人 NPO萩みんなの図書館勤務

 ~仕事風景の写真(2018年のお話会の様子です)~

 名前からは何をしているのか想像しにくい文創。「文化創造学科出身です」と話すと、高確率で「何を学ぶところなの?」と尋ねられます。
 そんな謎に包まれた学科で、私は日本文化系(現在の日本文化コース)を選択し、図書館情報学研究室に所属していました。ゼミでは「図書館の自由に関する宣言」で示されている事柄をテーマに発表を行い、近隣図書館のイベントのお手伝いや学生ライブラリアンなどを通して、常に図書館や本に関わる毎日でした。仲間たちと鼓舞激励しながら、図書館司書資格と学芸員資格を取得することができました。
 地元で文学や図書館について学びたい、という気持ちから選んだ県立大で、個性溢れる先生方や友人と出会い大いに刺激を受けました。日本文化系選択ではありましたが、企画プロデュース系(現在のデザイン創造コース)の授業も興味深く、楽しく受講しました。奇抜な仮装が大集結したハロウィンの教室風景は今でも忘れられません。
 資格を活かし、現在はお隣萩市の萩市立萩図書館で、NPO萩みんなの図書館の職員として働いています。萩図書館は萩市とNPOの協働運営で、私はカウンター業務やレファレンス、相互貸借や電子図書館などさまざまな仕事を担当しています。大学1年の頃に宿泊オリエンテーションで訪れた地でもある萩市で働いていることに、縁を感じます。
 人見知りの私にもたくさん話しかけてくれる文創のみなさんや先生方が大好きです。コロナ禍で厳しい状況が続きますが、またみなさんにお会いできる日を心待ちにしています。



~ゼミ研修旅行では国立国会図書館関西館へ行きました。広大な書庫の中を見学させていただき、貴重な思い出です~

【卒業生バトン(文化創造学科)】第五走:冨川 翔子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第五走は、冨川 碧生さんよりバトンを受け取ったあさひ製菓株式会社にて勤務されている、冨川 翔子さんです!

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 冨川 翔子(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
 あさひ製菓株式会社勤務

 ~仕事風景の写真~

 デザインと文学どちらにも興味があった私は、山口県立大学では両方学べると聞き、オープンキャンパスや模擬授業に行きました。そこで「デザインとは"de-sign"つまりサインである」と教わり、デザインの捉え方が変わったことや、この教授の講義を受けたい!と思ったことから、入学を決めました。
 在学中は、企画プロデュース系で学ぶと共に、教員免許も取得しました。絵やグラフィックデザインだけでなく、服飾やプロダクト、フィールドワーク型の講義もあり、多くの事に興味がある私にはぴったりの大学だったと思います。
 現在は、お菓子の会社でデザインと企画の仕事をしています。自分の絵をパッケージにすることが一つの夢でしたが、昨年「月でひろった卵のクリスマスパッケージを作るから絵を描いてほしい」と社長から依頼され、叶えることができました。
 大学時代に、デザインをする上でターゲットやコンセプトを考えたことや沢山の作品を見た経験は勿論ですが、様々な人や価値観に出会ったことで楽しむ力・自由にアイデアを出す力が身に付き、今の仕事に役立っています。
 卒業制作に行き詰まった時、キノコ探しをしようと一緒に散歩をした友人達や、「見つけたから買ってみたんよ」とゼミ生全員にリコーダーを渡し、一緒に吹いてくださった教授など、楽しい人に囲まれた4年間でした。個性的で面白い文創のみんなが大好きです。また会える日を楽しみにしています!



~京都の三十三間堂で行われる通し矢に参加した時の写真(右から3番目の赤い着物、緑の袴)~

2022.02.09

「地域デザイン展2022」が開催されました

 文化創造学科では、地域の文化・資源の振興をテーマとして、地域が育んできた暮らしと文化を探り、「地域に眠るチカラ」をカタチにしていく「地域デザイン」に関する教育・研究を行ってきました。
 今年の地域デザイン実習のテーマは、「地域の未来と新技術 -手仕事とデジタルの出会い- 」でした。「山口県内の地域資源を活用すること」を課題として、学生がデザインを試みました。
 毎年、その成果発表の場として、「地域デザイン展」を開催し、作品展示等を行っておりましたが、今年度は残念ながら新型コロナウイルス感染症対策のため、学内限定(2月7日~2月8日)で行いました。
 2月4日には、学内と学外の大学関係者向けに「地域デザイン展2022」で展示した作品のプレゼンテーションを行い、多彩なアイデアの発表を行いました。
 作品プレゼンテーションでは、地域デザイン実習の発表と併せて、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)にて、1年間株式会社田村ビルズ様と取り組んできた成果発表や、大学院生の研究成果である「山口陶漆器におけるデジタル加工」などについての発表もありました。
 「地域デザイン実習」の展示作品の中には、山口県内の各市をPRすることを目的とした「山口県産おみやげ袋」や、山口県産米を活用した贈答用ブランド「山口米」を考案し、そのパッケージやロゴなどを制作した学生もおり、学生ならではの視点で山口県の「地域資源」について考え、デザインすることができたようです。

【「地域デザイン展2022」の様子】







【作品プレゼンテーションの様子】