別科助産専攻の紹介


関連ワードで検索する

教育理念

 地域の周産期医療及び母子保健の発展と向上に資する専門職としての知識と技能を有し、助産及び女性の生涯にわたる健康保持を支援できる実践能力を備えた自律した助産師の育成を目的とします。

人材養成の特徴

  1. 女性と乳幼児、その家族及び地域を対象に、自律した専門職として地域の母子保健の発展・向上に貢献できる能力を育成します。
  2. 助産及びライフサイクル各期の女性が抱える健康課題に対して、専門職として援助できる基礎能力と実践力を育成します。
  3. チーム医療・看護において協働できる能力を育成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

  1. 助産の基礎を学ぶために必要な看護学の知識と技術を身につけている
  2. 看護職としての論理的思考力、問題解決力、表現力を身につけている
  3. 他者の多様な価値観を尊重し、自らの行動に責任を持ち、協働して物事に取り組む力を有している
  4. 助産に対する課題に関心があり、山口県の母子保健の向上に貢献したいという意欲がある


別科助産専攻の入学試験についてはこちら

別科長メッセージ


別科助産専攻別科長 人見 英里

地域の母子保健に発展・向上に貢献できる人材の育成を目指して

 私は、令和4年度から別科助産専攻別科長を拝命しました人見英里と申します。この場を借りて別科助産専攻について紹介をさせていただきます。
 別科は1年課程の助産師を養成する学校です。受験できるのは看護師資格のある者や受験時点で看護系大学や看護専門学校で学び、入学時に看護師免許の得られる者(女性)になります。1年間の課程を修了すれば助産師の国家試験受験資格や受胎調節実地指導員 申請資格等を得ることができます。
 別科の学生は、4月から翌年2月まで、みっちりと学内及び病院等で講義や実習を行います。特に、産科病院や診療所で行う助産学実習は、6月下旬から10月末までの長期間の実習となります。助産師はお産を介助する役割と考えられがちですが、それだけではなく女性の生涯にわたる健康を支援する専門職でもあります。カリキュラムの一環として、大学生を対象とした健康教育セミナーを開催し、学生自らが健康状態や生活習慣を見直し、ライフプランをより良いものへと導くサポートもしています。さらに国家試験後には、課外授業として入職前実践能力向上のための研修を行っています。平成24年の開設以来、山口県内外で活躍している卒業生は124名に上ります。
 このように別科では、地域の母子保健に発展・向上に貢献できる人材の育成を目指し、日々の教育に邁進して参ります。

修業年限

1年

定員

12名/ 一般選抜6名・特別選抜6名

特色ある取り組み

新入生歓迎オリエンテーション1

新入生歓迎オリエンテーション2

新入生歓迎オリエンテーション

別科助産専攻は、学生12 名、教員3 名と少人数です。学生の背景や年齢もさまざまで、環境に慣れる間もなく授業や演習が始まります。そこで、学生同士や教員との交流を目的に、山口市郊外の施設を利用し、歓迎オリエンテーションを行っています。レクリエーションや研修を通して、助産師としての将来像をイメージしながら、これからどのように学んでいくかを考える機会にもなります。

講義風景1

講義風景

本学教員の他にも、助産師・保健師産科医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士・鍼灸師・心理カウンセラー等、多岐にわたる講師陣により、助産学を多角的に捉えることができるカリキュラムとなっています。(写真は補完代替え療法の応用の演習風景)

事例検討会

事例検討会

実習で受け持たせていただいた方の事例検討会を行っています。文献を踏まえて考察したケースレポートを発表し学生間で学びを共有します。

入職前実践能力向上教育1

入職前実践能力向上教育2

入職前実践能力向上教育

学内の演習設備を使って助産技術を実践しながら、就労に向けた心理的、技術的な準備性を高めるための研修です。毎年、助産師国家試験終了後から卒業までの期間に実施しています。学生たちは、これまでの学びで修得してきた技術を確認し、4 月からの助産師としての自分をイメージする機会となります。