社会福祉学科

2023.08.23

精神保健福祉士養成課程の「ソーシャルワーク実習Ⅲ・Ⅳ(精神保健福祉援助実習)報告会」を開催しました

7月24日(月)13時より、精神保健福祉士養成課程4年生による実習報告会を開催しました。

本年度は4年ぶりに実習指導者の方々にご来学いただき、一堂に会して行うことができました。

実習報告会の様子1
実習報告会の様子2

当日は、学生が4つのグループに分かれて、各自の実習体験を共有し、ディスカッションを重ねて得られた学びの成果について、「わくわく感」「ストレングス」「自己実現」「環境調整」などをキーワードに発表しました。

実習報告会の様子3
実習報告会の様子4
実習報告会の様子5
実習報告会の様子6

報告会を無事に終えた4年生は、「自己の実習体験をふり返るとともに、各グループの発表を聞き、新たな視点を得ることができました。今後、実習指導者の方々のコメントを胸に、ポジティブな姿勢を大切に成長していきます!」と、清々しい笑顔で、力強く述べていました。

ご参加いただいた10名の実習指導者の方々より、あたたかいコメントや事後指導をいただき、4年生にとって大きな励ましとなるとともに、後輩である3年生12名にとっても実習への動機と期待が高まる貴重な機会となりました。

実習報告会の様子7
実習報告会の様子8

終了後には、実習指導者のみなさまと担当教員による実習連絡協議会を開催し、新しいカリキュラムのもとでの実習に向けて、共通理解を図るための有意義な時間となりました。

いまだ続くコロナ禍の中で、精神科病院では2月中旬から4月初旬まで、障害福祉サービス事業所では6月に、17名の学生を受入れ、ご指導いただきました実習機関のみなさまに、この場を借りて心よりお礼申しあげます。

2023.08.01

高大接続事業「2023年度 第1回 はーと♡ふくし講座」を開催しました!

5月26日(金)、今年度第1回目の高大接続事業「はーと♡ふくし講座」が開催され、高校生22名が参加してくれました。

テーマは『<ふくし>について一緒に考えよう~社会福祉を学ぶ大学生からのメッセージをもとに~』でした。

前半は<ふくし>について学び、続いて大学生が実習やボランティア活動で学んだことの発表が行われました。

後半は「誰もが過ごしやすい社会とは」「誰もが過ごしやすい社会をつくるうえで自分ができそうなこと」について小グループになって意見交換するグループワークが行われました。

グループワークでは、「困っている方がいたら声をかける」「周りの方の健康に気をかける」などの意見が出ていました。

当日の様子については本学公式YouTubeチャンネルにて公開しておりますので、こちらからご覧ください。

「はーと♡ふくし講座」の様子1
「はーと♡ふくし講座」の様子2
「はーと♡ふくし講座」の様子3
「はーと♡ふくし講座」の様子4

2023.06.27

ソーシャルワーク実習I報告会

6月1日(木)に、社会福祉士養成課程において2月から3月にかけて8日間実施したソーシャルワーク実習Iの報告会を開催いたしました。実習で得た学びや体験をふりかえるとともに、事後指導である実習指導Ⅱでのグループ学習の内容をもとに、プレゼンテーション形式で実習の学修成果を発表しました。

初めての現場実習では、緊張や不安を感じつつも、支援を必要とする人との関わりを通して、コミュニケーションの大切さや、実習施設・社会福祉士の役割について理解する貴重な機会となりました。

今後は、ソーシャルワーク実習Iで得た学びと自身の課題をふまえて、今年度8月から9月にかけて23日間実施するソーシャルワーク実習Ⅱにおいて、より実践的な学びを深めていきます。

実習をお引き受けくださった実習機関や指導者の皆さまには、実習プログラム等のご配慮、丁寧なご指導をいただいたことに深く感謝申し上げます。

事後指導のグループワークの様子
事後指導のグループワークの様子
実習報告会の発表の様子
実習報告会の発表の様子

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第七走:桝本 浩司さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第七走は、岩国市役所にて行政職として勤務されている桝本 浩司さんです!

*********************************************

 桝本 浩司(社会福祉学部 社会福祉学科 2008年度卒)
 岩国市役所勤務

 ~仕事風景の写真~

 大学時代は同じ社会福祉学部の同級生とともに福祉について学びあうサークルを立ち上げました(TOIYS)。楽しく学ぶことをモットーに、時にはお互い授業形式の講義をしたり、車椅子バスケットなどの障害者スポーツを楽しんだり、合宿と称してサークルみんなで旅行気分でコテージを貸切ったり・・・と今でも楽しかった思い出が昨日のように思い出されます。
 卒業後は、地元の岩国市役所に就職し、障害者福祉担当、予算担当、人事担当(給与関係)、そしてこの4月からは行革担当と様々な部署で仕事をしています。市役所が所管する仕事は幅広く、福祉はもちろんのこと、道路やごみ処理、教育や産業振興など、一見福祉とは距離のあるような仕事に見えるものもありますが、市役所は住民に最も近い基礎自治体であり、どのセクションにおいても住民の福祉の向上を目的に、社会福祉の知見を活用して仕事に取り組むことができます。また、幅広い分野を担当しているからこそ、様々なセクションと連携して大きなプロジェクトに取り組んだ時などはやりがいを感じます。
 大学では一生ものの友人や後輩ができました。また、多くの素晴らしい先生方にも出会うことができました。
 先生、友人、そして地域と近い距離で学べる県立大学だからこそ得られるものもたくさんあります。まずはやってみる!から始めるのをお勧めします!


~【大学時代の思い出の写真】四国一周の卒業旅行から帰って来た時の写真(右から七番目)~

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第六走:西元 盛人さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第六走は、豊中市役所にて社会福祉職として勤務されている西元 盛人さんです!

*********************************************

 西元 盛人(社会福祉学部 社会福祉学科 2008年度卒)
 豊中市役所勤務


~現在同じ部署で働く、県大の後輩、宮本龍一さん(右側:山口県立大学 社会福祉学部 2021年度卒業)とともに~

 私が初めて宮野駅に降り立ったのは雪のちらつく日でした。入試後に帰りの電車を待つ待合室で、地域の方や県大生ボランティアから頂いたお茶が温かったことを、今でも覚えています。
 山口県立大学では思春期ピアカウンセリングサークルに所属し、中高生に向けたピアエデュケーション活動に参加していました。相手の話を傾聴し、気持ちを尊重し考えるという経験は、今の私にも大きな影響を与えてくれています。
 卒業後は病院の相談員として働きはじめ、10年目に現職に転職しました。現在は、福祉事務所でケースワーカーとして生活保護業務を行っています。生活に困窮したすべての市民に対し、健康で文化的な最低限度の生活の保障と、各世帯が抱える課題についてともに考え、自立助長のために支援をしています。
 生活保護の現場では、世帯の持つ課題は様々です。ケースワーカーのみで解決できる課題はほとんど無く、多くの機関と連携し支援を展開していきます。解決出来ない課題も多く、その難しさを日々痛感しています。
 最近参加した研修で「目標設定」の重要性について考える事がありました。支援の振り返りを行うと、好事例では必ず「目標」が明確になっています。そして目標達成のための行動や手段をとっています。逆に困難事例では対応に追われるばかりで、「目標」は曖昧です。
 学生の皆さんも日々の学習や生活の中で「目標」を立ててみてください。実現可能な目標でも良いですし、大きな目標を立てて、その実現のための小さな目標をいくつか立てるのも良いと思います。
 最後に、昨年、山口県立大学の後輩が豊中市に入庁しました。一回りも年が離れた県大の後輩と山口から遠く離れた大阪の地の同じ部署で一緒に働くことになった縁をすこし面白く思っています。


~【大学時代の思い出の写真】学生時代の友人と海水浴の帰りに萩往還の吉田松陰像の前で撮影(前列一番右)~