グローバル

2025.12.23

留学生が富海小中学校を訪問:今年度最後の地域交流事業

12月5日(金)、本年度の留学生地域交流事業の締めくくりとして、本学の留学生3名と引率職員が防府市立富海小中学校を訪問しました。小中一貫校である同校の特色を活かし、午前の小学部、午後の中学部と一日を通して児童・生徒の皆さんと交流しました。

「私のヒーロー」紹介と体育館でのゲーム交流

到着後、まずは小学部との交流を行いました。5年生のクラスでは、児童の皆さんが「私のヒーロー」をテーマに発表をしてくれました。一生懸命に自分の思いを伝える姿に、留学生たちも真剣に耳を傾けていました。
その後、体育館に移動し、1年生から4年生の児童とゲームをして交流しました。元気いっぱいの子どもたちと一緒に体を動かしながら遊ぶことで、言葉の壁を越えた楽しい時間を過ごすことができ、体育館にはたくさんの笑顔が溢れていました。

富海小中学校訪問の様子1
富海小中学校訪問の様子2

図書室での給食と日本の本との出会い

お昼の時間は、第1図書室において留学生と職員で給食をいただきました。食後には図書室内を散策する時間もあり、「日本の子供たちはどんな本を読んでいるのだろう?」と、留学生たちは興味津々な様子で絵本や図鑑を手に取りながら、日本の学校図書室の雰囲気を楽しんでいました。

富海小中学校訪問の様子3
富海小中学校訪問の様子4

お互いの文化を知るプレゼンテーションと交流会

午後は会場を第2体育館に移し、中学部の皆さんとの交流です。まず生徒の皆さんから「防府・富海の紹介(GC活動報告)」として、地域の魅力について英語を交えたプレゼンテーションをしていただきました。続いて留学生からも母国の文化や習慣を紹介しました。生徒の皆さんはメモを取りながら熱心に聞き入り、その後の交流会でも活発な質疑応答が行われ、中学生の皆さんにとっても世界への視野を広げる有意義な時間となりました。

富海小中学校訪問の様子5
富海小中学校訪問の様子6

温かい気持ちで締めくくった今年度の活動

帰りの際には、校長室から出発するまで温かいお見送りをいただき、留学生たちにとって忘れられない思い出となりました。富海小中学校の皆様、心のこもったおもてなしと素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

この度の訪問を締めくくりとして、本年度の留学生による全ての地域交流事業を無事に終了することができました。関係いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

富海小中学校訪問の様子7
富海小中学校訪問の様子8

2025.12.16

留学生が仁保小学校を訪問 昔遊びと音楽で心を通わせる交流

11月28日(金)、留学生地域交流事業の一環として、留学生3名が仁保小学校を訪問しました。交流会は、まず留学生による母国の紹介プレゼンテーションから始まりました。ベトナムのホーチミン市など、現地の写真や文化の紹介に、児童たちは興味津々の様子で聞き入っていました。

続いて、児童の皆さんから歓迎の合奏「前前前世」が披露されました。鍵盤ハーモニカや打楽器を使った息の合ったアンサンブルは迫力満点で、音楽室が温かい拍手に包まれました。

交流会の様子1
交流会の様子2

「子ども先生」が大活躍! 日本の昔遊びで深まる絆

後半は、お楽しみの「日本の昔遊び」体験です。「だるまおとし・竹とんぼ」「あやとり・けん玉」「お手玉・こま」と、を児童たちが「子ども先生」として留学生たちに伝授。「膝を使うとうまくいくよ!」「紐の巻き方はこうだよ」と、身振り手振りを交えて熱心に教えてくれました。けん玉がお皿に乗った瞬間や、こまが綺麗に回った瞬間には、国籍を超えたハイタッチと歓声が上がり、会場は大いに盛り上がりました。

交流会の様子3
交流会の様子4

オリジナルソング「にこにこ仁保」を全員で合唱

楽しい交流の締めくくりは、児童全員による仁保小学校オリジナルソング「にこにこ仁保」のプレゼントです。
元気いっぱいの歌声に合わせて、最後の歌詞では留学生や引率スタッフも輪の中に入り、みんなで一緒に歌って踊るサプライズがありました。会場全体が一つになり、タイトルの通り全員が「にこにこ」笑顔になる素晴らしいフィナーレとなりました。

仁保小学校の5年生の皆様、温かいおもてなしと忘れられない時間を本当にありがとうございました。

交流会の様子5
交流会の様子6

2025.12.15

留学生が高森みどり中学校のグローバルセミナーで国際交流

11月21日(金)、留学生地域交流事業の一環として、本学の留学生3名と学生チューター1名が高森みどり中学校を訪問しました。「グローバルセミナー」と題されたこの日、留学生たちは中学生の皆さんと共に、互いの文化を学び合う充実した時間を過ごしました。

故郷の紹介とアイスブレイクで心の距離を縮める

到着後の歓迎セレモニーを経て、留学生1名と中学生5〜6名ずつの小グループに分かれ、まずは自己紹介とアイスブレイクを行いました。ゲームなどを通じて初対面の緊張もすぐにほぐれた後に、留学生がそれぞれの出身国の文化や習慣についてプレゼンテーションを行いました。中学生の皆さんは興味津々な様子で耳を傾け、世界への関心を深めてくれたようです。

国際交流の様子1
国際交流の様子2

教室で生徒たちと囲む日本の給食体験

お昼の時間には、各クラスの教室で生徒の皆さんと一緒に給食をいただきました。同じメニューを囲みながら、普段の学校生活の話や趣味の話などで盛り上がり、日本の学校ならではの「給食」という文化を肌で感じる貴重な時間となりました。

国際交流の様子3
国際交流の様子4

生徒が先生役となっておもてなしする日本文化紹介

午後は、3年生による「日本文化紹介」の時間です。和太鼓、書道、折り紙、和食文化、着付け(浴衣)、建築、マナー、スポーツなど、多種多様なブースが用意されました。今回は中学生が「先生」となり、留学生に日本の伝統や文化をレクチャーしてくれました。和太鼓を力強く叩いたり、浴衣を着せてもらったりと、生徒たちの工夫を凝らした発表のおかげで、留学生たちも日本文化の奥深さを楽しみながら学ぶことができました。

国際交流の様子5
国際交流の様子6

帰路に錦帯橋へ立ち寄り思い出を締めくくる

中学校での全プログラムを終えた帰路、岩国市の名勝・錦帯橋に立ち寄りました。美しいアーチ橋と歴史ある風景をバックに、充実した一日の締めくくりとして記念撮影を行いました。高森みどり中学校の皆様、心温まる歓迎と素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

国際交流の様子7
国際交流の様子8

2025.12.02

山口県人会ユースと共に歩く萩往還

歴史と文化を巡る国際交流

11月15日(土)、本学の学生、留学生及び教職員が、山口県国際課と連携し、世界各国の「山口県人会」青年メンバーを迎えて交流イベントを実施しました。この取組は、山口県にルーツを持つ海外の若者と、本学で学ぶ学生たちが、萩往還ハイキングや萩市内の散策を通じて絆を深めることを目的としています。

交流イベントの様子1
交流イベントの様子2

ガイドと共に歩く歴史の道と、学生による城下町案内

まずは、萩市の佐々並に到着後、「やまぐち萩往還語り部の会」の方々による萩往還の歴史についての紙芝居を鑑賞しました。その後、ガイドの方の先導で実際のルート約4キロを共に歩き、当時の街道の雰囲気を感じながら国境を越えた交流を楽しみました。

続いて、萩市の明倫学舎へ移動し、「Yamaguchi and the World」を履修している学生達がガイドを引き継ぎ、県人会のメンバーを城下町エリアへと案内しました。授業での学びを活かし、英語や身振り手振りを交えながら地域の魅力を一生懸命紹介する姿がいたるところで見られました。

交流イベントの様子3
交流イベントの様子4

ルーツがつなぐ、未来への国際交流

山口県国際課の協力により実現したこのイベントは、本学の学生たちにとっても、地域の歴史を再発見すると同時に、海外にルーツを持つ同世代の仲間と直接つながる貴重な機会となりました。参加された県人会の皆様が、ご自身のルーツである山口で素晴らしい経験をされ、この後の県内旅行も満喫されることを心より願っています。本学では今後も、地域と世界をつなぐ若者の交流を積極的に支援してまいります。

交流イベントの様子5
交流イベントの様子6

2025.11.21

留学生が富海小学校を訪問 児童と書道で心をつなぐ

伝統文化を通じて深める国際交流

留学生地域交流事業の一環として、防府市の富海小学校を訪問しました。今回はハロウィンの日に、小学生の皆さんと一緒に書道を体験するという異文化交流を行いました。

伝統文化を通じて深める国際交流1
伝統文化を通じて深める国際交流2

筆と墨で書く「国際交流に必要な言葉」

書道教室では、留学生と児童たちがグループになり、協力して一つの作品作りに挑戦しました。今回のお題は「国際交流に必要だと思う言葉」。各グループは熱心に話し合い、それぞれの思いを込めた言葉を選びました。

あるグループは、交流の基本である「楽しむ」という力強い一言を。また別のグループは、世界共通のコミュニケーションである笑顔を「えがお and スマイル」と、日本語と英語を交えてユニークに表現しました。大きな和紙に、慣れない手つきで懸命に筆を運ぶ留学生たちを、児童たちが元気いっぱいにサポートする温かい光景が広がりました。

筆と墨で書く「国際交流に必要な言葉」1
筆と墨で書く「国際交流に必要な言葉」2

飾り付けで、世界に一つのアート作品に

書き上げた書道の作品の周りには、更に絵を描いたり、折り紙やシールを貼り付けたり。子どもたちの自由な発想と留学生のアイデアが融合し、それぞれのグループのメッセージが込められた、世界に一つだけのアート作品が完成しました。

飾り付けで、世界に一つのアート作品に1
飾り付けで、世界に一つのアート作品に2

心温まる思い出をありがとう

活動の最後には、完成した作品を全員で披露し合い、記念撮影を行いました。富海小学校の皆様、心温まる歓迎と、忘れられない素晴らしい時間を本当にありがとうございました。ハロウィンの日に日本の伝統文化である書道に触れ、小学生たちと「心をつなぐ言葉」を共に創り上げた経験は、留学生にとっても忘れられない宝物となりました。