山口県立高森みどり中学校への訪問


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2022.11.08

 県大留学生の県内小中学校訪問は10年以上前から始まりました。岩国市の高森みどり中学校は、その初期の頃から度々訪問している学校の一つです。今回はセンター大学生8名、ラップランド大学生1名に加え、県大生の学生チューター2名、この9月のカナダ語学文化研修参加者2名の13名の参加。そして、先方の3年生40名全員と先生方から温かい歓迎を受けました。
 先ずは、多目的教室での歓迎セレモニー。先生や生徒代表者からすばらしい英語の歓迎スピーチを受けました。

歓迎スピーチを受ける写真

 アクティビティは全て原則英語のみ。最初はグループ対抗クイズ大会。各グループに入っている県大(留学)生が澱みのない英語を中学生に聞かせると同時に、少々恥ずかしがっている中学生を和ませ、意見を引き出している技はお見事!大いに盛り上がりました。

アクティビティの様子の写真

 お次は、県大側から1人ずつ5分間のプレゼン。テーマは自分の出身地についてでした。アメリカ人といっても、両親または祖父母が他国からの移住者もあり、その国の文化紹介もしました。結果、種々の国・民族・文化の紹介となりました。もちろん、カナダ語学文化研修組も彼の地での体験をプレゼン。またとない異文化理解の機会提供となりました。特記すべきは、留学生のプレゼンの巧みさ。体勢、声の張りの立派さもさることながら5分という時間の正確さ。欧米の、幼い時から学校教育でプレゼンの仕方を学習している成果を垣間見ました。中学生にとっても、「伝える」ときに大事なのは言語力だけではないということが学べたのではないでしょうか。

アクティビティの様子の写真

 地方色豊かな美味しいお弁当をいただいた後は、中学生が用意した12の体験コーナー。Workshopあり。ゲームあり。ミニ講義あり。日本の特色溢れる項目を英語で体験するようになっていて、中学生の斬新なアイデアや最善を尽くした準備、朗らかな笑顔とひたむきさによるコーナーの全てをただただ満喫。

ゲームやワークショップをする様子の写真
留学生が着物を着る様子の写真

 最後、中学生による黒板いっぱいの感謝メッセージに感動した留学生。それを背に記念撮影。そして、先生と生徒による心温まる花道の中を通ってお別れ。留学生にとってまた一つ貴重な体験をした一日でした。

留学生が着物を着る様子の写真
留学生が着物を着る様子の写真