ブログ

令和7年度 山口県立大学・下松市サテライトカレッジ1回目を開催しました。

令和7年8月9日(土)下松市市民交流拠点施設「ほしらんどくだまつ」にて、山口県立大学・下松市サテライトカレッジ 第1回目を開催しました。

この講座は、夏休みの児童向け講座で、テーマを 「想像力」から「創造力」へと題し、山口県立大学 国際文化学部 文化創造学科 小橋 圭介 准教授が、受講者48名(子ども31名、保護者17名)に対し講義を行いました。

講座の内容は、画用紙に絵を描きながら、「そうぞう」することを楽しんで、「感じる」気持ちを育んでいく講座で、3つのパートから構成され、子ども、保護者共に絵を描きながら進行していきました。。

下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子1
下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子2

最初のパートでは、画用紙に印刷してある図形を見て、その図形が何に見えるか、どんな絵の一部なのかなど「想像力」をはたらかせ、色鉛筆やクレヨンで絵を描き、気付く力を養いました。大人では考えつかないような子どもたちの発想には驚かされます。

下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子3
下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子4

二番目のパートでは、毛糸を地面に垂らし一筆書きの要領で絵を描いていきました。実際にやってみると、思っている以上に難しく、何を描いたのかわからないような絵になってしまいます。

「上手に描こうとするより、描くことを楽しみましょう」というアドバイスを聞き、楽しんで絵を描きました。作業を通して親子や子供同士の会話が弾み、あっという間に時間が過ぎていきました。

下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子5
下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子6

そして、最後のパートでは、野菜や果物を組み合わせて、新しい食べ物を創造して描く時間がありました。どんな野菜や果物を組み合わせるかなど想像しながら、未知の新しい食べ物を創造しました。

その後、全員の作品を見る時間があり、他の人が書いた作品を見て、自分とは違った感性やとらえ方に感心し、刺激を受けていました。

下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子7
下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子8
下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子9
下松市サテライトカレッジ 第1回目の様子10

子どもは、楽しみながら90分間という時間を集中して取り組みました。保護者も夢中になって、子どもと一緒に楽しい時間を過ごすことができました。

受講者アンケートでは、

「子どもは、家では集中力が続かないのに、受講中はずっと集中して意欲的に取り組んでいた。」

「大人も子どもも一緒に絵を描いて楽しかった。普段、思いつかないようなことを想像することができた。」

「家では出来ないような事が、たくさん体験できた。」

「他の人の作品を見ることができ、刺激になった。」

「子どもと一緒にワイワイ活動出来て、とても楽しかった。」

などの声が寄せられました。

絵を描く作業中は、子どもの自由な発想力や、楽しいことに一生懸命になる集中力を見ることができました。また、大人も楽しんでいる姿を子供に見せることで、親子の会話やコミュニケーションが図れました。

親子で「想像すること」や「創造すること」を楽しんだ講座は、夏休みの良い思い出となりました。

令和7年度 山口県立大学・美祢市サテライトカレッジ2回目を開催しました。

令和7年8月2日(土)美東地域まちづくりセンターにて、山口県立大学・美祢市サテライトカレッジ 第2回目を開催しました。

今回の講座テーマは、「本当の仏教 第5章」と題して、山口県立大学 国際文化学部 情報社会学科 鈴木隆泰 教授が、受講者20名に対し講義を行いました。

この講座は、2021年から美祢市で毎年続いている「本当の仏教」シリーズ第5回目の講座です。受講者は開催地の美祢市を中心に県内各市町、県外からもお越しいただき、リピーターの方が多い人気の講座です。

美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子1
美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子2

日常生活で、仏壇に手を合わせる、お盆やお彼岸に墓参りをする、葬儀に参列するなど、仏教に触れる機会はたくさんあります。さらに日常的に使っている「いただきます」、「ありがとう」といった言葉も仏教の教えに由来する言葉です。

生活に密着し身近にある仏教ですが、分かっているようで分かっていない、聞いたことはあるが詳しくは知らないと思っている人が多いのも事実です。そんな仏教をわかりやすく、仏教の原典から教えていただきました。

美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子3
美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子4
美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子5

仏教は、紀元前5世紀頃にインドで釈迦によって開かれた教えです。釈迦は悟りを開きブッダとなりました。仏教はブッダの説いた教えであると同時に、ブッダに成る教えを説いています。

講座では、仏教における人生の苦しみを表す言葉「四苦(しく)」(生・老・病・死)や、真理に対する無知のことで煩悩や苦しみの根源「無明(むみょう)」、無明から生じる「サンスカーラ」(今の自分を形成する力・作用)などの説明がありました。

美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子6
美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子7

無明やサンスカーラを無くすことによって、人は生きながらにしてブッダになることができますが、無明やサンスカーラを完全に無くすことは極めて困難なので、完全に消滅させられなくとも制御することで、一瞬でもブッダに近づくことができます。まずは「一瞬ブッダ」を目指しましょうと教わりました。

受講者の方は、熱心に耳を傾けながら、メモを取り、理解を深めていました。

美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子8
美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子9

講座後半には、インドのカーストについて説明がありました。インドには、古代よりカーストと呼ばれる身分制度があり、現在は法律で禁止されていますが、今でもインド社会に根強く残っています。一方、仏教はカーストや身分制度を否定し、すべての人が平等に真理にたどり着けると説きました。

仏教では、

「人は生まれによって卑しいものになるのではない。生まれによって尊いものになるのでもない。

人は行いによって卑しいものにもなり、行いによって尊くもなる。」

と説いています。

美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子10
美祢市サテライトカレッジ 第2回目の様子11

また、講座終了後には質疑応答の時間が設けられ、貴重な機会に多くの方から質問がありました。疑問に思っていたことが解決し、皆さん納得の様子でした。

受講者アンケートでは、

「今日のお話を聞いて、自分の生き方・生活のあり方について気をつけたいと思った。」

「とても深い話でした。仏教について分かりやすく話していただいた。」

「分かったつもりでいたが、分かっていなかったことに気付いた。とても素敵なお話しでした。」

「自分をコントロールできる力を身に付けたい。」

「日頃疑問に思っていたことが解決でき、モヤモヤしたものがすっきりした。」

などの声が寄せられました。

生きていることが当たり前のことではなく、有難いことだと気付きました。仏教は、自分自身を見つめ心のあり方を見つける、よりよく生きるために学ぶものと理解できた講座でした。

2025.08.20

山口県立大学 地域交流イベント「県大見本市2025」を開催しました。

山口県立大学 地域交流イベント「県大見本市2025」を開催しました。

県大見本市チラシ

山口県立大学では、大学と地域が一体となって教育・研究活動を進め、地域の人材、地域の文化、地域の生活において新しい価値を創造する「地域連携」の取組を推進しています。このたび、地域の企業、団体、自治体、高等学校、高等教育機関等のみなさまに、本学が推進する地域連携の具体的な取り組みを紹介して理解を深めていただくとともに、交流・連携促進を図ることを目的とした地域交流イベント「県大見本市2025」を開催しました。

県大見本市の様子1
県大見本市の様子2
県大見本市の様子3
県大見本市の様子4

【第1部の様子】

◆開会のご挨拶

開会にあたり、岡 正朗 理事長より、山口県立大学が地域の要望に応えることができる「地域貢献型大学」として、地域のみなさまの健康や文化の分野で専門的教育と研究を行い、優れた人材や研究成果を還元することに積極的に取り組んでいることや、その具体的な取り組み状況を見ていただき、交流・連携を図る「県大見本市2025」開催の目的について紹介がありました。

県大見本市の様子5

◆プレゼンテーション

山口県立大学の教育研究の具体的事例を、教員、学生、卒業生によるプレゼンテーションがありました。

【山口県立大学の地域における教育活動について①】

国際文化学部 文化創造学科 倉田 研治 准教授と学生3名から地底王国美川ムーバレー様と連携して取り組んでいるPBL(課題解決型の教育プログラム)について発表がありました。

県大見本市の様子6

実際に美川ムーバレーに訪問し、学生の目線で課題や改善点などを分析し、提案を行いました。具体的には、アンケートをもとにしたキャッチコピー、キャラクターグッズの制作・販売、パンフレットの作成、ポスター・ムービーの作成などで知名度アップを図る提案をしました。2024年には来場者数が200万人を超え売上高の回復・向上の結果となりました。

学生は企業担当者と課題解決に向けたプロジェクトを実施することで、実社会での問題解決能力やコミュニケーション力、プレゼン能力など高めることに繋がる貴重な体験をすることができました。また、企業は学生目線からもたらされる新たな分析やアイディアを得ることもでき、地域との連携が深まりました。

【山口県立大学の地域における教育活動について②】

国際文化学部 情報社会学科 藏田 典子 講師から不動産会社 田村ビルズグループとの地域連携PBLについて発表がありました。

県大見本市の様子7

過疎高齢化が進み、空き家の問題が生じていることに対し、学生6人と共に企業担当者と話し合い、リノベーションしたい空き家を見て歩くなどのフィールドワークを行いました。また他大学の先生や元編集者、経営者を講師に招き様々な視点からまちづくりを学びました。

山口市大殿地区にある空き家を活用して、県立大学の学生が子どもたちに教育活動を実施することや、山口市、大内氏の歴史を感じられる宿泊施設に改築するなどの提案がされました。

学生たちは、企業担当者や現地で生の声を聞くこと、外部講師の講義など、地域の課題解決に取り組む中で、多角的なものの見方ができるようになりました。

【学生の授業での取り組みについて】

やまぐち未来デザインプロジェクト履修生の学生2名より、「つながりの再発見:Reinvention of Connection ーVRやAI技術で広がる障害者の新しいコミュニティー」 について発表がありました。

県大見本市の様子8

アンケート調査より、山口市は障害者に対して理解が少ないことや、差別や偏見を受けた際に、「だれにも相談していない」と答えた人が多いことから、お互いの良さを理解し、何でも話せる質の良い交流や場所づくりが必要と考えました。そこで、AIを活用し多様性を受け入れるバーチャル空間を作ること、VR技術でメタバースのコミュニティを作り、誰でも、どこでも、どんな手段でも交流できる場を作る提案がありました。

「やまぐち未来デザインプロジェクト」は、山口県立大学の基盤教育カリキュラムを総括する実践的統合科目で、学生・教員が、全学科混成チームとなり、地域課題解決のアイディアを創出するプロジェクトです。2024年には、三菱みらい育成財団主催の「みらい育成アワード2024」カテゴリー4においてグランプリを受賞しています。

【山口県立大学の地域における研究活動について①】

看護栄養学部 栄養学科 園田 純子 准教授から、やまぐち発ヘルスケア商品の開発を目指した産学官の取り組みについて発表がありました。

県大見本市の様子9

山口県、山口市、森永乳業株式会社、醤油などを製造しているヤマカ醤油株式会社、山口県内を中心にスーパーを展開する株式会社丸久、そして山口県立大学との産官学連携により、みそだれと弁当の開発をしました。開発に至るまでの経緯や、開発した商品の販売と情報発信について説明がありました。

本研究活動に携わった学生たちは、製品の開発から情報発信、販売まで携わることにより大きく成長する機会となりました。

【山口県立大学の地域における研究活動について②】

国際文化学部 文化創造学科 倉田 研治 准教授と学生3名から「自衛隊山口駐屯地募集広報映像作成に関する共同研究」について発表がありました。

県大見本市の様子10

現地での取材やリサーチなどの説明、隊員の訓練風景や日常の様子などの映像を制作し、その映像を実際に見ることができました。また、制作に携わった学生の感想も聞くことができました。

【卒業生による発表】

2020年に山口県立大学を卒業後、柳井市に本社のある株式会社アデリーに就職され、社内でマーケティングやカタログ製作、ギフト企画、新卒採用などの仕事で活躍されている 秋山 鈴翔 様に「山口県立大学での学びが今を支える」というテーマで発表していただきました。

県大見本市の様子11

県大で学び、今に活かされている3つのスキルについて発表がありました。

①大学の講義やグループワークで得た調整力・対話力

②顧客対応や社内報告などで役立つプレゼンスキル

③提案書作成に活きるデザイン思考

また、ご自身の体験で得た大学生活を豊かに過ごすための2つの心構えについて、在学中の学生に向けメッセージをいただきました。

①とにかく一歩踏み出してみる(挑戦)

②興味のあることの深掘り・学び(探求)

◆第2部 ブース展示

ブース展示では、本学の学部学科・大学院のパネル紹介、教育研究活動で連携した企業様等による企業紹介や物品販売で大いに盛り上がりました。

【第2部の様子】

・大学連携よろず相談ブース(5階会場)

地域連携・PBL関連・就職関連等のご相談を受け付けました。

県大見本市の様子12
県大見本市の様子13

・展示ブース(4階会場)

各学科や大学院などで取り組んでいる研究などについて、パネル展示や作品展示が行われました。

県大見本市の様子14
県大見本市の様子15

山口県立大学と連携している企業・団体様の物販や体験コーナーでは、たくさんの来場で、賑わっていました。

県大見本市の様子16
県大見本市の様子17
県大見本市の様子18
県大見本市の様子19

・展示ブース(3階会場)

地域デザイン研究所、大内塗漆器の作品、PBL事業パネル展示が行われました。

県大見本市の様子20
県大見本市の様子21

今年で4回目の「県大見本市」には、220名を超える方にお越しいただき、無事盛会のうちに終えることができました。

  • たくさんの皆様からのご支援・ご協力に感謝いたします。
  • ありがとうございました。
  • 展示ブース出店にご協力いただいた地域の企業・団体様
  • 株式会社第一技研 様
  • NISHIDA COFFEE 様
  • 生活協同組合コープやまぐち 様
  • いくこキッチン 様
  • 株式会社アデリー 様
  • 株式会社うに甚本舗 様
  • 五十嵐農園 様
  • 株式会社丸久 様
  • 山口県デジタル政策課 様
  • あさひ製菓株式会社 様      (順不同)

山口県立大学「令和7年度前期公開授業」の開講結果

令和7年4月上旬から7月下旬にかけて、「外交史」「地域環境論」の2科目を令和7年度前期公開授業として、地域の方にも受講していただきました。

【公開授業とは】

山口県立大学では大学生や大学院生が受けている授業科目の一部を地域の皆様にも公開し、学生と一緒に学ぶことができる機会を提供しています。

公開授業受講期間中は、学生と学ぶとともに、大学の施設(図書館、学生食堂、売店等)を利用できるなど、キャンパスライフを楽しむこともできます。

【外交史】

国際文化学部情報社会学科の井竿富雄教授が令和7年4月14日から7月28日まで講義を行った「外交史」には、地域の方11名が受講されました。

授業では、日本を含むアジア地域の外交史について、歴史的に働いてきた国際政治・国内政治の力学を解明しながら、政治のみならずそれぞれの地域などがいかなる経緯のもとに歴史的事件を起こしていくかについて史実をもとに学びました。

受講者からは、「毎週主なニュースを問われるのは良いことでした。ボーっと過ごす日々、世間、世界の出来事を考えることが出来ました。」「普段、目に付くことがないような専門的な資料等が豊富でした。新聞を隅々まで読むようになりました。」「各国にはそれぞれの特徴的な外交の歴史があることを認識できました。」などの感想をいただきました。

外交史の授業

【地域環境論】

国際文化学部情報社会学科の今村主税准教授が令和7年4月10日から7月24日まで講義を行った「地域環境論」には、地域の方5名が受講されました。

授業では、地球および地域レベルの環境問題や持続可能性に関わる社会的課題について、気候変動や生物多様性の損失について現状と課題解決のために必要な考え方や取組、協働することの重要性などを学びました。

受講者からは、「自分自身の生活を振り返り二酸化炭素排出が削減できるよう行動を実践していきたい」「新たな行動を起こすためには、学びから始めることが必要だと考えており、その目的を満たしてくれる授業を学生さんと共に受講できると、モチベーションも上がります。」などの感想をいただきました。

地域環境論の授業

また、公開授業について、「講義内容が奥深く、知らなかった事を知ることが出来て、受講するのが毎回楽しい。」「いつまでも知的好奇心をもって過ごしたいので、公開授業はとても貴重な機会です。」「受講日には図書館や学生食堂なども利用させていただきました。県立大学の素敵な雰囲気が味わえ、私の楽しみな一日でした」という感想もいただきました。

【令和7年度後期公開授業】

2025.08.07

日本×ベトナム 看護学科学生のオンラインで国際交流

8月5日(火)、看護学科の学生たちが、ベトナム・ビンズン省の東部国際大学の看護学生とオンラインで国際交流を行いました!

本学と学術交流に関する覚書を締結している大学との、今回が2回目の交流です。

今回のテーマは、「高齢者の健康管理」。お互いの文化や制度の違いを学び合いながら、高齢者を取り巻く現状について英語でプレゼンテーションを行いました。

最初は「英語が苦手で不安だった」という声もありましたが、好きな食べ物や看護実習の違いなどを話す中で、和やかな雰囲気で楽しく交流することができました。

インスタグラムを交換してつながるなど、今後の交流の広がりも楽しみです。

オンライン国際交流の様子1
オンライン国際交流の様子2
オンライン国際交流の様子3
オンライン国際交流の様子4
オンライン国際交流の様子5