栄養学科調理学研究室では、令和5年度山口県立大学研究創作活動の助成を受け、担当教員である園田准教授が調理学研究室に所属する学生（4年生4名）の協力を得て、食の面から防災を支える研究に取り組みました。

前回行った防災に関する取り組み（令和2年度）では、山口市とともに、防災意識普及のため、備蓄に関する情報を市民のみなさまへ伝えるパンフレット「災害時の食事お助けBOOK～家庭内備蓄のススメ～」を作成し、完成したパンフレットは、山口市内の各地域交流センターへ配付するとともに、山口市のHP、本学のHPに掲載しています。

今回は、上述の「災害時の食事お助けBook」の第2弾として、備蓄の基本であるローリングストック法をより多くの人に知ってもらい、実際に日常の食事の中で実行していただくためのパンフレットを作成しました。特に乾物、缶詰、レトルトパウチなどの備蓄品を使ったレシピを数多く掲載しています。災害がおきた特別の時だけに作るのではなく、いつもの食事作りにどうぞご活用ください。

研究に携わった学生は、「災害時にでもおいしく栄養のとれるレシピを考案した。普段の食事から備蓄品を取り入れ、もしもの時に役立ててほしい。」「災害時だけでなくローリングストック法によって日常の食事から活用できるレシピになるよう、普段購入する食べ物を使用することを心がけた。」などの感想を述べていました。

「はじめよう もしもに備えるローリングストック～備蓄品の活用レシピ～」PDF