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2025.09.16
精神保健福祉コース3年次生の学びの様子です
前期の「ソーシャルワーク演習A」では、精神保健福祉士を目指す学生のために、学外から講師を招いた特別授業を2回実施しました。この授業は、全15回30コマの授業の中でも、学生にとって最も印象深い学びの機会となりました。
特別授業では、「精神保健福祉士を目指す学生に、知っておいてほしいこと」をテーマに、精神科医療機関や障害福祉サービス事業所の精神保健福祉士、山口県内の相談支援事業所の精神保健福祉士、そして2名の当事者の方をお招きしました。講師の方々は、それぞれの立場から日頃の活動や実践に基づいた貴重な講義を展開し、学生たちは熱心に耳を傾け、一言一句聞き漏らすまいと真剣な姿勢で学びました。
特に、当事者の方からの講義では、彼らの経験や想いに触れ、学生たちは心に響く言葉をしっかりと受け止め、精神障害のある方々への理解を一層深めることができました。講義後には活発な質疑応答が行われ、学生たちは多くの疑問を解消し、精神保健福祉士という職業への具体的なイメージを育みました。
この特別授業を通じて、学生たちは精神障害のある方々への理解を深め、将来の職業イメージを具体化し、実習への意欲を大きく高める貴重な経験となりました。現場の「声」と当事者の「想い」が結びついたこの学びが、学生たちの未来を力強く拓くことでしょう。
2025.09.09
令和7年度 山口県立大学・下松市サテライトカレッジ2回目を開催しました。
令和7年8月30日(土)下松市市民交流拠点施設「ほしらんどくだまつ」にて、山口県立大学・下松市サテライトカレッジ 第2回目を開催しました。
この講座は、夏休み児童向け講座として、「のぞいてみよう "妖怪" の世界」をテーマに、山口県立大学 国際文化学部 国際文化学科 吉岡一志 准教授が、受講者75名(子ども46名、保護者29名)に対し講義を行いました。
講座の開始は、「幽霊と妖怪はなにが違うのか?」という質問からはじまりました。
民俗学の創始者、柳田国男氏によると、幽霊は「出現場所は決まっていない」、「恨みを持つ特定の相手に出現する」、「真夜中(丑三つ時)に出現する」のに対し、妖怪は「出現場所が決まっている」、「相手を選ばない」、「たそがれ時に出現する」と、区別されるそうです。
しかし、その区別は例外が多く、現代では成り立たないことを絵を見ながら解説があり、子どもだけでなく保護者の方も興味深く聞いておられました。
妖怪の伝説が伝わる場所は、全国各地にたくさんあります。その中から3ヶ所ほど、妖怪がいた証となる場所の紹介がありました。一番怖いとされる場所の紹介では、見たいけど怖くて目を隠してしまう子供たちもいました。
また、同じ絵を見ても、人によって見え方が違うことや、同じ音を聞いても聞こえ方に違いがあることを、実際に絵を見たり、音を聞いたりしながら確認しました。例えば、右に回る動画を見ても、他の人は左回りに見えている、見えているのに突然見えなくなってしまう画像など、驚きの体験をしました。
これらのことから、自分と違う見方や感じ方をすぐに否定するのではなく、相手の考えをしっかり聞き、なぜそう思っているのか考えることの大切さを学びました。
講座をただ面白いと聞くだけでなく、自分はどう考えているかを話し、自分と違う考え方の意見を聞き、会話をすることでコミュニケーションが深まりました。
受講した保護者アンケートでは、
「妖怪や錯覚の話が面白く、子どもが夢中になって聞いていました。」
「子どもが興味津々に聞いていました。」
「これから歴史を読み解き、楽しみたいと思います。」
「幽霊と妖怪の区別が分かり、自分でも調べてみようと思った。」
「妖怪と幽霊の違いだけでなく、目や耳の錯覚も勉強でき、非常に楽しかったです。」
などの声が寄せられました。
妖怪の話は、子どもたちが怖がりながらも、夢中になり聞き入っていた姿が印象的でした。
『ゲゲゲの鬼太郎』や『妖怪ウォッチ』など妖怪を題材にした作品は数多くあり、妖怪の物語に触れる機会は数多くあります。妖怪は、現代社会の中で忘れかけていた遊び心や想像力、他者や異質なものに対する寛容さを取り戻させてくれる存在かもしれません。
ひょっとすると、妖怪は日常に溶け込んでいて、実はすぐ隣にいるかも・・・。
2025.09.08
野田学園高校の2年生 情報社会学科で各種体験
残暑厳しい8月26日、野田学園高校の皆さん(2年生25名、引率の先生3名)が、情報社会学科の見学のため、スクールバスで来学されました。野田学園高校は、文部科学省の指定を受けたDXハイスクールです。
最初、生徒の皆さんに2つの教室に分かれて入ってもらい、リモート会議システムを使ったリモート会議の模擬体験をしていただきました。臨場感あふれる映像や低遅延を実現したシステムと機器類に興味津々の様子でした。
リモート会議の模擬体験中の質疑応答で盛り上がる中、ゴーグルの話題が飛び出し、急遽、ゴーグルを使ったバーチャル体験をしていただくことになりました。はじめのうちは、体験を希望する生徒さんは少人数でしたが、時間が経つとともに、次第に、バーチャル体験をしてみたいという生徒さんが増えていきました。
次に、模擬授業を体験していただくため、教室を移動していただきました。移動先の教室では、LOVOT(らぼっと)が生徒の皆さんを出迎えるために待機していたので、たくさんの生徒さんから「かわいい」という声が聞かれました。
模擬授業の冒頭では、ドローンのデモ飛行とドローンを使った研究について紹介をしました。ドローンが生徒さんの頭上を通過するとき、その風圧の大きさに驚きの声が上がっていました。
その後は、情報社会学科の特徴や「デジつよ文系」などの説明を行い、引き続き、「情報とデータ」「環境問題」をテーマとした模擬授業を体験していただきました。
1時間30分という時間が本当に短く感じられる野田学園高校の皆さんの情報社会学科訪問でした。この訪問をきっかけに情報社会学科に興味をもたれた生徒さんもいるのではないでしょうか。
2025.09.04
地域連携スペースイベント「認知症カフェ『いきいきカフェみやの』」を開催しました。
県立大学1号館の地域連携スペースは地域の方と県立大学の学生・教職員とをつなぐ交流拠点として昨年4月にオープンし、様々な交流イベントを企画・開催しています。
今回は山口市宮野の「いきいきカフェみやの実行委員会」が主催する認知症カフェを地域連携スペースで開催し、学生や教職員や一般の方が参加しました。
「認知症カフェ」とは?
認知症の人とその家族、地域の人や専門職の人など、誰もが気軽に参加でき、情報交換や交流する場で、認知症を理解し、支える地域の拠点の一つです。山口市では市補助事業による認知症カフェが19地域(令和7年4月時点)で運営されています。
「いきいきカフェみやの」は、認知症の方やそのご家族、地域の方等誰もが居心地よく、また来たいなと思える居場所として、山口市宮野の「宮野高齢者生きがいセンターやすらぎの里」で、通常は毎月第2木曜日の13:30~15:30に開催されています。本学の学生もカフェに参加してます。
山口県立大学での「いきいきカフェ宮野」の開催
昨年の第1回開催に続き今回は、令和7年8月28日(木)13:30~15:30の間、山口県立大学1号館4階の地域連携スペースで開催し、51人(一般の方18、カフェ・スタッフ10、学生・教職員20、山口市職員3)が参加し、コーヒーやジュースなどの飲み物やお菓子を食べながら交流しました。
今回は「祭り」がテーマで、のぼり旗や提灯や学生が準備した折り紙などで飾りつけし、山口県立大学のマスコットキャラクター「わいぴよ」にもオレンジ色のはっぴを着せてカフェを盛り上げました。
今回のプログラムは、
①学生によるサジェストゲーム(いくつかのヒントで答えを予想するゲーム)
②介護予防出張講座「薬との上手な付き合い方」
③学生による栄養講座(かるた利用)
④学生による折り紙アート(お祭りと夏の生き物をテーマに作品作り)
⑤麻雀
で、参加した皆さんがそれぞれ交流し楽しみました。
①学生によるサジェスト・ゲーム
参加者が集まるまでに社会福祉学科の学生がサジェストゲームで場を盛り上げました。「ふぐ」「外郎」「夏みかん」「くじら」「鱧」などのお題をいくつかのヒントを参考にして答えるもので、レベル1からレベル5までのゲーム内容を参加者が楽しみながら回答しました。
②介護予防出張講座「薬との上手な付き合い方」
今回の介護予防出張講座は山口市薬剤師会から来られた講師が、認知症予防の観点から「薬との上手な付き合い方」についてお話しされました。①認知症の症状、②生活習慣病と認知症の関係、③高齢者に対する薬物療法の注意点、④認知症の新しい治療薬、⑤薬を服用する際に知っておくべきこと、などについて専門的な知識をわかりやすく説明されました。参加者はメモを取りながら熱心に講座を聞き、「薬の服用を忘れないためにはどうすればよいか?」「薬を飲み過ぎるのと薬を飲まないのとではどちらが良くないのか?」など、積極的に質問をしていました。
今回も山口市社会福祉協議会の要約筆記の担当者に参加いただき、耳が聞こえづらい参加者のために、パソコンで講座内容を要約筆記して画面に表示して内容を伝えていただきました。
③学生による栄養講座(かるた利用)
栄養学科の学生が「いきいきカフェみやの」の皆さんの協力を得て作成した「フレイル予防かるた」を利用して、食事と栄養の大切さを学び講座を行いました。①果物の効果、②イワシなどの青魚の効果、③たくさん噛むメリット、④豚肉に含まれるビタミンの効果などを手作りかるたを取りながら、楽しく学ぶことができました。
参加者はかるた取りに夢中になり、かるたをたくさん取った参加者にはメダルが授与されるなど、会場は大いに盛り上がりました。
④学生による折り紙アート
フリートークの時間では、社会福祉学科の学生が準備した折り紙の台紙に、参加者がお祭りと夏の生き物をテーマにした折り紙を貼り付けて一つの作品作りを楽しみました。参加者同士でわいわい話しながら、折り紙に絵を描いたり、コメントをつけたりしていました。
⑤麻雀コーナー
麻雀コーナーでは、希望者4人が麻雀を楽しみました。麻雀は知的なゲームで、牌を摘んだり、取ったり捨てたりして指先も使うことから、脳の活性化に良いと言われています。
社会福祉学科の学生も参加者の横に座り、質問しながら麻雀のルールを覚えるなど、和気あいあいとした麻雀交流ができました。
参加者からは、「たくさんの若い学生さんとの交流は、とても新鮮でよかった。」、「いつもと違う雰囲気で、施設を使えて気分転換になった。」、「学生さんがかるたやクイズで盛り上げてくれてとても良かった」などの意見が出て、今回のカフェ開催も好評でした。
また学生からも「とてもよい経験になった。ぜひまた参加したい。」、「9月の宮野高齢者生きがいセンターで開催される『いきいきカフェみやの』にも参加し、交流を深めたい。」との声もありました。
2025.09.03
精神保健福祉コース「2025年度ソーシャルワーク実習A・B報告会」を開催しました
7月28日(月)13時より、精神保健福祉コース4年生による標記報告会を開催しました。
実習機関のみなさまには、3年次の精神科医療機関での12日間、4年次の障害福祉サービス事業所での8日間の実習にてご指導いただき、この場を借りて心よりお礼申しあげます。
当日は、14名の学生が3つのグループに分かれ、「利用者に寄り添い ともに考える支援」「利用者理解のためのかかわり」「本人主体の支援の重要性」の各テーマに基づいた発表を行いました。
報告会を無事に終えた4年生は、「準備の過程を通じて、実習当時には見えていなかった気づきや新たな学びを得ることができ、単なるふり返りにとどまらず、かかわりや支援を再考する重要な機会となった」「報告会当日は、グループ発表について、内容はもとより、表現や構成もメンバーとともに再検討したことで、伝わりやすく、聞き手の視点を意識した発表を行うことができたと感じている」との感想を述べていました。また、3年生は、「報告会を通じて学び得た気づきは、『本人の意思を尊重する』という支援の基本的姿勢であり、その人の背景を深く理解する姿勢が必要になると考えた。社会的によいとされる状態が、必ずしも本人にとっての最善であるとは限らないことを改めて実感し、今後の学習過程で画一的な『自立』や『社会参加』にとらわれない視点を身につけていきたい」と話していました。
ご出席いただいた16名の実習指導者の方々のあたたかいコメントや事後指導は、4年生にとって大きな励ましとなるとともに、後輩である3年生にとっても本コースでの学びや実習への動機と期待が高まる機会となったようです。終了後は、実習指導者の方々と教員による実習連絡協議会も実施でき、今後の実習指導に対する共通理解の場となる貴重な時間となりました。