令和7年度 山口県立大学・防府市サテライトカレッジを開催しました。

令和7年11月8日(土) 防府市役所 新庁舎3階共用会議室に於いて、令和7年度 山口県立大学・防府市サテライトカレッジを開催しました。

今回の講座テーマは、「景観写真講座」と題し、山口県立大学 国際文化学部 文化創造学科 倉田 研治 准教授が、受講者9名に対し講義を行いました。

防府市サテライトカレッジの様子1
防府市サテライトカレッジの様子2
防府市サテライトカレッジの様子3

また、講座のアドバイザーとして、写真家 柴田 明蘭(しばた あきら)氏(公益社団法人 日本写真家協会 理事)にご参加いただき、プロの立場から撮影のコツや写真の講評をしていただきました。

柴田氏は京都市在住で、金閣寺(鹿苑寺)や相国寺などのオフィシャルカメラマンとして活躍されている写真家です。

防府市サテライトカレッジの様子4
防府市サテライトカレッジの様子5
防府市サテライトカレッジの様子6
防府市サテライトカレッジの様子7

写真撮影で大切なことのひとつに構図があります。構図には、画面を縦横に三分割し交点に被写体を置く「三分割構図」、上下または左右で対象になるように被写体を配置する「シンメトリー構図」、画面の一点から放射状に線が伸びていく「放射線構図」などがあり、構図を意識して撮影すると今までとは違うイメージになることを教わりました。

その後、外に出てまち歩きをしながら写真撮影をしました。そして撮影した写真の中から2枚を選びタイトルをつけてパソコンに取り込みました。

防府市サテライトカレッジの様子8
防府市サテライトカレッジの様子9

そして、選んだ写真をモニターに映し写真のタイトルと説明を一人ずつ発表しました。その写真について講師2人から優れている点や工夫すればさらに良くなる箇所などのアドバイスをいただき、納得した様子がうかがえました。

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さらに、他の人が撮影した写真も見て、どのような意図で撮影したのか、自分とは違う視点や工夫がわかり刺激になったという感想もありました。

防府市サテライトカレッジの様子12
防府市サテライトカレッジの様子13

受講者アンケートでは、

「年をとっても何か新しいことにチャレンジする勇気が湧いてきた。」

「写真をもっと多く撮りたい気持ちになった。」

「カメラの取り扱いにもっと気を配るようにしたいと思いました。構図・タイトルにも気を付けたいです。」

「わかりやすい説明と写真を講評していただけるのが良かったです。」

「ずっと気になって学びたいと思っていたカメラのことを学ぶことができた。もっと学んでカメラを活用したい。」

などの声が寄せられ、講座を通して撮影技術だけでなく、写真で伝える楽しさも体験できた様子でした。

写真の最大の良さは、一瞬を切り取って残せることです。時間は流れて消えていくものですが、写真はその流れを止め、感情や出来事を「今ここにあるもの」として残します。笑顔や光の加減、風の気配など、それらを後から見返すと、記憶がよみがえります。

カメラやスマホを手にして街を歩き、写真を撮ってみませんか!