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2024.07.29

精神保健福祉コース3年次生の学びの様子です

前期の開講科目である「ソーシャルワーク演習A」において、学外より講師をお招きし、特別授業を実施しました。本科目は、精神保健福祉士として考え、行動できるようになることを目指して、精神保健医療福祉領域におけるソーシャルワークを展開するために求められる専門性の基礎を学ぶことを目的としています。全15回、30コマの授業の中で、2回実施した特別授業は、学生にとって最も大きく、印象に残る学びの機会となりました。

特別授業のテーマは、「精神保健福祉士を目指す学生に、知っておいてほしいこと」で、1回目は、精神科医療機関と障害福祉サービス事業所の精神保健福祉士の方々、2回目は、現在山口県においてピアサポートを広めていこうと活動している任意団体より3名の方々をお招きし、各々の立場から、日頃の活動や実践に基づいた講義をしていただきました。

精神科医療機関の精神保健福祉士の方のご講義風景
○精神科医療機関の精神保健福祉士の方のご講義風景
障害福祉サービス事業所の精神保健福祉士の方のご講義風景
○障害福祉サービス事業所の精神保健福祉士の方のご講義風景
「ピアサポートやまぐち」のみなさまのご講義風景
○「ピアサポートやまぐち」のみなさまのご講義風景

各回の講義後には、学生の質問一つひとつに丁寧に答えていただきました。学生は、「精神保健福祉士の役割の幅広さ、魅力について知ることができました。お二人のお話に共通していた『想像力』の必要性について、これから様々なことに挑戦することを恐れず、多くの経験を積んで、自分の考えに奥行きを持たせられるようにしたいと考えています」(1回目)「お二人のリカバリーストーリーや、会長のピアサポート活動についてのお話を聞いて、人との関わりが重要であると学びました。自分が相手を傷つけてしまわないかと怖気づくのではなく、積極的に関わることが、自然に関係性を構築することへと繋がるのかもしれないと気付くことができました」(2回目)などの感想を述べていました。

ご講義後のふり返りの風景―その1―
○ご講義後のふり返りの風景―その1―
ご講義後のふり返りの風景―その2―
○ご講義後のふり返りの風景―その2―

特別授業は、学生自身の関心や視野を広げることのできる貴重な機会となりました。

5名の講師のみなさまには、心より感謝申し上げます。

栄養学科高大接続講座での課外活動体験

栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

7月13日(土)に開催された高大接続講座にて、山口県内の高校生を対象に「『食育』について考えよう」をテーマとした体験活動を行いました。

高大接続講座の様子1

前半の講義では、食育基本法や食育推進基本計画をもとに、我が国の取り組みや根拠に基づいた食育の良さを紹介しました。また、実際にゴハンジャーが登場し、本チームが行っている食育活動と食育教材の紹介も行いました。

高大接続講座の様子2

後半は、食育推進基本計画の目標から気づいたことや考えたことをグループで話し合い、各グループでテーマを決め、食育教材の作成・実演をしてもらいました。

高校生は、本チームのメンバーとともに食育に関する課題について真剣に考え、ディスカッションや実際に食育教材を作成するときは各グループで協力しながら楽しんで取り組んでいました。

高大接続講座の様子3
高大接続講座の様子4

「ヘルメット着用率向上キャンペーン」を実施しました

2023年4月1日から、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化され、2024年10月1日からは自転車保険の加入が義務化されます。これに伴い、山口警察署から、山口県立大学地域安全ボランティア団体「桜SA(オーサ)」が、「自転車安全利用アンバサダー」に委嘱されました。

7月19日(金)に山口警察署で行われた委嘱式には代表学生2名が参加し、山口警察署長から委嘱状を受け取りました。

「自転車安全利用アンバサダー」委嘱式の様子1
「自転車安全利用アンバサダー」委嘱式の様子2

委嘱式後には本学に移動し、山口警察署、山口県環境生活県民生活課と協働で、「ヘルメット着用率向上キャンペーン」と題し、学生向けに広報チラシを配布しました。

「ヘルメット着用率向上キャンペーン」の様子1
「ヘルメット着用率向上キャンペーン」の様子2

今後も、山口警察署と連携し、自転車の安全利用やヘルメット着用率向上に向けて、様々な取組を推進していく予定です。

山口県立大学地域安全ボランティア団体「桜SA(オーサ)」と山口警察署の方々

歯の健康フェスタを開催しました

7月18日、厚生棟食堂前で「歯の健康フェスタ」を開催しました。

YPUドリームアドベンチャープロジェクトで今年度採択された「今歯科(しか)ない!~歯の健康守れちょる~?」の企画で、大学生のお口の健康への興味・関心を高めることと、定期的な歯科健診の受診を促すことを目的とするものです。

歯科医師による無料の "歯科相談"

歯科医師による無料の

歯科衛生士による個人に合った歯ブラシの提案 "歯ブラシソムリエ"

歯科衛生士による個人に合った歯ブラシの提案

お口の衛生状態がわかる"RDテスト"

お口の衛生状態がわかる

これら3つの企画を実施しました。本学学生の歯科健診の結果に基づく現状や予防歯科、歯ブラシ選びのポイントをまとめたリーフレットの配布、そして自分に合った歯ブラシのプレゼントもあり、たくさんの学生が立ち寄ってくれました。公式マスコットキャラクター「わいぴよ」も応援に駆けつけ、会場を和ませてくれました。

公式マスコットキャラクター「わいぴよ」

学生のみなさんが歯の健康について考える良い機会になったと思います。引き続きこのプロジェクトでは、大学生のお口の健康のための普及啓発活動を継続していきます。

令和6年度 山口県立大学・宇部市サテライトカレッジを開催しました。

令和6年6月29日(土)宇部市立図書館にて、宇部市サテライトカレッジ第2回目を開催しました。

今回のテーマは、宇野千代と雑誌『スタイル』と題して、山口県立大学 国際文化学部 文化創造学科 加藤 禎行 教授が受講者19名に対し講義を行いました。

宇野千代は、山口県出身の昭和期を代表する有名な女性作家のひとりです。作家としての執筆以外にも服飾・流行・生活文化を扱うファッション雑誌『スタイル』を編集発行しています。講座では、宇野千代の生涯と雑誌『スタイル』について詳しく解説がありました。

宇部市サテライトカレッジ第2回の様子1
宇部市サテライトカレッジ第2回の様子2
宇部市サテライトカレッジ第2回の様子3
宇部市サテライトカレッジ第2回の様子4

作家活動以外にも、雑誌の編集発刊、着物デザイナーなど実業家としての才覚を見せる宇野千代に、受講者の方も感心した様子で聞き入っていました。

宇部市サテライトカレッジ第2回の様子5
宇部市サテライトカレッジ第2回の様子6

ファッション雑誌『スタイル』は、昭和11年に創刊されましたが、のちに戦争になり発行は一時中断されます。終戦後、半年で復刊し、華やかな情報に飢えていた女性たちの間で驚異的な反響を呼びました。

会場には、宇野千代の関連図書や雑誌『スタイル』の復刻版が展示され、受講者の方は興味深そうに手に取って閲覧されていました。

宇野千代の関連図書や雑誌『スタイル』の復刻版
宇野千代の関連図書2
宇野千代の関連図書3
雑誌『スタイル』の復刻版2
雑誌『スタイル』の復刻版3
  • 受講者アンケートでは、
  • 「宇野千代のことがもっと知りたくなった。本を読んでみたいと思う。」
  • 「雑誌『スタイル』の記事が昭和初期の時代をよく表しており、とても興味深かった。」
  • 「内容がすばらしい。格調高い講義を受講出来て喜んでいます。」
  • 「山口の文学者が活躍した話に刺激を受けた。」

などの声が寄せられました。

宇野千代は、有名な小説家であると同時に、編集者や着物デザイナーなど多くの顔を持つ、自立した女性実業家であったことがわかる講座でした。