令和5年度 山口県立大学・下松市サテライトカレッジを開催しました。

令和5年8月26日(土)下松市市民交流拠点施設「ほしらんどくだまつ」に於いて、下松市サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは、夏休み子供向け講座「着たい服をデザインする」と題して、山口県立大学 文化創造学科の松尾量子教授が受講者79名(33組の小学生親子)に対して講義を行いました。

サテライトカレッジの様子1

講座では、スライドによる説明の後、台紙に布地や色紙などを切って貼り付ける服のデザイン画を制作していきました。

サテライトカレッジの様子2

子供たちは一生懸命に集中し、様々な色の布地や色紙を使い、個性豊かな作品を仕上げていきます。一緒に参加した保護者は、子供の自由な発想、工夫に感心していました。

出来上がった作品は、ボードに貼り、他の人の作品と見比べる時間がありました。「あれ、すごいね。」「色がきれい。」「立体的に作ってあるんだ。」などの感想や、感動や憧れのため息が漏れていました。

サテライトカレッジの様子3

サテライトカレッジの様子4

受講した小学生からは、

「上手にデザインでき、家でもやってみたいと思った。」

「切り貼りが楽しかった。」

保護者からは

「子供の想像力が豊かになったと思う。」

「大人もやってみたかったと思うほど楽しい講座だった。」

などの感想が寄せられました。

子供の集中した表情を見て成長を感じたり、意外な発想・アイデアに感心したり、親子で楽しめる講座となりました。

2023.09.04

「2024年度精神保健福祉コースオリエンテーション」を実施しました

8月4日(金)に、次年度より精神保健福祉コースで学びたいと考えている2年生を対象に、標記オリエンテーションを実施しました。当日は、本コースでの学びに関心を寄せている2年生22名の参加がありました。

参加学生の受講風景
【参加学生の受講風景】

前半は、担当教員より、精神保健福祉士の概要や、精神疾患は国民的疾患の一つであること、私たちのこころの健康(メンタルヘルス)をめぐる状況についてのミニレクチャーと、3年次以降の学習の流れや実習についての説明がありました。その後、4年生5名による学習体験談が語られ、参加学生は、熱心に耳を傾けていました。感想として、「先輩の話を聞いて、精神保健福祉コースで頑張ろうと思えた」との声があがっていました。

参加学生の受講風景
4年生の「先輩による学習体験談」

第2回目のオリエンテーションは、12月に予定されています。参加学生にとって、本コースでの学びを身近に感じ、今後の進路選択や可能性を考えてみる機会となった様子でした。

精神保健福祉コースカフェの様子1
精神保健福祉コースカフェの様子1
【終了後の精神保健福祉コースカフェ】

山口県立大学「令和5年度前期公開授業」の開講結果

令和5年4月上旬から7月下旬にかけて、「アジア外交史」「中国文学」「生命と生活の質特論(大学院)」の3科目を令和5年度の公開授業として、一般の方にも受講していただきました。

【公開授業とは】

山口県立大学では大学生や大学院生が受けている授業科目の一部を地域の皆様にも公開し、学生と一緒に学ぶことができる機会を提供しています。

公開授業受講期間中は、学生とともに学ぶとともに、大学の施設(図書館、学生食堂、売店等)を利用できるなど、キャンパスライフを楽しむこともできます。

【アジア外交史】

国際文化学部の井竿富雄教授が4月10日から7月24日までの全15回講義した「アジア外交史」には、一般の方9人が受講されました。

授業では、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦の各時代を通して、アジア地域の国際政治・国内政治上の力学、アジア地域の国際政治の現状、アジア地域と他の地域が歴史的事件を起こした経緯などを学びました。

一般受講者からは「明治、大正、昭和と新しい国づくりから、戦争に向かっていく日本とその周辺国の事情がよく理解できた」、「外交という視点でアジアの近代史を見ることができた」、「第一次世界大戦で勝ち組であった日本が、なぜ第二次世界大戦では負け組になったのか、その経過を学び、自分なりに整理することができた」などの感想をいただきました。

アジア外交史の授業の様子
【アジア外交史の授業】

【中国文学】

国際文化学部の川口喜治教授が4月14日から7月28日までの全15回講義した「中国文学」には、一般の方6人が受講されました。

授業では、中国文学の具体的な作品の読解を通じて、文学ジャンル、文学形式、修辞技法、作品をとりまく世界、中国の文化・思想などを学びました。

一般受講者からは「若い学生と一緒に、充実した中国文学の授業を受けることができて大変良かったです」、「帰去来の辞が特に印象に残っています」、「中国文学についていろいろ学ぶことができてとてもよかったです」などの感想をいただきました。

中国文学の授業の様子
【中国文学の授業】

【生命と生活の質特論】

大学院健康福祉学研究科の曽根文夫教授、坂本俊彦教授、国際文化学研究科の金恵媛教授、井竿富雄教授、菱岡憲司准教授がそれぞれの専門分野で講師を務め、4日間の集中講義に一般の方2人が受講されました。

今年度のテーマは「人を取り巻く環境と QOL(Quality of Life)」で、授業では、人を取り巻く物理的および社会的な環境に QOL はどのような影響を受けるのか?環境に左右されながら、加齢という時間軸上で生きていくことについて、生命、生活、地域、国際、政治、文化などの視点から学びました。講義を受けるだけでなく、自分で調べた知識と講義で学んだ知識を基に学生同士の討論でさらに理解を深め、テーマごとに学習内容を発表し、レポートを作成するという能動的なスタイルで授業が行われました。

一般受講者からは「討論では、外国人留学生や様々な経験を積んだ社会人学生からいろんな意見を聞くことができ、より考えを深めることができた」、「森鴎外の『高瀬舟』から尊厳死や安楽死といった重たいテーマを議論し、『足るを知ること』の重要性を学ぶことができた」などの感想をいただきました。

生命と生活の質特論の様子
【生命と生活の質特論の授業】
学生同士の討論の様子
【学生同士の討論】
学習内容の発表の様子
【学習内容の発表】

【令和5年度後期公開授業】

10月からは「デザイン文化論」、「近世文芸論」、「こころの科学」、「経済学」の4科目で後期公開授業を開催します。皆さんも学生と一緒に勉強してみませんか?詳細については以下URLからご覧になれます。

令和5年度 後期公開授業|学生と共に学ぶ講座|オープンカレッジ|地域との連携 | 公立大学法人 山口県立大学|Yamaguchi Prefectural University (yamaguchipu.ac.jp)

2023.08.31

オープンキャンパスにて「しゃふくカフェ」を開催しました

7月15日(土)、8月6日(日)のオープンキャンパスにおいて「しゃふくカフェ」を開催しました。

「しゃふくカフェ」は、ボランティアサークル所属の学生による高校生のための相談コーナーです。大学や社会福祉学部での学び、大学生活やサークル活動の様子、受験対策や体験談など、高校生からの質問や相談に学生が個別にお答えしました。

ご参加いただいた高校生と出身校や出身県が同じ学生もおり、高校時代の話や地域の話などで盛り上がる場面も見られました。

「しゃふくカフェ」の様子1
「しゃふくカフェ」の様子2
「しゃふくカフェ」の様子3

高校生・保護者の皆様におかれましては、暑い中、山口県立大学のオープンキャンパスに、ご参加いただきありがとうございました。在学生との交流は楽しんでいただけましたでしょうか?山口県立大学でお会いできるのを心よりお待ちしております。

令和5年度 山口県立大学・和木町サテライトカレッジを開催しました。

令和5年8月9日(水)和木町総合コミュニティセンターにて、和木町サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは、「健康寿命」を延ばすための生活習慣 ~今日からできる私のフレイル予防~ と題して、山口県立大学 看護学科の横田恵准教授が受講者26名に対して講義を行いました。

講義の様子1

講座では、加齢による心身の活力が低下した「フレイル」状態や、その予防について解説がありました。

講座後半では、グループに分かれ、食材カードを使った食材振り分けゲーム、ビタミンDを含む食材探しなど、ゲーム感覚で楽しく学ぶことができる時間を過ごしました。

講義の様子2

高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、様々な合併症も引き起こす危険があります。フレイル予防の3本柱(①食べる②動く③つながる)を意識して元気に自立して日常生活を送ることができる「健康寿命」を延ばすことが大切と気づく講座でした。