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2024.10.09
令和6年 山口県立大学・岩国市サテライトカレッジ①を開催しました。
令和6年9月10日(火)岩国市民文化会館小ホールにて、岩国市サテライトカレッジ 第1回目を開催しました。
今回の講座は、「国木田独歩と〈やまぐち〉」というテーマで、山口県立大学 国際文化学部 文化創造学科 加藤 禎行 教授が、受講者56名に対し講義を行いました。


国木田独歩は、短編小説「武蔵野」で知られる日本近代文学を代表する小説家のひとりです。
幼名は亀吉で、独歩という名前は筆名です。少年時代を山口県で過ごし、岩国市とは小学校時代を錦見小学校(現在の岩国小学校)で過ごしたという、ゆかりがあります。
講座前半では、岩国での小学校時代の話しや、当時住んでいた場所などが紹介され、受講者には地元の話題となり、興味深い内容となりました。

小学校時代の独歩は、読書好きで学校の成績が優秀だった反面、相当ないたずらっ子だったようです。特に喧嘩の時には相手を爪で引っ掻くことから「ガリ亀」と呼ばれていました。いたずら者でしたが、独歩はどこか憎めない可愛さがあり、特に女子には人気があったエピソードの紹介には笑いが起っていました。

会場では、県立図書館所蔵の国木田独歩に関する図書の展示コーナーがあり、代表作である「武蔵野」の初版本も展示されていました。「武蔵野」は、当時まだ珍しかった話し言葉で身近な自然を瑞々しく描き、注目を集めた作品です。
講座後半では、その「武蔵野」の内容が紹介され、受講者の皆様が聞き入っておられました。


- 受講者のアンケートでは、
- 「独歩の著書に興味を持ちました。読んでみます。」
- 「身近な地名が出てきて、とても興味深い内容でした。」
- 「少年時代の話しは面白かった。」
- 「わかりやすく聞くことができた。独歩の本を読んでみたくなった。」
- 「話に引き込まれるような内容でした。もっと聞きたいと思いました。」
- などの声が寄せられました。
国木田独歩の作品を通して文学の楽しさにふれる講座となりました。
山口にはたくさんの文学者がいます。郷土の文学に興味を持って、人生が豊かになるように文学作品を読んでみましょう。
2024.10.01
令和6年度 山口県立大学・和木町サテライトカレッジを開催しました。
令和6年9月6日(金)和木町総合コミュニティセンターにて、和木町サテライトカレッジを開催しました。
今回は、「『認知症になりにくいまち』は存在する? 」というテーマで山口県立大学 看護栄養学部 看護学科 横田 恵 准教授が、受講者36名に対し講義を行いました。

はじめに、認知症に対してどんなイメージを持っているか隣の方と話し合い、講座がスタートしました。

講座では、認知症とMCI(軽度認知症)をあわせると、65歳以上の約3人に1人が認知機能にかかわる症状があるという調査データが示されました。MCIとは、正常な状態と認知症の中間の状態で、記憶力や注意力などの認知機能に低下がみられるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態のことをいいます。
MCIになると必ず認知症に進行するというわけではなく、正常な状態に戻る可能性もあります。MCI状態になってから1年で約5~15%の人が認知症に移行する一方、約16~41%の人は健常な状態に回復することがあることがわかっています。
認知症になる前のMCI状態の時に早めの対策をすることが認知症予防のカギになります。そのために、生活習慣病予防や、運動不足や社会的孤立などの危険因子を取り除くことが大切という解説がありました。


高齢者は、「寝たきりになると認知症になりやすい」といいます。その逆に、「日常的に運動習慣がある人は認知症になりにくい」、1日の平均歩行時間が30分増えると、健康関連のQOLスコアが高くなり「歩くと健康にいい」ということが証明されています。
そこで、自宅から週1回以上使用する施設までの地図を描いてみる時間がありました。日頃歩いている道や、よく行く施設、お店、交通手段などを記入しました。実際に描いてみると、よく通る道や、どれくらい歩いているかよく分かりました。


- 受講者のアンケートでは、
- 「歩行習慣や社会とのつながりが、認知症予防に良いことがわかった。」
- 「認知症予防のために生活習慣が大切であることが理解できた。」
- 「人生が楽しくなるように思えた。」
- 「生活の中に運動と趣味を取り入れていきたい。」
- 「日常生活を見直すきっかけになった。」
- などの声が寄せられました。
認知症予防の取り組み方を具体的に理解することができ、正しい知識を得る講座となりました。
- 認知症にならないためにも…
- 今日行く(教育)ところがある。
- 今日の用(教養)がある。
- そして 貯筋 。
- で豊かな人生を送りましょう!
2024.09.02
令和6年度 山口県立大学・下松市サテライトカレッジを開催しました。
令和6年8月10日(土)下松市市民交流拠点施設「ほしらんどくだまつ」にて、下松市サテライトカレッジ第2回目を開催しました。
今回の講座は夏休み児童向けの講座で、テーマを〈食育体験活動〉食育戦隊ゴハンジャーが"ほしらんど"へやって来る!と題して、山口県立大学 看護栄養学部 栄養学科 加藤 元士 准教授と栄養学科の学生たちが、小学生9名と保護者に対し講義と劇を行いました。


はじめに、食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャーの学生メンバーが劇やゲームを通じて食の大切さを子どもたちに伝えました。子どもたちは悪者フケンコーにさらわれたお姉さんを助け出すため、いろいろなクイズに挑戦しながら食事の大切さを学んでいきました。





ゴハンジャーと一緒にゲームを行い、三色そろった食事をすることで元気な身体になることがわかりました。魔法の言葉「元気な身体 赤・黄・緑」をみんなでポーズしながら言うことで悪者フケンコーを倒し、元気なお姉さんを取り返すことができました。



今日学んだことや、下松の特産品についてもう一度復習し、台紙に色を塗って世界に一つだけの缶バッチをつくりました。子供たちが嬉しそうにしていたのが印象的でした。


また、保護者に向けて食育の大切さについて先生から講義がありました。朝食習慣と学力の関係を示すデータで「毎日、朝ごはんを食べる子どもほど学力が高い傾向がある」ことが示され、保護者の方は驚かれた様子でした。


- 受講者のアンケートでは、
- 「子どもの楽しめるゲームができて良かったです。楽しく食育が学べました。」
- 「食事に野菜を増やそうと思った。」
- 「朝食は手を抜かず頑張って作ろうと思いました。」
- 「食材のそれぞれの役割が理解できたので、毎日の食事で子どもと確認してみます。」
- などの声が寄せられました。

バランスのよい規則正しい食生活を意識することが、健康や学力、体力の向上につながります。また、健康な身体を作り上げるだけでなく、社会性やマナーなど生きていく上で必要な知識・スキルも身につけられるのが食育のメリットと理解できた講座でした。
2024.08.28
令和6年度 山口県立大学・下松市サテライトカレッジを開催しました。
令和6年8月10日(土)下松市市民交流拠点施設「ほしらんど くだまつ」にて、下松市サテライトカレッジ第1回目を開催しました。
今回は、夏休み児童向けの講座として「着たい服をデザインする」をテーマに、山口県立大学 国際文化学部 文化創造学科 松尾 量子 教授が、小学生29名と保護者に対し講義を行いました。


講座では、専用の台紙にデニムなどの布地や折り紙などを使い自分が着たい服のデザインを作り上げていきました。
はじめに、デザインに使う素材を選びます。子供たちは、色鮮やかな布地や折り紙、リボンの中から自分のイメージしたデザインに合う素材を慎重に選んでいました。


次に、選んだ布地や折り紙を服の形に切って、のりやボンドで貼り合わせていきます。布地を重ねて貼り立体的に作ったり、マジックで色を付けるなど様々な工夫を凝らしていました。


子供だけでなく保護者の方も一緒になって作品の制作を手伝い、気が付くとあっという間に制作時間が過ぎていました。みなさん集中して取り組んでおられました。


出来上がった作品は、ホワイトボードに貼り出し全員の作品を見ていきました。他の人がどんな作品を作っているのか興味津々の様子で「あれがいい。」「色使いがきれい。」「帽子をかぶってる。」...など様々な声が上がりました。




- 受講者のアンケートでは、
- 「楽しんで制作に取り組めました。」
- 「とても面白い講座でした。着ることを大切にしたいと感じた。」
- 「他の人のデザインがとても興味深かった。」
- 「子どもがとても集中して楽しんでやっていた。大人も楽しかった。」
- 「楽しくて作業時間があっという間だった。」
- などの声が寄せられました。
子どもたちは一生懸命に作業し、思い思いの作品を作り上げました。その姿を見た保護者の方は、発想や集中力に感心し、子どもの成長を感じていたようです。夏休みに親子で過ごす良い時間となった講座でした。
2024.08.28
令和6年度 山口県立大学・美祢市サテライトカレッジを開催しました。
令和6年8月3日(土)美祢市民会館にて、美祢市サテライトカレッジ第2回目を開催しました。
今回のテーマは、「本当の仏教 第4章」と題して、山口県立大学 国際文化学部 国際文化学科 鈴木 隆泰 教授が受講者28名に対し講義を行いました。

今回は、2021年から続く「本当の仏教」シリーズの第4回目が行われました。毎年人気の講座でリピーターの方も多く参加されました。
人間の生と死、よりよく生きるということについて仏教の原典・原点から学びました。


仏教は身近にありながら、よく知らないことも多くあります。現代において、仏教は「何かあった時だけ」のように思いがちですが、特別な時だけでなく、何気ない日常において生きている人のためにあるという解説があり、受講者の方はメモを取っておられました。


スリランカの故ジャヤワルダナ元大統領が、1951年のサンフランシスコ講和会議にスリランカ代表(当時蔵相)として出席し、「憎悪は憎悪によって止むことなく、慈愛によって止む」というブッダの言葉を引用し、対日賠償請求権の放棄と、わが国を国際社会の一員として受け入れるよう演説を行ったエピソードが紹介され、その演説のもとになったブッダの言葉を言語で解説されました。


また、ジャヤワルダナ元大統領は死去に際し献眼、角膜提供し「右目はスリランカ人に、左目は日本人に」との遺言通り、左目の角膜は長野県の女性に移植されました。この逸話に受講者の方が感動しながら聞き入っている様子がうかがえました。
- 受講者のアンケートでは、
- 「素晴らしい内容で、全てが心に残っています。」
- 「とてもわかりやすい内容で、日々の過ごし方を教えて頂けました。」
- 「自分がいま生きていることに感謝しなければいけないと改めて思いました。」
- 「ありがたいという気持ちを持って生活していこうと思いました。」
- 「スリランカのジャヤワルダナ元大統領がブッダの言葉を引用した話は印象的でした。」
- などの声が寄せられました。
よりよく生きるための過ごし方や、本当の仏教の教えについて深くふれ、改めて仏教の魅力について再発見できた学びの深い講座となりました。