サテライトカレッジ

令和5年度 山口県立大学・山口市サテライトカレッジを開催しました。

令和5年10月13日(金)山口市徳地地域交流センターにて、第1回山口市サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは、ころばぬ先のフレイル予防「毎日の食事で健康寿命を延ばしましょう!!」と題して、山口県立大学栄養学科の白野容子准教授が受講者11名に対して講義を行いました。

講義をする栄養学科 白野容子准教授

「フレイル」とは、加齢によって心身が老い衰え、社会とのつながりが減少し、健康と要介護の中間にある状態のことです。

「フレイル」についてのスライド

講座では、生活習慣を見直し、フレイルを予防するために、

  • フレイルを理解し、自分自身のフレイル度のチェック
  • バランスのとれた食事とはどんなものなのか
  • 日常の食事で出来る工夫

などについて詳しく解説がありました。

第1回山口市サテライトカレッジを受講する方々

受講者からは、

「とてもわかりやすかった。考え直す機会になった。」

「具体的な食事のとり方について知ることができ、参考になった。」

「日頃の食生活に取り入れやすいと思った。」

「使ったことのない乾物など色々あることがわかったので使ってみようと思う。」

などの声が寄せられました。

第1回山口市サテライトカレッジの様子

健康寿命を延ばし平均寿命との差を小さくするためには、フレイルを予防することが重要なポイントになることがわかりました。

そのために食生活に気を付けて実践していきたいと思う講座となりました。

令和5年度 山口県立大学・岩国市サテライトカレッジを開催しました。

令和5年10月7日(土)岩国市民文化会館にて、第2回岩国市サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは、古代周防国の住人たち―とくに東部を中心として―と題して、山口県立大学文化創造学科の渡邉滋准教授が受講者67名に対して講義を行いました。

講義をする文化創造学科 渡邉滋准教授

「周防国」の名称の由来となった「小周防」や巨大な古代山城「石城山」、数多くの古墳群の存在などから、7世紀代までの中心地は東部に置かれていたと考えられるとの解説がありました。

古代周防国の住人たちについてのスライド

地元の東部地域が当時大きな影響力を持ち中心地となっていたことに驚き、うなずきながら興味深く聞き入る方が多くおられました。

第2回岩国市サテライトカレッジ受講者の方々

受講者からは、

「生まれ育った地域の歴史や成り立ちがわかり満足しています。」

「ていねいな説明で、当時の様子が想像でき楽しかった。」

「奈良時代の様子が理解できた。」

「茶臼山古墳の話しはとても興味深く聞きました。」

などの声が寄せられました。

国印サンプルの展示コーナー

また、会場には当時の国印サンプルの展示コーナーがあり、多くの人が手に取り注意深く観察していました。

古代周防国の歴史を知ることで、地域に対して興味が湧き、知識が深まる講座となりました。

歴史は面白い。

令和5年度 山口県立大学・周南市サテライトカレッジを開催しました。

令和5年9月19日(火)周南市学び・交流プラザにて、周南市サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは、「お口の健康を保つための食生活」と題して、山口県立大学 看護栄養学部 栄養学科の寺田亜希特任教員が受講者17名に対して講義を行いました。

周南市サテライトカレッジの様子1

講座では、加齢とともに口腔機能が衰えることで、身体のフレイル(病気ではないが年齢と共に心身の活力が低下して介護が必要になりやすい状態のこと)につながるというデータを基にした解説がありました。

周南市サテライトカレッジの様子2

口腔機能の低下をチェックリストで確認したり、咀嚼チェックガムで嚙む力が低下していないかなどの確認も行いました。

周南市サテライトカレッジの様子3

受講者のアンケートでは、

「舌の体操をして、食生活を見直してみようと思った。」

「オーラルフレイルという言葉を初めて知り、食事の参考にしたいと思った。」

「噛む回数を増やすことや、食事のバランスに気を付けたい。」

などの声が寄せられました。

いつまでも食べ物をおいしく食べるために必要な口腔の健康について、食生活から見直すきっかけになる講座でした。

令和5年度 山口県立大学・岩国市サテライトカレッジを開催しました。

令和5年9月9日(土)岩国市民文化会館にて、第1回岩国市サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは、~『雨月物語』「吉備津の釜」を読む~と題して、山口県立大学文化創造学科の菱岡憲司准教授が受講者46名に対して講義を行いました。

岩国市サテライトカレッジの様子1

はじめに古典原文の朗読を聞き、それを現代文に訳す解説があり、内容がわかりやすく伝わるとともに、情景を思い浮かべながら聞くことが出来ました。

「この次の展開はどうなるのだろう。」、「早く次の段落が聞きたい。」とワクワクドキドキしながら聞き入りました。

岩国市サテライトカレッジの様子2

受講者からは、

「先生の話がとても面白く、時間があっという間に過ぎた。」

「今まで雨月物語という名前は知っていたが、内容は知らなかった。今回の講座を聞き、よく分かりました。」

「物語がとても面白く、理解できました。」

「講座を聞いて、江戸文学に親しんでみようと思った。」などの声が寄せられました。

岩国市サテライトカレッジの様子3

また、会場には、雨月物語や作者の上田秋成の書籍など、講座に関連する書籍が展示され、受講者が手に取り興味深そうに眺めていました。

岩国市サテライトカレッジの様子4

「吉備津の釜」を読むことを通じて、古典文学に対して興味が湧き、知識が深まる講座となりました。

令和5年度 山口県立大学・周防大島町サテライトカレッジを開催しました。

令和5年9月5日(火)周防大島町 大島文化センターにて、周防大島町サテライトカレッジを開催しました。

今回のテーマは、運動で元気長寿 ~仲間がいることが元気の秘訣~ と題して、山口県立大学 社会福祉学科の角田憲治准教授が受講者48名に対して講義を行いました。

周防大島町サテライトカレッジの様子1

講座では、

①運動のさまざまな効果について、

②仲間の存在と元気長寿について、

③運動支援ボランティアとしての活動が自分の健康増進に貢献 の3点について解説がありました。

たくさんの比較表やグラフを使った科学的データを基にした説明は、わかりやすく、受講者も納得の様子でした。

周防大島町サテライトカレッジの様子2
周防大島町サテライトカレッジの様子3

長寿の秘訣は、運動と社会交流にある。

運動は仲間と一緒に行うことで効果が上がる。

運動サークルに所属しているだけで介護予防効果がある。...などの解説がありました。

周防大島町サテライトカレッジの様子4

講座終了後、受講者から

「ウォーキングを始めようと思う。」

「仲間との運動の大切さがわかった。」

「今日の講演を聞いて、自分のために毎日歩こうと決めました。」などの感想があり、前向きに意識が変わった様子がうかがえる講座となりました。