サテライトカレッジ

第1回防府市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年8月6日(土)、防府商工高等学校にて、第1回防府市サテライトカレッジを開催しました。今回の講座は「景観写真講座」と題して、国際文化学部 文化創造学科の倉田研治准教授が山口県内の高校生11名に対して講義を行いました。会場では、オンライン講評を予定していた写真家 柴田明蘭氏のサプライズ登場もあり、講座は大変な盛り上がりとともに幕を開けました。

講座の様子の写真
講座の様子の写真

 受講生は、カメラの使い方やピントのあわせ方、撮り方のコツについてレクチャーを受けた後、本学の学生と高校生とでグループに分かれ、防府市内のまち歩き撮影に出掛けます。

まち歩き撮影のスタートです。

商店街や防府天満宮周辺で撮影

防府天満宮で撮影

 撮影が終わった後は学校に戻り、写真のセレクトです。それぞれのとっておきの写真にタイトルを付け、作品のコンセプトを交えながら発表を行いました。

発表の写真
発表の写真

 講師からは、「高校生の視点でしか見つけられないようなユニークで素晴らしい写真ばかりである」との言葉や「カメラの位置を少し動かしてみたり、ピントを合わせるなど、少しの工夫でもっと良い写真が撮れる」などの講評がありました。
 受講生からは「初めて一眼レフカメラで写真撮影をし、貴重な体験ができました」「普段何も考えず通っている道や建物に対して新たな発見もあり、防府市の違う一面を知ることができました」との声が寄せられました。

講座終了後の記念撮影

高校生の撮影した写真
高校生の撮影した写真
高校生の撮影した写真

高校生の撮影した写真

第2回周南市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年7月22日(金)、周南市学び・交流プラザで第2回周南市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「毎日骨骨(=コツコツ)骨太生活」と題して、看護栄養学部 栄養学科の白野容子准教授が受講者27名に対して講義を行いました。

第2回周南市サテライトカレッジの様子1

 骨粗しょう症で骨折し、寝たきりになる方が増えています。骨粗しょう症とは、骨の量が減少し、骨折しやすくなった状態のことをいいます。 講義では、骨粗しょう症の予防のために、適度な運動を行い日光に当たることが良いことや、カルシウムの吸収を良くするためには他の栄養素も必要であり、1日3食バランスの良い食事が必要であることなど、レシピの紹介を交えながら解説されました。さらに「カルシウム自己チェック表」で、受講者の方それぞれのカルシウムの摂取量もチェックしました。

第2回周南市サテライトカレッジの様子2 第2回周南市サテライトカレッジの様子3

 受講者の方からは「これまでカルシウムはよく摂れていると思っていたが、チェック表により、足りていないことに気付かされた」「少しの工夫で食生活の改善ができることがわかり良かった」との声が寄せられました。
 健康維持について、これまで以上に意識の高まる講座となりました。

第2回柳井市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年7月9日(土)、柳井市文化福祉会館で第2回柳井市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「古代の周防国と中央政界」と題して、国際文化学部 文化創造学科 渡辺滋准教授が受講者32名に対して講義を行いました。



 周防国は現在の山口県の東部に設置され、大島郡、熊毛郡、玖珂郡、吉敷郡、都濃郡、佐波郡の6郡から成り立っており、中央政界と強いつながりを持っていました。地方の出身者が中央で活躍するようになるのは一般に中世(鎌倉~室町時代)以降ですが、周防国の場合、すでに平安後期の段階で中央に進出する人々の姿が目立っていました。講義では、どのような背景から周防国の人々が中央で活躍するに至ったのかを実例を取り上げながら解説されました。



 受講者の方からは「改めて山口県の歴史について、見聞を深めていきたいと思いました」「歴史の資料を読んで小さな発見を積み重ねることが、その時代を読み解くことに繋がると思う。学びの姿勢というものについて考える機会となった」などの声が寄せられました。地元の歴史についてさらに深く学べる講座となりました。



第2回宇部市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年6月25日(土)、宇部市立図書館で第2回宇部市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『詞華集/山口県詩選』について」と題して、郷土文学資料センター 加藤禎行教授が受講者10名に対して講義を行いました。



 「詞華集/山口県詩選」は、巻頭に中原中也の詩があり、国木田独歩、種田山頭火、金子みすずなど山口県ゆかりの文学者39人の作品が収録されています。



 講義では、山口県詩選からピックアップされたいくつかの作品が、会場に設けられた展示コーナーの資料とともに紹介されました。



 受講者の皆さんは、相槌を打ったりメモを取るなど、熱心な様子で講義を受けられていました。講座終了後には「山口県の多くの文学者のことをほとんど知らなかった。新しい知識となりました」「山口県の文学について、より一層興味が深まりました」「これから作品を調べたり、読んで見ようと思います」との声が寄せられるなど、山口県にも素晴らしい文学者がたくさん存在することを知る良い機会となりた。

第1回柳井市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年7月2日(土)、柳井市文化福祉会館で第1回柳井市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『平家物語』「先帝身投」を読む」と題して、国際文化学部 文化創造学科の稲田秀雄教授が受講者32名に対して講義を行いました。





 「平家物語」は、平安時代に武家貴族として台頭した平家の栄華と衰退が描かれた軍記物語です。講座テーマ「先帝身投」では壇ノ浦の戦い終盤、源氏の軍勢に追い詰められ、平家の終わりを察した二位殿(平時子)が、幼い安徳天皇を抱きかかえて入水する場面が描かれています。



 講義では、天皇として生まれながらも、祖父平清盛の悪行により御運が尽きて、入水することとなった安徳天皇の生涯や、安徳天皇が祀られている赤間神宮(下関市)について写真や資料とともに詳しく解説されました。



 質疑応答の時間では「平家を追討するように命じた黒幕は誰なのか?」「源平合戦の勝敗を決したのは、日本の有力な神々が源氏に見方をしたからなのか?」など物語の深い部分について質問が交わされました。 受講者の方からは「当時の方の世界観を知ることができた」「これからも学び続けたいという意識が増しました」との声が寄せられ講義は大盛況のうちに幕を閉じました。