第2回柳井市サテライトカレッジを開催しました


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 令和4年7月9日(土)、柳井市文化福祉会館で第2回柳井市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「古代の周防国と中央政界」と題して、国際文化学部 文化創造学科 渡辺滋准教授が受講者32名に対して講義を行いました。



 周防国は現在の山口県の東部に設置され、大島郡、熊毛郡、玖珂郡、吉敷郡、都濃郡、佐波郡の6郡から成り立っており、中央政界と強いつながりを持っていました。地方の出身者が中央で活躍するようになるのは一般に中世(鎌倉~室町時代)以降ですが、周防国の場合、すでに平安後期の段階で中央に進出する人々の姿が目立っていました。講義では、どのような背景から周防国の人々が中央で活躍するに至ったのかを実例を取り上げながら解説されました。



 受講者の方からは「改めて山口県の歴史について、見聞を深めていきたいと思いました」「歴史の資料を読んで小さな発見を積み重ねることが、その時代を読み解くことに繋がると思う。学びの姿勢というものについて考える機会となった」などの声が寄せられました。地元の歴史についてさらに深く学べる講座となりました。