地域貢献

なつやすみの宿題楽しく学ぼう会を開催しました

8月8日(木)、9日(金)に「なつやすみの宿題楽しく学ぼう会」を開催しました。

今年度で15回目となるこのイベントは、本学学生が企画、先生役となり、地域の小学生を対象に夏休みの宿題を応援する活動です。

1日目は朝の会・アイスブレイクからスタート。アイスブレイクでは、「ジェスチャーゲーム」をしました。始めは緊張していた小学生たちも、ゲームを通じて緊張がほぐれてきたようです。

朝の会

お勉強タイムです。夏休みのドリルや読書感想文など、わからないところを先生役の学生に聞きながら集中して取り組み、予定していた範囲より多く進めることができた小学生も!

お勉強1
お勉強2

お勉強の後はお楽しみ授業です。1日目はDX・IR推進室の職員による「アバター作り」を実施。中にはあまりパソコンを使ったことのない小学生もいましたが、学生がサポートしつつ、全員が素敵なアバターを作成することができました。2日目は栄養学科教員による「よく飛ぶ紙飛行機づくり」。今まで作ったことのない紙飛行機を作成し、最後にはみんなで紙飛行機飛ばしを行いました。

お楽しみ授業1
お楽しみ授業2

午後からは、レクリエーションで大盛り上がり!1日目に実施した「謎解きクイズラリー」では、グループに分かれて、本学に関するクイズに答えたり、ミッションにチャレンジしたりしながらキャンパスを回りました。2日目には「人間指スマ」「ばくだんゲーム」に挑戦。1年生から6年生まで、みんなで楽しむことができました。

レクリエーション

参加してくれた小学生からは、「勉強が進められたし、日頃できないことができてよかった。」「アイスブレイク、お楽しみ授業、レクリエーションが楽しかった。勉強も大学生が教えてくれたので早くできた。」といった感想が寄せられました。また来年も参加をお待ちしています!

集合写真

2024.08.21

山口県立大学 地域交流イベント「県大見本市2024」を開催しました。

県大見本市2024チラシ

山口県立大学では、大学と地域が一体となり教育・研究活動を進め、地域の人材、文化、生活において新しい価値を創造する「大地共創」の取組を推進しています。

この度、地域の企業、団体、自治体、高等学校、高等教育機関等の皆様に本学が推進する大地共創の具体的な取組をご紹介して理解を深めていただくとともに、交流・連携促進を図ることを目的とした地域交流イベント「県大見本市2024」を開催しました。

県大見本市2024の様子1
県大見本市2024の様子2
県大見本市2024の様子3

♦開会のご挨拶

開会にあたり、岡 正朗 理事長から、山口県立大学が地域と一体となり教育・研究を進めていることへの理解を深めていただくことや、地域の皆様と交流・連携を図ることなど、「県大見本市2024」開催の目的について紹介がありました。

県大見本市2024の様子4
県大見本市2024の様子5
県大見本市2024の様子6

♦第1部 プレゼン発表

本学が推進する地域との様々な取組について、教員、学生、卒業生が発表を行いました。

【山口県立大学の地域における教育活動について①】

長門市を本拠地とする7人制女子ラグビーチーム「ブルーエンジェルス」のメインスポンサーであるヤマネ鉄工建設株式会社様より広報宣伝活動の依頼があり、デザインによる地域貢献のための応援用グッズ作成について文化創造学科 山口 光 教授より発表がありました。

試合観戦・応援用のノベルティーグッズとしてマフラータオルを学生たちがデザインし、授業でコンペを行い、出来上がった作品の中から、優秀作品5点を選出。さらに最優秀作品については実際に商品化されました。

県大見本市2024の様子7
県大見本市2024の様子8
県大見本市2024の様子9

【山口県立大学の地域における教育活動について②】

株式会社DERESI様と栄養学科の学生が主体となり実施している課外活動のチーム「地産地消プロジェクト やまぐち食べちゃる隊」との受託事業について、栄養学科 山崎 あかね 准教授と学生2名から発表がありました。

山口県の特産品の認知度向上と地域経済の活性化を目指して、学生たちが考案した山口県産の大島みかんをまるごと使ったブラウニーや、ういろうをイメージした和風のブラウニーなどを山口市中心商店街で販売し、完売しました。

県大見本市2024の様子10
県大見本市2024の様子11

【学生の授業での取り組みについて】

やまぐち未来デザインプロジェクト履修生の学生2名より、授業で取り組んだ「ふろしきプロジェクト―交流を目的とした地域包括型複合施設―」について発表がありました。

「やまぐち未来デザインプロジェクト」は、全ての1年生が、全学科混成チームを編成し、「人口減少社会をどうデザインすべきか」をテーマとして、デザイン思考のプロセスを経て、データを活用し、外部専門家の助言も得て、多様な地域課題のアイデアを創出するものです。

現在の高齢者福祉施設などを有効に活用する具体的なアイデア(イベントを行い地域交流センターとして利用、大学生などのボランティアの場にする、太陽光パネルで発電)など、授業で取り組んだ内容が発表されました。

県大見本市2024の様子12
県大見本市2024の様子13

【山口県立大学の地域における研究活動について①】

「和田 健 資料の調査と研究」について、文化創造学科 加藤 禎行 教授、山口市文化交流課主査 勝間田 実果 様、中原中也記念館館長 中原 豊 様より発表がありました。

和田 健は、山口市の詩人・郷土文学研究家で詩集や山口県の文学に関する著書を多数残しています。その図書・資料等を山口市と共同調査研究を行い、地域の文化的価値の再発見に役立てていることの紹介がありました。

県大見本市2024の様子14
県大見本市2024の様子15
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【山口県立大学の地域における研究活動について②】

美祢健幸百寿プロジェクトB「美祢市における健康寿命評価尺度の開発―全市悉皆調査に基づく長期追跡研究―」について社会福祉学科 角田 憲治 准教授から発表がありました。

美祢市は県内でも高齢化率が高い地域で、健康寿命を延ばすことは生活の質を維持したり介護費を抑制することに役立ちます。長期にわたり追跡研究をしたことや、これからの利用例などの紹介がありました。

県大見本市2024の様子17
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【卒業生による発表①】

現在、企業で活躍する山口県立大学の卒業生2名から学生時代に取り組んだこと、入社してから現在までの取組、学生へのメッセージなどを発表していただきました。

大学で伝統工芸品に関する授業を学んだ際「歴史的に重要なものを後世に残すような仕事に関わりたい」と思い就職先に建設業を選んだことや、現在の仕事を通じての体験談、SNSを使った山口県の魅力発信などの話をしていただきました。

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「建設業への就職と社会貢献」というテーマで発表いただいた
協和建設工業株式会社 山本 大輝 様

【卒業生による発表②】

学生時代の思い出や、卒業後に栄養士として働いたこと、自身の店舗「いくこキッチン」をオープンするまでの経緯などの紹介がありました。仕事で様々な人と会話する中で「県大卒なら信頼できますね」と言ってもらえることがあり「県大ブランド」を感じることが多くあると話されていました。

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「県大とわたし」というテーマで発表いただいた
いくこキッチン 守永 郁子 様

♦第2部 ブース展示・大学連携よろず相談コーナー

ブース展示では、本学の学部学科や大学院等のパネルでの紹介のほか、教育研究活動で連携した企業様等にもご参加いただき、展示や物品販売を行いました。

【第2部の様子】

・大学連携よろず相談ブース

地域連携・PBL関連・就職関連・入試関連等のご相談を受け付けました。

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県大見本市2024の様子25
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・展示ブース(大学関連)

各学科や大学院などで取り組んでいる研究などについてパネル展示や作品展示が行われました。

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・展示ブース(地域の企業・団体様等)

山口県立大学と連携している企業・団体様が各ブースで物販や体験コーナーを設けたくさんの方で賑わっていました。

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県大見本市2024の様子34
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今年で3回目の「県大見本市」には、200名を超える方にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。

  • たくさんの皆様からのご支援・ご協力に感謝いたします。
  • ありがとうございました。

展示ブース出店にご協力いただいた企業様

  • あさひ製菓株式会社 様
  • 大内塗漆器振興協同組合 様
  • NISHIDA COFFEE 様
  • 株式会社やまのわ 様
  • いくこキッチン 様
  • 株式会社丸久 様
  • 株式会社うに甚本舗 様
  • 株式会社63Dnet 様
  • 山口県デジタル政策課 様
  • ヤマネ鉄工建設株式会社 様
  • 生活協同組合コープやまぐち 様
  • 株式会社第一技研 様
  • (順不同)

2024.07.30

山口祇園祭「市民総踊り」に参加しました!

7/24に山口祇園祭を盛り上げる「市民総踊り」(全31団体約1600人が参加)が山口市中心商店街で開かれ、本学からは教職員25名が「チーム県立大」として参加し、「大内のお殿様」の音色に合わせて踊り歩きました。

参加者のみなさんは祭りの熱気を感じ、楽しみながら、踊りで本学を大いにアピールしてくれました!

「市民総踊り」の様子1
「市民総踊り」の様子2
「市民総踊り」の様子3

familyに令和5年度「つなぐ棚田遺産」感謝状が贈呈されました

本学のボランティアサークルfamilyに、令和5年度「つなぐ棚田遺産」感謝状が贈呈されました。

農林水産省が主催する「つなぐ棚田遺産」感謝状は、棚田地域における多様な主体との連携や協力を促進することを目的として、棚田地域の振興等に貢献する企業・大学等の取組を評価し、優れた取組を実施する企業等に贈呈されるものです。

familyは周南市にある大田原自然の家主催行事のボランティアスタッフとして、自然の中で子どもたちと一緒にキャンプをしたり、季節ごとの行事の企画や運営を行ったりしています。中須北の棚田において、山口大学トムソーヤー(ズ)と農作業体験やキャンプを行ったことが評価されました。

family集合写真

【今回の贈呈を受けてのコメント】

family前代表 看護学科3年 狩谷 真樹さん

地域の方々と一緒に実際に農作業を体験することで、ボランティアで関わる子どもたちに普段食べているお米がどう作られたか伝えることができるようになりました。今回感謝状をいただき、大変ありがたく思います。

family代表 社会福祉学科2年 澤井 鈴寧さん

棚田での活動として、田植えや草鞋ウォークなどの活動に参加させて頂きました。棚田で活動するのはなかなかできる体験でなくとても新鮮で、また楽しいものばかりです。地域の方と関わりながら学んだ楽しい活動がこの様な形で見て頂けた事を嬉しく思います。これからも積極的に参加し、棚田での体験を増やして行こうと思います。

感謝状写真

今後も精力的に活動を行ってくれることを期待しています!

つなぐ棚田遺産についての詳細は こちら から

2023.12.21

令和5年度全学客員教授特別講義を開催しました。

令和5年12月11日(月)山口県立大学の桜圃会館にて、令和5年度全学客員教授特別講義を開催し、学生、教職員、同窓生、地域の方など200名を超える参加がありました。

全学客員教授特別講義は、広く活躍されている著名人や各分野の専門家を講師としてお招きし、通常の教育内容をさらに充実させることを目的に開催しています。今年度は、コスモエネルギーホールディングス株式会社常務執行役員CDOのルゾンカ典子氏を全学客員教授としてお迎えし、「ひとや地域のwell-beingを推進できる文系DX人材とは?」をテーマにご講義いただきました。

コスモエネルギーホールディングス株式会社常務執行役員CDO ルゾンカ典子氏

山口県立大学が進めている地域活性化人材育成事業(SPARC)では、「ひとや地域のwell-beingに貢献する文系DX人材の育成」を推進しています。講義ではDXについて事例をあげてご説明いただき、「自分の強みを伸ばそう」「必要なスキルを身につけよう」「知識を活用しよう」と、メッセージをいただきました。

「ひとや地域のwell-beingを推進できる文系DX人材とは?」をテーマに講義するルゾンカ典子氏

受講者からは、「DXについて詳しく知れました。データサイエンスの面白さなどがわかりました。これからの仕事にはデータやDXが必要なのがわかりました。」「DX人材と聞くと理系を想像していましたが、文系DX人材だったため自分と照らし合わせながら考えることができました。」「難しい内容かと思っていたけれど、自分の強みやその強みが持つ可能性を知り、考えることができた。将来のキャリアを決める時、働く時に参考にしたいと思った。」などの声が寄せられました。

ルゾンカ先生、ご講義いただき誠にありがとうございました。

「ひとや地域のwell-beingを推進できる文系DX人材とは?」をテーマに講義するルゾンカ典子氏2