地域貢献

2021.02.25

中山間地域づくり『収穫のつどい』に大学院生・学部生が参加しました

 令和3年2月21日、令和2年度中山間地域活性交流会「中山間地域づくり『収穫のつどい』」に本学の大学院生、学部生が参加し、防府市野島の地域づくりに係る研究について報告を行いました。




 まず、大学院国際文化学研究科2年の田村奈美さんと文化創造学科4年藤本めぐみさんが、研究テーマ「野島をアートで彩る」について報告を行いました。
 島民の創造性を引き出し、交流人口を増やすことを目的として、島全体がかつてツツジで茜色に彩られていたこと、そして夕日がとても美しいことから、野島が「茜島」と呼ばれていたことに着目し、茜染めという日本最古の赤色染色を用いて野島を視覚的にブランディングしたことの成果について説明を行いました。


 続いて、看護学科4年の秋本萌衣さんと深田莉加さんが、研究テーマ「野島の防災を考える」について報告を行いました。
 島民への聴取により、島民の災害への危機意識を高める必要性が明らかになったことから、他県で発生した大災害の地形と類似した場所が野島にもあることを示し、自宅や島の各所の災害危険度、避難場所及び避難経路を確認してもらうために、ハザードマップを作成したこと、そのマップを島民同士の日常会話の中で防災意識の醸成が図れるよう、島民の集う場所に配置する準備を進めていることの説明を行いました。
 会場の参加者から、「なぜ茜を材料に取り上げたのですか?」、「ハザードマップは各戸に配布されないのですか?」といった質問が出されるなど、中山間地区における2つのテーマの着想や取組について関心が高いことがうかがえる発表となりました。

"音楽で繋がる"YPUストリートピアノ オンラインコンサートを開催しました

 YPUストリートピアノが、Yuccaに設置されました。地域交流スペースYuccaでは、地域社会と本学との交流スペースとして学生・教職員の皆さんに活動の場を提供しています。
 今回YPUストリートピアノの誕生を記念して、2月15日(月)に「歌でみんなに笑顔を届けよう」「前を向いて進もう」「今こそ音楽で繋がろう」をテーマに、 コーラスサークルSOGのメンバーと地域共生センターがオンラインコンサートを企画・開催しました。


 まず、ピアノ伴奏に合わせて「忘れないで」という曲から、コンサートがスタートしました。



 この曲には、これまでの出来事や見てきた景色、そして出会った人や一緒に過ごした日々は、心の奥にいつまでも広がっているよとの想いが込められており、参加者も心打たれている様子でした。


 サークル活動の紹介の後、2曲目は「創聖のアクエリオン」です。アップテンポで力強く、聴く人を元気づけるような曲でした。


 今回は、感染対策からSOGにとって初のオンラインコンサートとなりましたが、素敵なコーラスの歌声とピアノの音色で心温まるひとときとなりました。

食育戦隊ゴハンジャー コロナだからといってじっとしていられない!stay home グランプリ

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。


 後期は、前期(コロナだからといってじっとしていられない!stay home グランプリ(前期))と同じ6つの班で、それぞれが考案した教材を実際に作成しました。1月20日(水)には各教材の報告会を開催し、他の班が作成した教材を実際に体験しました。

ゴハンジャーと学ぼう!たべものかるた


 食べ物の豆知識を身に付けることができるよう、読み札に食べ物の豆知識を組み込んだかるたを作成しました。

カレーライスごろく


 カレーライスができるまでの過程を疑似体験できるようなすごろくを作成しました。

ぺたぺたはろう!あか・き・みどりのなかまたち


 既存の三色食品群を教える赤・黄・緑の三色の食べ物とその働きを示したボードをもとに、マグネットを用いた家庭でも実践できる教材を作成しました。

お野菜スクスク!成長ゲーム


 野菜が成長するまでの過程を、サイコロで出た目の数にそって進むボードゲームを作成しました。

春夏秋冬おやさいゲーム


 春から冬までの旬の食べ物を題材としたカードゲームを作成し、ゲームで遊びながら食べ物の旬を覚えられる教材を作成しました。

食育エプロン


 メンバーが活動時に着用する衣装として、旬の食べ物を教える教材になったり、教材を収納したりすることができる様に工夫したエプロンを作成しました。

 今後は、子供たちへの食育活動で使用し、楽しく食について興味や関心を持ってもらえるような活動が期待されます。

文化創造学科の学生が宮野小学校を訪問しました

 12月16日(水)、宮野小学校6年生の児童が書いた日本文化パンフレットの講評会が行われました。
 児童は、自分の興味のある日本文化についてパンフレットを作成しており、和菓子・和食・百人一首・すごろくなどについて書かれていました。
 日本文化パンフレットの講評会の後には、大学のノベルティやパンフレットを6年生全員にプレゼントしました。児童からは大学のパンフレットを見ながら「大学の施設」「大学の授業内容」等についての質問がありました。
 参加した学生からは、「パワーが伝わる日本文化パンフレット、そして、好奇心旺盛な小学生の姿にたくさんの元気をもらいました。大学生と小学生との交流はお互いにとても刺激しあうことができるため、今後も積極的に交流をしていきたいと考えています。」との感想がありました。

令和2年 第2回山口市サテライトカレッジを開催しました

 令和2年10月29日(木)、山口市徳地山村開発センターで第2回サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「健康講座 睡眠と運動で認知症を予防しよう 運動で健康長寿~二重課題運動で脳を刺激しよう~」と題して、社会福祉学部の角田憲治准教授が受講者16名に対して講義を行いました。


 講義では、認知症とうつ病は脳の病気であり、その原因や症状についての話が行われた後、運動が認知症やうつ病予防に高い効果があることについて、実際に体を動かしながら説明が行われました。


 本日のテーマである「二重課題運動(運動しながら他のことをする)」としてスクエアステップを行っている様子。



    講師が見本を見せた後、受講者はそれを覚えて同様に体を動かします。受講者は少し難しい動きにも積極的に取り組まれていました。


受講者からは、「わかりやすい説明でたくさん知識を得ることができました」「認知症にならないために意識を変えようと思いました」との声を頂きました。