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2018.12.06
宮野地域住民と山口県立大学生 大交流会を開催しました
平成30年11月18日(日)、宮野地域交流センターにおいて、「宮野地区&県立大学との大交流会」が開催され、山口県立大学からは、加登田学長、河村事務局長、田中副学長、学生、教職員ら34名(学生12名、交換留学生15名、教職員7名)が参加しました。様々な世代、出身地の人々が料理、スポーツ、音楽を通して交流を深めました。












2018.12.06
桜の森アカデミー新やまぐち学リーダーコースにて「山口県の産業技術革新」と「産業観光を体感する(セメントの道))を行いました
「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。
新やまぐち学リーダーコースでは、地域経済活性化のために注目されている地域観光を支える人材を育成します。
詳しくはこちら
11月15日は山口県内の産業を知り、それをどう地域観光に活用するかをテーマとして現地を視察しながら産業観光を学びました。
前半の講座「山口県の産業技術革新」では「山口県産業技術センター」に行きました。ここはものづくりの様々な問題を企業と一緒に解決するところで、7つの専門技術グループがあります。


山口県は酒類製造業も盛んで、全国的に有名になった獺祭を始め清酒の出荷量が増えています。「発酵食品製造実験室」では「清酒試験醸造」「新規取得酵母の試験醸造」など、お酒を造るための技術協力に加え、酒米の生産奨励や利用促進なども行っています。例えば、廃れてしまった幻の米「殻良都(こくりょうみやこ)」と他の米をかけ合わせ生まれた「西都の雫(さいとのしずく)」の開発にも貢献しました。この酒米は山口オリジナルの酒米品種で清酒の銘柄にもなっています。このような形で、県内企業と協力し企業活性や地域活性にも貢献しています。
精米されとても小さくなった酒米を見た学生からは、「残ったところはどうするのですか?」「おかきなどに使えますか?」など質問が出ていました。県内の企業を支援する意義を受講生は学べたようです。
後半の講座「産業観光を体感する(セメントの道)」では、通常一般向けのツアーとして組まれている産業観光コースの一部を実際に体験しました。
山口県の工業は古くから基礎素材型産業(各種産業の基礎素材を製造する製造業)が発展してきました。県内の工業出荷額構成比のうち大部分を占めており、山口県を支えています。宇部・山陽小野田などの西部地域では、美祢市のカルスト台地から産出する石灰石を原材料とするセメント製造工場が立地しています。 この講座では、セメント産業を主要事業に有する宇部興産(株)に向かい、「日本で一番長い私道」である宇部興産専用道路をバスで走って、その長さを体感しました。その際、当時宇部興産専用道路を造るプロジェクトリーダーを務めた渡邉輝弘氏をエスコ―ターとし、その話を伺いました。
この道路は宇部市と同県美祢市を結び、全長は31.94kmです。セメントや材料となる石灰石を運ぶ際は、「スカニア(SCANIA)」をはじめとする積載量が最大80トンにもなるダブルストレーラーで運びます。この道路を一般車両は走行することができず、トレーラ―もその大きさから公道の走行ができないため、貴重な体験となりました。整備場では特別にバスを降り、トレーラ―を実際に見ることができました。
受講生は道路に使用されているこの技術が、日本の道路事業、国内の自動車メーカーの技術向上というかたちで社会貢献もしてきたという話に聞き入っていました。そして、企業の利益と社会の利益の両立の大切さを認識できたようです。




受講生たちは1日を通して、山口県の魅力を再発見できただけでなく、県内企業の技術力と地域貢献を知り、自然と生活、産業の連携・共生の姿を学ぶ産業観光の重要性を肌で感じたようです。
新やまぐち学リーダーコースでは、地域経済活性化のために注目されている地域観光を支える人材を育成します。
詳しくはこちら
11月15日は山口県内の産業を知り、それをどう地域観光に活用するかをテーマとして現地を視察しながら産業観光を学びました。
前半の講座「山口県の産業技術革新」では「山口県産業技術センター」に行きました。ここはものづくりの様々な問題を企業と一緒に解決するところで、7つの専門技術グループがあります。


山口県は酒類製造業も盛んで、全国的に有名になった獺祭を始め清酒の出荷量が増えています。「発酵食品製造実験室」では「清酒試験醸造」「新規取得酵母の試験醸造」など、お酒を造るための技術協力に加え、酒米の生産奨励や利用促進なども行っています。例えば、廃れてしまった幻の米「殻良都(こくりょうみやこ)」と他の米をかけ合わせ生まれた「西都の雫(さいとのしずく)」の開発にも貢献しました。この酒米は山口オリジナルの酒米品種で清酒の銘柄にもなっています。このような形で、県内企業と協力し企業活性や地域活性にも貢献しています。
精米されとても小さくなった酒米を見た学生からは、「残ったところはどうするのですか?」「おかきなどに使えますか?」など質問が出ていました。県内の企業を支援する意義を受講生は学べたようです。
後半の講座「産業観光を体感する(セメントの道)」では、通常一般向けのツアーとして組まれている産業観光コースの一部を実際に体験しました。
山口県の工業は古くから基礎素材型産業(各種産業の基礎素材を製造する製造業)が発展してきました。県内の工業出荷額構成比のうち大部分を占めており、山口県を支えています。宇部・山陽小野田などの西部地域では、美祢市のカルスト台地から産出する石灰石を原材料とするセメント製造工場が立地しています。 この講座では、セメント産業を主要事業に有する宇部興産(株)に向かい、「日本で一番長い私道」である宇部興産専用道路をバスで走って、その長さを体感しました。その際、当時宇部興産専用道路を造るプロジェクトリーダーを務めた渡邉輝弘氏をエスコ―ターとし、その話を伺いました。
この道路は宇部市と同県美祢市を結び、全長は31.94kmです。セメントや材料となる石灰石を運ぶ際は、「スカニア(SCANIA)」をはじめとする積載量が最大80トンにもなるダブルストレーラーで運びます。この道路を一般車両は走行することができず、トレーラ―もその大きさから公道の走行ができないため、貴重な体験となりました。整備場では特別にバスを降り、トレーラ―を実際に見ることができました。
受講生は道路に使用されているこの技術が、日本の道路事業、国内の自動車メーカーの技術向上というかたちで社会貢献もしてきたという話に聞き入っていました。そして、企業の利益と社会の利益の両立の大切さを認識できたようです。




受講生たちは1日を通して、山口県の魅力を再発見できただけでなく、県内企業の技術力と地域貢献を知り、自然と生活、産業の連携・共生の姿を学ぶ産業観光の重要性を肌で感じたようです。
2018.11.06
レノファ山口FCのオレンジドリームパークに本学学生が協力しました
公立大学法人山口県立大学とレノファ山口FCは、相互の連携協力に関する協定を締結しています。
その一環として、レノファ山口がホームゲームで開催している「オレンジドリームパーク」に本学の学生サークルが参加しました。
「オレンジドリームパーク」は、「山口県で暮らすことの誇りを感じ、人と人がつながる空間。多世代が集い、賑わい、笑顔溢れる空間」をコンセプトとしており、今年はこの趣旨に賛同した4つのサークルが計5回にわたってホームゲーム会場で活動を行いました。
4月28日、合気道部の部員10名が試合会場に畳18枚を持ち込み、演武披露&体験会を行いました。
演武披露では数々の技の実演のほか、寸劇仕立てで護身術を披露するシーンもあり、集まったサポーターたちから感嘆の声が上がっていました。
体験会ではユニフォームを着たサポーターが参加して、部員が豪快に投げられるといった一面もありました。

7月1日は、ダンス部colorfulの11名がダンス披露&体験会を行いました。
ストリートダンスさながらに会場の一角で音楽を流してダンスを始めると、近くにいたサポーターたちが足を止めて部員のダンスに魅了されていました。
最後には体験会として、比較的簡単なダンスをサポーターや子どもたちと一緒に踊り、楽しい時間を過ごしました。


9月9日は、よさこい部奄美連合萩組による、よさこい披露&体験会です。
華やかな衣装に身を包んだ部員13名が息の合った演舞を披露しました。
会場に段々と熱が帯びてくると、観客の子どもたちが自然と前に出てきて踊りだしたりして、一体感に包まれるシーンも見られました。


9月1日と10月13日には、山口BBS会がブースを出展しました。
子どもたちにレノファを応援する「ゲートフラッグ(支柱が2本ある門型の旗)」を作ってもらう企画です。
新聞紙を丸めて支柱にしたり、レノファカラーであるオレンジの色画用紙に応援メッセージを書き込んだりして、選手たちへの熱い思いが十分に込められたフラッグがどんどん作られていきました。






選手が乗ったバスが試合会場に到着した時や試合中に、選手に向かってフラッグを掲げる子どもたちの姿があちこちで見られました。
この活動に参加したサークルの中には初めて試合会場に訪れた学生も多く、レノファを中心とした地域の盛り上がりを直接感じるとともに、その盛り上がりに一役買う充実感を得ることもできる機会となりました。
その一環として、レノファ山口がホームゲームで開催している「オレンジドリームパーク」に本学の学生サークルが参加しました。
「オレンジドリームパーク」は、「山口県で暮らすことの誇りを感じ、人と人がつながる空間。多世代が集い、賑わい、笑顔溢れる空間」をコンセプトとしており、今年はこの趣旨に賛同した4つのサークルが計5回にわたってホームゲーム会場で活動を行いました。
4月28日、合気道部の部員10名が試合会場に畳18枚を持ち込み、演武披露&体験会を行いました。
演武披露では数々の技の実演のほか、寸劇仕立てで護身術を披露するシーンもあり、集まったサポーターたちから感嘆の声が上がっていました。
体験会ではユニフォームを着たサポーターが参加して、部員が豪快に投げられるといった一面もありました。

7月1日は、ダンス部colorfulの11名がダンス披露&体験会を行いました。
ストリートダンスさながらに会場の一角で音楽を流してダンスを始めると、近くにいたサポーターたちが足を止めて部員のダンスに魅了されていました。
最後には体験会として、比較的簡単なダンスをサポーターや子どもたちと一緒に踊り、楽しい時間を過ごしました。


9月9日は、よさこい部奄美連合萩組による、よさこい披露&体験会です。
華やかな衣装に身を包んだ部員13名が息の合った演舞を披露しました。
会場に段々と熱が帯びてくると、観客の子どもたちが自然と前に出てきて踊りだしたりして、一体感に包まれるシーンも見られました。


9月1日と10月13日には、山口BBS会がブースを出展しました。
子どもたちにレノファを応援する「ゲートフラッグ(支柱が2本ある門型の旗)」を作ってもらう企画です。
新聞紙を丸めて支柱にしたり、レノファカラーであるオレンジの色画用紙に応援メッセージを書き込んだりして、選手たちへの熱い思いが十分に込められたフラッグがどんどん作られていきました。






選手が乗ったバスが試合会場に到着した時や試合中に、選手に向かってフラッグを掲げる子どもたちの姿があちこちで見られました。

この活動に参加したサークルの中には初めて試合会場に訪れた学生も多く、レノファを中心とした地域の盛り上がりを直接感じるとともに、その盛り上がりに一役買う充実感を得ることもできる機会となりました。
2018.11.06
桜の森アカデミー認定証書授与式を行いました
「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。
平成30年10月30日(火)に平成30年度桜の森アカデミー認定証書授与式を挙行しました。
「子育て支援リーダーコース」及び「認知症ケアリーダーコース」の所定の履修を終えた受講生一人ひとりに対して、加登田惠子学長が「リーダー認定証書」を授与しました。また、「子育て支援リーダーコース」にて指定の講座を修了した受講生には「子育て支援員研修修了証書」を授与しました。
今年度は「子育て支援リーダーコース」2名、「認知症ケアリーダーコース」16名の計18名がリーダーを取得し、子育て支援員研修は10名が修了しました。

次に、子育て支援リーダー代表と認知症ケアリーダー代表、2名による謝辞がありました。
「様々な年代の方とともに学ぶことができて良かった」「講座の内容に満足している」そして、両名ともに学んだことを活かしていきたいと語りました。

その後、祝辞では、加登田惠子学長から「今回の講座で学んだことを活かし、地域のリーダーとして活躍してほしい」と、これまでの頑張りに対する労いとこれからの活動への期待の言葉が送られ、田中マキ子副学長は講座を振り返るとともに「また学びに来てほしい」と話しました。


これからの修了生の活躍が期待されます。
平成30年10月30日(火)に平成30年度桜の森アカデミー認定証書授与式を挙行しました。
「子育て支援リーダーコース」及び「認知症ケアリーダーコース」の所定の履修を終えた受講生一人ひとりに対して、加登田惠子学長が「リーダー認定証書」を授与しました。また、「子育て支援リーダーコース」にて指定の講座を修了した受講生には「子育て支援員研修修了証書」を授与しました。
今年度は「子育て支援リーダーコース」2名、「認知症ケアリーダーコース」16名の計18名がリーダーを取得し、子育て支援員研修は10名が修了しました。

次に、子育て支援リーダー代表と認知症ケアリーダー代表、2名による謝辞がありました。
「様々な年代の方とともに学ぶことができて良かった」「講座の内容に満足している」そして、両名ともに学んだことを活かしていきたいと語りました。

その後、祝辞では、加登田惠子学長から「今回の講座で学んだことを活かし、地域のリーダーとして活躍してほしい」と、これまでの頑張りに対する労いとこれからの活動への期待の言葉が送られ、田中マキ子副学長は講座を振り返るとともに「また学びに来てほしい」と話しました。


これからの修了生の活躍が期待されます。

2018.10.15
桜の森アカデミー認知症ケアリーダーコースで「認知症とポジショニング」を行いました
「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。
認知症ケアリーダーコースでは、高まる介護ニーズを踏まえて、認知症ケアを支える人材を育成します。
詳しくはこちら
このコースの単元「Ⅴ ケアとサポート」では、認知症の方のケアとサポートを様々な方法で学びます。9月20日(木)、本学の田中マキ子副学長を講師として「認知症とポジショニング」を行いました。

ポジショニングとは、要介護者の床ずれや筋肉の強張りを防いだり、呼吸や飲み込みを楽にするため、快適で活動しやすい姿勢を整えることです。これにより、要介護者が安心感・安楽感を得られると、ストレスによる異常行動が減少し、介護する側・される側双方の幸せにつながります。
今回は受講生が患者役と介護者役を交互に行いながら、主に寝る姿勢のポジショニングの演習を行いました。
認知症患者が安眠できるように寝る姿勢を整えることは、時間や場所などが分からなくなる見当識障害の悪化等、認知症の進行予防にも有効です。
「頭部を上げて首をやや前屈させる」「お尻に高い圧がかからないように上半身を水平から30度以上起こさない」「体が下方にずれないように足の支えを置く」といったことを基本に患者役の受講生の体位を確認しながら、ずれやすい場所やサポートの仕方を学びました。ベッドに横たわる姿勢や体のねじれを整え、身体がベッドに接する面積を大きくとると圧が分散されて摩擦やずれが減少し、体へのストレスが軽くなります。


また認知症患者は触られることや強制されることを好まないので、体位変換の際は、マットレスの下からクッションを差し込むなど、直接体に触れず姿勢を調整する間接法が効果的です。
様々なサポート方法の中でも、多くの受講生が驚いたのは介助グローブです。表地はすべり易く、裏地はすべりにくい加工をしてあるため、体の下に簡単に手を差し込み滑らせることができ、楽にずれを解消することが可能です。「姿勢を整えてもらって体がとても楽になった」「もっと早く知っていれば家族に使えたのに」との感想が聞かれました。


認知症患者一人ひとりの行動をできるだけ拘束せずに、自由な動きがとれるように配慮することは、人格を尊重したケアをするという点でも大切であり、認知症激化の予防にもなります。
受講生は姿勢だけでなく、心のサポートも学ぶことが出来ました。
認知症ケアリーダーコースでは、高まる介護ニーズを踏まえて、認知症ケアを支える人材を育成します。
詳しくはこちら
このコースの単元「Ⅴ ケアとサポート」では、認知症の方のケアとサポートを様々な方法で学びます。9月20日(木)、本学の田中マキ子副学長を講師として「認知症とポジショニング」を行いました。

ポジショニングとは、要介護者の床ずれや筋肉の強張りを防いだり、呼吸や飲み込みを楽にするため、快適で活動しやすい姿勢を整えることです。これにより、要介護者が安心感・安楽感を得られると、ストレスによる異常行動が減少し、介護する側・される側双方の幸せにつながります。
今回は受講生が患者役と介護者役を交互に行いながら、主に寝る姿勢のポジショニングの演習を行いました。
認知症患者が安眠できるように寝る姿勢を整えることは、時間や場所などが分からなくなる見当識障害の悪化等、認知症の進行予防にも有効です。
「頭部を上げて首をやや前屈させる」「お尻に高い圧がかからないように上半身を水平から30度以上起こさない」「体が下方にずれないように足の支えを置く」といったことを基本に患者役の受講生の体位を確認しながら、ずれやすい場所やサポートの仕方を学びました。ベッドに横たわる姿勢や体のねじれを整え、身体がベッドに接する面積を大きくとると圧が分散されて摩擦やずれが減少し、体へのストレスが軽くなります。


また認知症患者は触られることや強制されることを好まないので、体位変換の際は、マットレスの下からクッションを差し込むなど、直接体に触れず姿勢を調整する間接法が効果的です。
様々なサポート方法の中でも、多くの受講生が驚いたのは介助グローブです。表地はすべり易く、裏地はすべりにくい加工をしてあるため、体の下に簡単に手を差し込み滑らせることができ、楽にずれを解消することが可能です。「姿勢を整えてもらって体がとても楽になった」「もっと早く知っていれば家族に使えたのに」との感想が聞かれました。


認知症患者一人ひとりの行動をできるだけ拘束せずに、自由な動きがとれるように配慮することは、人格を尊重したケアをするという点でも大切であり、認知症激化の予防にもなります。
受講生は姿勢だけでなく、心のサポートも学ぶことが出来ました。