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【卒業生バトン(栄養学科)】第九走:柳田 麻己子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 栄養学科第九走は、片田 沙羅さんよりバトンを受け取った、社会医療法人緑泉会 米盛病院にて管理栄養士として勤務されている、柳田 麻己子さんです!

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 柳田 麻己子(看護栄養学部 栄養学科 2020年度卒)
 社会医療法人緑泉会 米盛病院勤務


~【仕事風景】毎日元気に笑顔で病棟に向かうようにしています!~

 小学生の頃から目指していた管理栄養士。親元を離れての初めての一人暮らし。不安はすぐに無くなり、学業・サークル活動・アルバイトと毎日忙しくも充実した4年間を過ごすことができました。
 専門研究・国家試験対策・就職活動では德田先生、内田先生をはじめとする諸先生方、学科の友人、サークルの仲間に支え励まして頂き、最後までやり遂げることができました。一生の出会いの場をくれた山口県立大学には感謝が尽きません。
 現在は地元鹿児島県の病院で、回復期の専任管理栄養士をしています。臨床検査値を用いた栄養評価、食事摂取量、発熱・倦怠感・排便・排尿量など健康状態の確認や栄養指導を通して患者様一人ひとりと向き合う時間はこの仕事のやりがいを感じます。また多職種カンファレンスでは栄養面以外の多角的な視点を学ぶことができ、貴重な時間です。
 これからも日々情報収集、勉強に励み、この資格に誇りを持って色々な悩みや疾患を抱える方の栄養管理に努めていきたいと思います。


~【大学時代の思い出の写真】よさこい部「奄美連合萩組」16代目の仲間と引退前最後の体育館練習の時の写真 (前列一番左 黒髪ボブの方)~

美祢市の病院で学生がアンケート調査を実施しました

 山口県立大学は美祢市と連携して「みね健幸百寿プロジェクト」を実施しています。
 プロジェクト2年目に当たる今年度は、新開発のタブレット入力型アンケートを使って健康に関するデータ収集を開始しました。
 9月27〜29日には看護学科3年生が、10月11〜13日には栄養学科4年生が、美祢市の病院(美祢市立病院、美東病院)に出向いてアンケート調査のサポートをしました。学生たちは、健康診断に来られた方に、調査の目的やタブレットの使い方について説明しました。
 こうして収集されたデータは、市民の皆様が住み慣れた地域で、いつまでも健康で長生きできるように、食事や行動パターンを変えて頂いたり、今後の医療行政の施策を立てるために使われる予定です。
 看護学科と栄養学科の学生には、地域の方々とふれあいながら健康支援についての学びを深める良い体験になったと思います。

看護学科学生の写真1当日の様子(看護学科学生)
看護学科学生の写真2当日の様子(看護学科学生)
栄養学科学生の写真1当日の様子(栄養学科学生)
栄養学科学生の写真2当日の様子(栄養学科学生)

第2回岩国市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年9月24日(土)、岩国市民文化会館で第2回岩国市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『平家物語』「那須与一」を読む」と題して、郷土文学資料センターの稲田秀雄教授が受講者52名に対して講義を行いました。
 「那須与一」は、平家物語の屋島合戦で、平家が舟に立てた扇の的に、矢を見事に命中させたことで知られています。
 講義では、与一がとても遠い位置から馬に乗って矢を放った時や、扇が射落とされた時の状況が大変美しかったこと等、物語の見どころや魅力について、詳しく解説されました。

講座の稲田先生の写真

 受講者の方からは、「古典というと苦手と思ったり、難しいと思っていたが、大変楽しく、興味深く解説していただき、おもしろかったです」「コロナ禍の中、外出の機会も減り、市外からの講師の話が聞けて良かった」との声が寄せられました。

受講生の写真

 会場には、「那須与一」に関連した資料の展示もあり、受講者の方は、興味深そうに資料を手に取られていました。平家物語に親しみ、さらに知識を深めることのできる1日となりました。

展示の写真

第1回岩国市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年9月10日(土)、岩国市民文化会館で第1回岩国市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『雨月物語』「菊花の約(ちぎり)」を読む」と題して、郷土文学資料センターの菱岡憲司准教授が受講者50名に対して講義を行いました。

講座の様子の写真1

「菊花の約」は、江戸時代中期の読本作品『雨月物語』に収録されている9篇の短篇のうち、現代でも人気の高い作品の1つです。
 講義では、女優 白石加代子氏の朗読とともに、主人公の丈部左門が、病に伏せた赤穴宗右衛門と出会い、介抱したことがきっかけで、義兄弟の契りを交わしたことや、体調が回復して、左門の元を離れることになった宗右衛門が、菊の節句(9月9日)に再会の約束を果たすために、魂となって会いに来るところなど、物語の魅力について解説されました。

講座の様子の写真2

 受講者の方は、熱心にメモを取られながら聴講され、講義終了後には、「初めて触れた物語で、大変心打たれました。先生の解説も非常にわかりやすかったです」「古文がこんなに楽しくおもしろいものだとわかり、今後も色々勉強していきたいという意欲がわきました」との声が寄せられました。

講座の様子の写真2

 会場には、「雨月物語」に関連した資料の展示もあり、受講者の方は、興味深そうに資料を手に取られていました。古典文学に親しみ、さらに知識を深めることのできる1日となりました。

第2回美祢市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年9月3日(土)美東センター、第2回美祢市サテライトカレッジを開催しました。
 美祢市サテライトカレッジでは、「『異文化』と出会う~ふれあう文化、つながる世界~」をテーマに全3講座が開催されます。今回は、昨年同市で開催された講座「本当の仏教」の続きで、「本当の仏教 第2章」と題して、大学院 国際文化学研究科の鈴木隆泰教授が受講生25名に対して講義を行いました。

講座の様子の写真1
講座の様子の写真2

 講義では、昨年に引き続き、人間の生と死、よりよく生きるためにはどのようにすべきか、仏教の原典・原点から振り返りました。仏教の基本「諸行無常」や「サンスカーラ(今の自分を形成する力)」について、例えやエピソードを用いながら、詳しく触れました。

講座の様子の写真1
質疑応答では、たくさんの方が質問され、大変盛り上がりました。
講師は、全ての質問に対し、わかりやすく解説されました。

 受講者の方からは「あらためて仏教の素晴らしさ、奥深さを知りました」「仏教のおもしろさがわかったので、もっと深く学びたい」など、今後の生活に前向きな変化を感じられる声が多く寄せられました。
 会場は終始、笑顔と笑い声があふれ、盛会のうちに幕を閉じました。