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2022.07.22

「NHK大学セミナー」in山口県立大学を開催しました

 7月14日(木)、NHK山口放送局と共同して「NHK大学セミナー」in山口県立大学を開催しました。 同セミナーは、2003年度から全国の大学で行われており、NHKが大学教育に貢献することを目的に、番組出演者や制作者を講師として大学に派遣し、NHKの専門性を活かしたセミナーを実施しているものです。
 in山口県立大学では、講師に「プロフェッショナル仕事の流儀」でも密着取材のあった、熊本県庁くまモングループの方をお招きして、「100年後も愛されるキャラクターを目指して」と題して講演が行われました。
講演では、くまモンの誕生秘話からより広めていくための戦略、そしてくまモン成長の流儀などについてお話いただき、講演のまとめとして、失敗を恐れず挑戦することの大切さについて語っていただきました。
 今回の講演は、インターンシップの講義の一環としてオンラインで開催され、セミナーには、約130名の学生が参加しました。 参加した学生からは、「地域に合わせたPRを行うための戦略や柔軟な発想が大切だということがわかった」「大学生活、あきらめず色々なことに挑戦していきたいと思った」などの感想が寄せられ、学生のキャリア意識の向上に繋がるとともに、今後の学生生活にも活かされるセミナーとなりました。

スライドの写真 スライドの写真

2022.07.20

精神保健福祉士の方をお招きして、精神保健福祉士養成課程の特別授業を実施しました

 6月27日と7月4日の2週にわたって、「ソーシャルワーク演習Ⅳ」における標記特別授業を実施しました。本演習は、精神保健福祉士養成課程における学習の導入として位置づけられ、日頃はグループワークを中心に進めています。お招きした精神保健福祉士の方々は、いずれも実習指導を担っていただいています。

 6月27日は、精神科医療機関(医療法人貴和会 防府病院)の上野泰徳氏に、7月4日は、就労支援事業所(社会福祉法人千花千彩 緑豊舎)の永井紀子氏に、各機関の特徴や精神保健福祉士の役割について、実践に基づいた講義をしていただきました。講義後は、学生の質問に対して一つひとつ丁寧に答えていただき、精神保健福祉士のイメージがわき、関心や学びの視野が広がる時間となりました。

授業の様子1上野泰徳氏の写真

精神科医療機関(医療法人貴和会 防府病院)の上野泰徳氏

授業の様子2永井紀子氏の写真

就労支援事業所(社会福祉法人千花千彩 緑豊舎)の永井紀子氏

 受講した学生は、上野氏のお話より、「患者さんご本人やご家族だけではなく、他職種の方々との関わりも大切だということや、制度や社会のことをよく知っておくことなど、ソーシャルワーカーとして大切なことを多く学ばせていただきました」、また、永井氏のお話より、「精神保健福祉士としての価値やかかわり方の学びのみならず、私たちにとって、専門職としての生き方やライフスタイルに対する考え方にも影響力のあったお話でした」との感想を述べていました。

授業の様子3

授業の様子4

 学生各々にとって、今後の学習や実習に活かすことのできる多くの学びを得る貴重な機会となりました。

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第三走:藤原 玲佳さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第三走は、養護老人ホーム やはず苑にて生活相談員として勤務されている藤原 玲佳さんです!

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 藤原 玲佳(社会福祉学部 社会福祉学科 2013年度卒)
 養護老人ホーム やはず苑勤務

~仕事中の様子~

 私は、進学先について悩んでいた高校3年生の頃に、担任の先生に推薦していただいき、本学の社会福祉学部に興味を持ちました。福祉は私が考えていたよりも幅広く、どの分野も興味深かったです。
 大学時代には、TOIYS(ボランティアサークル)に所属し、地域の児童クラブや、老人クラブの方等と、皆で考えたレクリエーションをしたことが思い出です。また、バスケットボールサークルにも所属し、勉強に運動、バイトや友人との飲み会など、充実した4年間でした。
 卒業後から約9年、高齢者施設に勤務していますが、初めての経験、知ることが沢山あり、刺激的な日々を過ごしています。2年前から本学の実習指導をするようになり、学生の細やかな気づきに感心するとともに、改めて自身のケアについて考え直すきっかけにもなっています。私自身大学で学んだコミュニケーション技術や個々を多角的に捉える視点は、現在に活かされていると感じる為、私の実習指導も今後に活かしてもらえるものになっていれば嬉しいなと思います。
 まだまだ不安のあるご時世ではありますが、前向きに元気に、体と心の居場所を作れるよう頑張っていきたいと思っています。
 それぞれの場所で頑張る大学時代にできた友人は、今でも私の支えであり、刺激をもらえる存在です。大学生活沢山の思い出を作りながら勉強も頑張ってください!

第2回柳井市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年7月9日(土)、柳井市文化福祉会館で第2回柳井市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「古代の周防国と中央政界」と題して、国際文化学部 文化創造学科 渡辺滋准教授が受講者32名に対して講義を行いました。



 周防国は現在の山口県の東部に設置され、大島郡、熊毛郡、玖珂郡、吉敷郡、都濃郡、佐波郡の6郡から成り立っており、中央政界と強いつながりを持っていました。地方の出身者が中央で活躍するようになるのは一般に中世(鎌倉~室町時代)以降ですが、周防国の場合、すでに平安後期の段階で中央に進出する人々の姿が目立っていました。講義では、どのような背景から周防国の人々が中央で活躍するに至ったのかを実例を取り上げながら解説されました。



 受講者の方からは「改めて山口県の歴史について、見聞を深めていきたいと思いました」「歴史の資料を読んで小さな発見を積み重ねることが、その時代を読み解くことに繋がると思う。学びの姿勢というものについて考える機会となった」などの声が寄せられました。地元の歴史についてさらに深く学べる講座となりました。



第2回宇部市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年6月25日(土)、宇部市立図書館で第2回宇部市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『詞華集/山口県詩選』について」と題して、郷土文学資料センター 加藤禎行教授が受講者10名に対して講義を行いました。



 「詞華集/山口県詩選」は、巻頭に中原中也の詩があり、国木田独歩、種田山頭火、金子みすずなど山口県ゆかりの文学者39人の作品が収録されています。



 講義では、山口県詩選からピックアップされたいくつかの作品が、会場に設けられた展示コーナーの資料とともに紹介されました。



 受講者の皆さんは、相槌を打ったりメモを取るなど、熱心な様子で講義を受けられていました。講座終了後には「山口県の多くの文学者のことをほとんど知らなかった。新しい知識となりました」「山口県の文学について、より一層興味が深まりました」「これから作品を調べたり、読んで見ようと思います」との声が寄せられるなど、山口県にも素晴らしい文学者がたくさん存在することを知る良い機会となりた。