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第2回下松市サテライトカレッジを開催しました

 令和4年8月27日(土)、下松市市民交流拠点施設 ほしらんどくだまつで、第2回下松市サテライトカレッジを開催しました。
 今回の講座は、小学生親子を対象とした講座で、「数字に親しみ、創造性を育む絵をかき、体のバランス感覚を育むための3つのあそびを、もりだくさんに楽しもう」と題して、看護栄養学部 看護学科 佐々木直美教授が、17組の親子に対して講義を行いました。

講座の様子の写真1

 講義では、3つのことについて親子で取り組みます。1つ目は、「ボトルキャップであそぼう」。キャップに書かれた1~80までの数字をならべます。2つ目は、「クレヨンで絵をかこう」。あらかじめ描いてあるグルグル線や波線を使って自由に絵を描きます。3つ目は、「牛乳パックでぽっくりを作ろう」。手作りのぽっくりで、体のバランスを取りながら歩きます。

ボトルキャップをならべている様子の写真
ボトルキャップをならべている様子。夢中になっているお子さんや、 親子でならべる時間を競争する姿も見られました。
クレヨンで絵をかこうの写真
「クレヨンで絵をかこう」では、あらかじめ線や形の描かれている 紙をながめて、浮かんだものや描きたくなったものを自由に描きます。
線や形が描かれた紙の写真
壁に貼られた紙の線や形はそれぞれ違い、選ぶのも楽しくて、ちょっと迷います。
子供たちが絵を描く写真
お花や動物など、可愛い絵がたくさん登場しました。描いた絵をならべて、物語を作ることにもチャレンジしました。
ぽっくりに乗っている写真
それぞれの身長に合わせたぽっくりが完成したら、ぽっくりに乗ってゆっくりと歩きます。最初はバランスを取るのが少し難しいけど、だんだんと上手に歩けました。

 あそびと笑顔が盛りだくさんの中、講義はあっという間に終わりの時間を迎えました。参加された方からは、「身近にあるものを使って色々な遊び道具を作れることが学べました。これから休みの日にやってみたいと思います」「子どもが自分から進んで取組み、楽しむことができて良かった」との声が寄せられました。
 夏休み最後の週末、親子で楽しい思い出づくりのできた講座となりました。

2022.09.09

山口県立大学 大地共創コンソーシアム 地域交流イベント 「県大見本市」を開催しました

 令和4年9月1日(木)山口県立大学 大地共創コンソーシアム 地域交流イベント「県大見本市」を開催しました。
 このイベントは、地域と連携した教育研究活動の具体的な事例を紹介するとともに、地域の方々がお持ちの課題解決や大学と地域の方々同士の交流の機会を創出し、人と人との新たな関係づくりや連携の糸口を発見する場となることを目指して開催したものです。
 開会の挨拶として、田中学長から、本学は、地域と一体となって教育研究活動を進め、人材、文化、生活の新しい価値を創造する「大地共創」を目指していることや、地域の様々な課題解決への取組んでいることの紹介がありました。

田中学長の写真

 第1部のプレゼン発表では、本学が推進する地域との様々な取組みについて、発表を行いました。

齊藤理教授の写真
「地域における学生の教育活動」について発表する文化創造学科 齊藤理教授
倉田研治准教授の写真
「地域における教員の研究活動」について発表する文化創造学科 倉田研治准教授
学生サークル「山口県立大学赤十字奉仕団」の写真
「地域での課外活動」について発表する学生の様子

 社会で活躍する卒業生から、学生時代の地域との連携から現在の会社に入社へと至ったエピソード、現在の取組などについてご紹介いただきました。

発表の写真

 「産学公連携に係る活動」では、学生が、大内塗漆器振興協同組合様・山口市様と合同で、地域の伝統産業の需要の減少や後継者不足等の現状、それらの課題を解決するためにデジタル技術を活用したものづくりや新商品の開発、ものづくり体験の場の創出などの取組みについて発表しました。

発表の写真

 また、第2部のブース展示では、本学の学部学科や大学院等のパネルでの紹介のほか、教育研究活動で連携した企業様等にもご参加いただき、商品化された物品の展示や販売等を行いました。

会場の様子1の写真
会場の様子2の写真
会場の様子3の写真
会場の様子4の写真
会場の様子5の写真
会場の様子6の写真
会場の様子7の写真
会場の様子8の写真
会場の様子9の写真
地域の方々の交流を目的とした名刺交換会
会場の様子10の写真
共同研究よろづ相談会

 今回のイベントには、約140名の方にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。

【卒業生バトン(看護学科)】第六走:竹岡 奈々さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 看護学科第六走は、蕎麦谷 智美さんよりバトンを受け取った虎の門病院にて看護師として勤務されている、竹岡 奈々さんです!

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 竹岡 奈々(看護栄養学部 看護学科 2017年度卒)
 虎の門病院勤務


~退職する同期の最後に記念写真~

 私は地元広島県から近いこと、少人数で学びを深めることができることから山口県立大学を選びました。
 大学では日々の課題や実習、国家試験等やるべきことがたくさんあり大変でしたが、友達と支え合えたから乗り越えられたし、辛かったことも笑って話せる思い出に変わって、どこを切り取っても楽しかったと思うばかりです。
 空いた時間を使ってアルバイトをし、アルバイトを通して新しい友達ができたり、お金をためて国内も海外も旅行に行けたことは良い経験になりました。
 現在は都内の総合病院で外科の病棟に勤めています。術前術後の患者さんが多いのですが、時には終末期の患者さんもおり、急性期から終末期まで幅広く患者さんと関わっています。学生時代に先生方にご指導いただきながら1人の人について考え、自分自身とも向き合った日々は、看護の力や楽しさを教えてくれました。今、日々実践していく中で患者さんのニーズや思い、患者さんにとってどうなのかという視点が大切であることをより一層感じ、患者さんに寄り添えるようまだまだ勉強中です。また、後輩に指導する立場となり、言葉の選び方や伝え方に難しさを感じながら日々取り組んでいます。
 大学時代に出会った友達は今でも連絡を取り合ったり、一緒に出かけたりすることはもちろん、自分が看護師になりたかった気持ち、それを目指して頑張った時の気持ちを思い出させてくれるとても大切な存在です。大学で過ごした4年間の楽しすぎる思い出と、出会えたみんなはずっと私の宝物です。感謝と、これからもよろしくお願いします。
 最後に、4年間ご指導してくださった先生方のお陰で看護師になることができました。今でも先生の言葉を思い出します。本当にありがとうございました。コロナが落ち着いたら、会いに行きます。


~1年生の時からずっと仲の良い3人で卒業旅行に行った写真~

県大見本市

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 9月1日(木)に、山口県立大学 大地共創コンソーシアム 地域交流イベント「県大見本市」に参加し、ゴハンジャーの活動を紹介しました。地域の皆様と交流しながら、多くの方にゴハンジャーの活動を知っていただく良い機会となりました。

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第四走:岡村 真紀さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第四走は、医療法人信和会 高嶺病院にて精神科ソーシャルワーカーとして勤務されている岡村 真紀さんです!

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 岡村 真紀(社会福祉学部 社会福祉学科 1999年度卒)
 医療法人信和会 高嶺病院勤務


~【仕事中の様子】院外での講師などの啓発活動にも取り組んでいます~

 小学生の娘が夏休みに学校からミニトマトの鉢を持ち帰ってきました。朝夕に水やりをして、赤くて美味しそうな実が沢山ついています。
 私は現在、依存症専門病院のソーシャルワーカーとして働いています。日々複雑な問題を抱えた患者さんやご家族に出会い、一緒に悩んだり困ったりしながら、人生の伴走者として関わりをもっています。彼らが解決の糸口を見つけ、少し希望を見出し笑顔がみえたとき、私もこの仕事をしていてよかったと満たされた気持ちになります。
 私の大学時代を振り返ると、机で学んだことよりも、精神科デイケアや不登校児の家庭教師のボランティア、いくつも掛け持ちしたアルバイト、遊びも教えてもらったテニスサークル、友人と過ごした濃い時間...楽しかった思い出が次々と頭に浮かんできます。ソーシャルワーカーの武器は自分自身だとよく言いますが、それらの経験全てが今の仕事に役立っていることを、最近になり実感してきました。目の前の患者さんの多様な人生に向き合うとき、私の経験の引き出しを開け、関わりの手立てを探るのです。
 小さな経験の一つ一つはまるでミニトマトを育てるのに必要な水や太陽のようです。そして山口県立大学はそれらの礎となる土壌とも言えます。今私の中のミニトマトはすくすくと育ち、やりがいという色鮮やかな実をつけています。


~【仕事中の様子】患者さんやご家族の相談に応じています~