栄養学科

2021.03.10

「災害時の食事お助けBOOK~家庭内備蓄のススメ~」の完成披露(受け渡し)会を開催しました

 3月9日(火)に「災害時の食事お助けBOOK~家庭内備蓄のススメ~」の完成披露(受け渡し)会を開催しました。
 今年度、山口市と本学は、共同研究として「食から支える防災教育-災害に向けた備蓄意識の啓発-」の課題に取り組んできました。
 この課題に対し、看護栄養学部栄養学科の園田准教授が代表研究者として、調理学研究室に所属する学生(4年生4名)の協力を得て、研究を進めました。その成果として、防災意識普及のため、備蓄に関する情報を市民のみなさまへ伝えるパンフレット「災害時の食事お助けBOOK~家庭内備蓄のススメ~」(全24ページ)を作成しました。
 完成したパンフレットは、山口市内の各地域交流センターへ配付するとともに、山口市のHP、本学のHPでダウンロードすることができます。
 共同研究に携わった学生は、「何度も試作を繰り返す中で、栄養やおいしさにこだわって作成した。家庭内備蓄の関心が高まったら嬉しい。」と感想を述べていました。

災害時の食事お助けBOOK~家庭内備蓄のススメ~
備蓄リスト例と記入用紙


食育戦隊ゴハンジャー フケンコーから取り戻せ!深川児童クラブに隠された王様のごはん-ゴハンジャーと食べ物クイズに挑戦だ-

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 2月10日(水)に、深川児童クラブと山口県立大学をZoomで接続し、児童とリアルタイムで活動する機会を設けました。そして、ゴハンジャーを中心とした本チームメンバーが、児童に楽しみながら食べ物についての知識を身に付けるきっかけをつくることを目的とした活動「フケンコーから取り戻せ!王様のごはん-ゴハンジャーと食べ物クイズに挑戦だ-」を行いました。

劇 前半

 ゴハンジャーが劇を行うことで、内容にストーリー性を持たせました。劇の内容は、ゴハンジャーが暮らしている「ごはんの国」で王様の昼食がフケンコーに盗まれるところから始まり、フケンコーは児童のいる人間の世界へ行き、昼食を深川児童クラブのどこかに隠しました。隠し場所を教えてもらうため、児童とゴハンジャーで協力してクイズに挑戦しました。

だんめん当てクイズ


 様々な角度から切られた食べ物の断面を見て、何の食べ物かを当ててもらいました。

いつの食べ物ゲーム


 様々な食べ物の中から指定された時期が旬の食べ物を当ててもらいました。

劇 後半


 クイズに答えて昼食を発見した児童は、魔法のポストを使って昼食をごはんの国へ届けることができました。

 Zoomを用いた遠隔でのプログラムでしたが、子供たちはとても興味をもってクイズに挑戦していました。今回のプログラムが、食に興味・関心を持つきっかけになることが期待されます。

食育プログラム開発チームメンバーのための食育勉強会(カルビー株式会社)

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。
 1月20日(水)に、カルビー株式会社 食育担当 榎本 誠 様にお越しいただき、出張授業(カルビー・スナックスクール)を実施していただきました。学生は小学生に戻ったつもりで講義やゲームを体験し、学生の悩みであった子供に対する声掛けの仕方、接し方等を学びました。


食育戦隊ゴハンジャー コロナだからといってじっとしていられない!stay home グランプリ

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。


 後期は、前期(コロナだからといってじっとしていられない!stay home グランプリ(前期))と同じ6つの班で、それぞれが考案した教材を実際に作成しました。1月20日(水)には各教材の報告会を開催し、他の班が作成した教材を実際に体験しました。

ゴハンジャーと学ぼう!たべものかるた


 食べ物の豆知識を身に付けることができるよう、読み札に食べ物の豆知識を組み込んだかるたを作成しました。

カレーライスごろく


 カレーライスができるまでの過程を疑似体験できるようなすごろくを作成しました。

ぺたぺたはろう!あか・き・みどりのなかまたち


 既存の三色食品群を教える赤・黄・緑の三色の食べ物とその働きを示したボードをもとに、マグネットを用いた家庭でも実践できる教材を作成しました。

お野菜スクスク!成長ゲーム


 野菜が成長するまでの過程を、サイコロで出た目の数にそって進むボードゲームを作成しました。

春夏秋冬おやさいゲーム


 春から冬までの旬の食べ物を題材としたカードゲームを作成し、ゲームで遊びながら食べ物の旬を覚えられる教材を作成しました。

食育エプロン


 メンバーが活動時に着用する衣装として、旬の食べ物を教える教材になったり、教材を収納したりすることができる様に工夫したエプロンを作成しました。

 今後は、子供たちへの食育活動で使用し、楽しく食について興味や関心を持ってもらえるような活動が期待されます。

2021.01.14

栄養学科生がエシカルレシピコンテストで最優秀賞を受賞しました

 12月17日(木)に山口県主催のエシカルレシピコンテストの審査会が開催され、栄養学科3年生の三浦唯花さん、小笠原郁佳さん、加藤有唯さんが考案したレシピ「ちょるぽん」が260の応募数の中で最優秀賞を受賞しました。
 「ちょるぽん」はちゃんぽんをベースに山口県の環境と県民の皆さんの健康を考えて作られており、エシカルなポイントは、下記の2点です。

◯地産地消の食材をたくさんこだわって使っていること
◯野菜の皮など普段捨ててしまう部分で出汁をとっていること

 この2点を選んだ理由は、手軽に誰でも始められるものにすることで、「ちょるぽん」がみなさんがエシカルを知る、実践するきっかけになればという思いが込められているそうです。
 その他にも、国民健康・栄養調査での山口県の問題点を取り上げ、下記の2点にも気を付けられています。

◯塩分を抑えること
◯1日に必要な野菜の半分が摂取できること

 考案した学生からは、「ちょるぽんは鍋一つでできるので、学生の皆さんにもぜひ作ってもらえると嬉しいです。今後このちょるぽんが多くの人に親しまれるレシピになれば良いなと思います。」とのメッセージがありました。

コンテストの詳細はこちら