栄養学科

栄養学科「山口‐ナバラコラボ広場」スペイン競泳選手団との交流をしました

 2020年の東京オリンピックに向けて山口市で合宿を行っていたスペインの競泳選手団10名が、山口県立大学に来学し、栄養学科の作った和食や日本文化を選手たちに体験してもらいました。
 今回提供した和食は、栄養学科が約半年前から試作を重ねてきたものです。献立は、「さつまいもご飯、豚汁、塩こうじのチキンソテー、れんこんとベーコンのガーリックマヨサラダ、豆腐のケーキ」で、日本の食材を用いながらも、スペインの選手たちの口に合うような味付けとなっています。また、アスリートの体作りには欠かせない、たんぱく質が豊富なのもこの献立の特徴です。今回作った和食は受け入れてもらえるかと不安でしたが、選手たちからはおいしいという感想もあり、楽しく食べてもらえたようです。事後アンケートでは、「今回の合宿を通して、県立大学で食べたご飯が一番おいしかった」と答えてくれた選手もいました。
 (「塩こうじのチキンソテー」に使用した鶏むね肉は、深川養鶏農業協同組合さんから提供していただきました。)
 日本文化の体験では、折り紙のサンタクロースや手裏剣作りが行われました。細かい作業で少し難しかったようですが、みんなで楽しみながら折ることができました。また、山口県立大学の合気道部による演舞披露も行われました。演舞の鑑賞後には合気道の体験コーナーもありました。今回紹介のあった日本の文化は一部でしたが、選手全員にとって日本をさらに好きになるきっかけとなったようです。
 2時間ほどの短い時間でしたが、交流を深めることができ、最後は選手も学生も別れが惜しそうでした。2020年の東京オリンピックに向けて、今後もスペインからたくさんの選手が山口に訪れる予定になっています。その際にまた、今回のような交流ができるよう、栄養学科全体での頑張りが期待されます。

栄養学科「山口‐ナバラコラボ広場(ゆめ花博スペインデーでのワークショップ)」を開催しました

 山口きらら博記念公園にて2018年9月14日~11月4日の期間、開催されているの『山口ゆめ花博』で栄養学科がワークショップを開きました。内容はスペイン国花であるカーネーション作りと、山口とサビエルに関する手作り紙芝居の読み聞かせです。また、アーモンドミルクを使ったスペイン料理を掲載したレシピ集の配布も行いました。カーネーション作りには子供から大人まで約300人の方に参加していただき、ワークショップのテント内はとても賑やかな様子でした。
 紙芝居の読み聞かせでは、のべ約50名の子供たちが、サビエルと大内義隆の関わりや、スペイン国ナバラ州と山口市との関わりを熱心に聞いていました。この紙芝居を作る過程で、これまで知らなかった史実を学び、知見を広めることができたようです。
 たくさんの人とお話をしたり、子供の達の前で紙芝居を読んだりと、貴重な体験をすることができ、メンバーにとって有意義な時間となりました。