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2021.01.13

精神保健福祉士養成課程3年生の見学実習代替プログラムを実施しました

 11月16日と12月14日の「ソーシャルワーク実習指導Ⅳ・Ⅴ」の授業で、標記プログラムを実施しました。本授業は、精神保健福祉士の配属実習の事前と事後の学習を行うことを主目的としています。例年は、実習受入れ先となる精神科医療機関と障害福祉サービス事業所各々を訪問し、実習指導者である精神保健福祉士の方から説明を受けながら見学をさせていただきますが、本年度はコロナ禍で、学内での実施となりました。

 11月は精神科医療機関より、12月は障害福祉サービス事業所より実習指導者の方々をお迎えし、各機関の特徴や精神保健福祉士の役割について、実践に基づいたご講義をしていただきました。講義後は、学生の質問に対して一つひとつ丁寧に答えていただき、従来の見学実習とはまた違った学びの機会となりました。

 受講した学生は、「実際の現場で働いておられる精神保健福祉士の方のお話を聞くことで、これまでの学習について再認識することができ、現実として受け止めることができました。また、見学ができなかった分、各機関の内部や利用者の方々の仕事風景の写真を多く見せていただき、新たな発見や印象の変化があり、たくさんの学びを得ることができました。この学びを今後の実習にいかしていきたいです」との感想を述べていました。


精神科医療機関の精神保健福祉士の方のご講義の様子


障害福祉サービス事業所の精神保健福祉士の方のご講義の様子


学生の受講風景


ご講義を受けて、熱心に質問をしている様子

食育プログラム開発チームメンバーのための食育勉強会(株式会社 明治)

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。
 12月23日(水)に、株式会社 明治の方にお越しいただき、出前授業(なるほどがいっぱい! カカオ・チョコレート教室)を実施していただきました。学生は小学生に戻ったつもりで講義を体験し、チョコレートがどのようにできているのか、子供に対する接し方や話の進め方の工夫等を学びました。

ロシア・コスイギン国立大学主催の研究交流会に参加しました

 令和2年12月7日(月)、国際文化学科の学生が、本学とMOA(Memorandum of Agreement)を結んでいるコスイギン国立大学が開催した研究交流会で発表しました。
 昨年は、コスイギン国立大学と本学の2校のみの参加で開催されましたが、今年は、様々な国からおよそ50名の学生、大学院生が参加し行われました。本学の学生たちが参加したセッション6のテーマは「現代社会の社会心理学的様相」(Socio-psychological aspects of modern society)」で、12月7日から11日まで開催される国際会議の一部をなしています。国際会議のテーマは"Social and humanitarian problems of education and professional self-realization, Social engineer-2020 "です。

 発表は遠隔で行われ、本学からは国際文化学科の1年生と3年生の2グループが「学生の視点から見たICTを活用した英語教育の効果と課題」(The effects of Interactive learning and the use of ICT for learning English - students' perspectives -)と「新しいアイデア創出への挑戦―日本における大学生コンテスト・プレゼンテーションについて」(Challenges for New Ideas - National competitions and contests for University Students in Japan-)の発表を行いました。
 発表の後には、質疑応答の時間もあり、「日本人は何のために英語を学ぶのか」「英語プレゼンテーションコンテストでは、何が大変だったか」等、様々な質問に答えました。


令和2年度 全学客員教授特別講義を開催しました

 11月19日(木)、令和2年度全学客員教授特別講義を開催しました。
 「私たちの選択が未来を変える~エシカル消費のすすめ~」と題して、TBS系テレビ『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして活躍した末吉里花氏を講師に迎えました。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からZoomによるオンラインでの開催となりましたが、本学学生、教職員、同窓生など185名の参加がありました。


 講義の冒頭で、「エシカル」という言葉の意味は、人間が持つ良心から発生した社会的な規範であるとの説明がありました。そして、エシカルに携わるようになったきっかけとともに多くの写真や映像を紹介され、1枚の服がどのように作られているのか、私たちの知らない背景、世界事情そして生産者と消費者の壁についてお話されました。
 また、講師がエシカル活動をやめようかと悩んだ時に、とある企業の方に言われた「人は何を言うか思うかではなく、何をするかでその価値が決まる。活動を続けていけば、様々な問題の解決の一部になれる。」という言葉によって再び奮起したこと、私たちにできる社会的貢献について、「地域の課題に目をむける」「仲間を作って活動する」など8つの項目を挙げ、誰もがすぐに実行できることであることが述べられました。

 講義の閉会にあたり、本学同窓会 桜圃会 福田百合子会長によるお礼の言葉と共に「今回学んだことを明日からではなく、今日からこの生活に活かしていきたいです」との感想が述べられました。今回の講義では、人や地球環境、社会に優しいエシカルな消費を行うために、自分に何ができるのか、受講生1人ひとりが自身を振り返る時間となりました。

桜の森アカデミー認定証書授与式を行いました

 令和2年11月12日(木)、令和2年度桜の森アカデミー「認知症ケアリーダーコース」認定証書授与式を挙行しました。
 今年度は所定の課程を修了した一般の方7名、学生3名の計10名の方が認知症ケアリーダーの称号を取得されました。
 始めに、加登田惠子学長から、「世代やキャリアの違う方が同じテーマに沿って学ぶことは、双方のやり取りの教育で響くことが多い。学びの喜びや新たに見えるようになった世界などの経験を活かして、地域貢献の機会を探してほしい。」と、今後の活動への期待の言葉が贈られ、修了生一人ひとりに「リーダー認定証書」が授与されました。


 次に、修了生代表の2名による謝辞がありました。
 謝辞では、「様々な年代の方と学ぶ中で、若い世代の方のエネルギーを感じたり、同年代の方とは介護について話をしたりなど楽しく学ぶことができ、とても充実した日々となりました。」「認知症ケアの知識が広がりました。これから認知症の方と接する時には、認知症の方が上手く表現できなくても、安心感を持って頂けるように対応することを忘れないようにしようと思います。」と講座の感想や今後の抱負が述べられました。

 閉会にあたり、田中マキ子副学長から、講座の振り返りとともに「ここで学んだこと、経験されたことを糧にして、地域や職場で活用して頂けることを願っています。これからも継続して様々なことに興味を持って進んでほしい。」とエールの言葉が贈られました。


 修了生のこれからの活躍が期待されます。