卒業生バトン

【卒業生バトン(栄養学科)】第四走:古川 あずささん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 栄養学科第四走は、和田 泉悠さんよりバトンを受け取った、益田市立美都中学校(兼 美都学校給食共同調理場)にて栄養教諭として勤務されている、古川 あずささんです!

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 古川 あずさ(看護栄養学部 栄養学科 2017年度卒)
 益田市立美都中学校(兼 美都学校給食共同調理場)勤務


~小学生へ食の学習指導をしている様子~

 私は小学生の頃から給食が好きで、給食の献立を考える仕事(栄養教諭)に憧れていました。本学でも栄養教諭を目指す先輩方がおられることを知り、栄養学科に入学しました。
 大学時代は「食育戦隊ゴハンジャー」や「いちご食育プログラム」など、実際に子どもたちに食育を行う活動に数多く参加しました。ゴハンジャーの活動では、全身タイツでヒーローになったり、テレビに出演したり、農林水産大臣賞をいただいたり。研究室では、いちご栽培を手伝ったり、いちごジャムの配合を日々研究したり、徳島の学会に行ったりなど、貴重な経験と思い出の詰まった4年間でした。
 島根県の栄養教諭に採用され4年目になる今は、全校生徒25人の中学校と約140食の給食共同調理場を兼務し、給食管理と児童生徒への食に関する指導を一貫して行っています。
 日々の業務に追われて余裕がない時こそ、大学の頃の気持ちを思い出して、あの頃の自分にアイデアを求めるようにしています。「食=楽しい!」と子どもたちに興味関心を持ってもらいたい、という大学の頃から一番大切にしてきたことを忘れないよう心がけています。
 本学で、各分野のプロフェッショナルである先生方や、同じ栄養士の道を目指す同級生や先輩、後輩と出会い、刺激をもらって「一緒に頑張ろう!」という雰囲気があったからこそ、就職試験や国家試験も頑張れました。そして、卒業してからも相談できる仲間がいることが、とても心強いです。
 在学生のみなさんも、大学での出会いや経験を大切に過ごしてほしいなと思います。


~大学前で撮った研究室メンバーとの写真~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第五走:新川 瑞貴さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第五走は、村上 彩さんよりバトンを受け取った周南市立大河内小学校にて小学校教諭として勤務されている、新川 瑞貴さんです!

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 新川 瑞貴(国際文化学部 国際文化学科 2015年度卒)
 周南市立大河内小学校勤務

 
~【仕事風景】子どもたちと過ごす毎日は楽しいです!~

 小さな町で育った私は、故郷の外に広がる文化について知りたいと思い、国際文化を学べる山口県立大学に進学しました。
 大学では、「地域学研究室」に在籍し、教授とともにフィールドワークを重ね、地域文化や人との繋がり方を学びました。
 また、よさこい部「奄美連合萩組」に所属し、2年次からは山口市中心商店街の方とともに「結人祭(きゅっとさい)~学生と地域の人々を繋ぐお祭り~」を企画運営しました。何もないところから人の想いや繋がりを通してお祭りが出来上がり、そこからまた人との繋がりが広がっていく景色を目の当たりにし、人がもつパワーに魅了されました。本物の地域に触れられる環境がある山口県立大学だからこそ体感できた学びだと思います。
 現在は、小学校教諭として子どもたちに日々向き合っています。子どもたちは十人十色、さらに保護者の方々や地域の方々の想いが集まり、想いを形にするのに頭を悩ませることもありますが、最終的に「色んな考えがあっておもしろい!」「みんなで知恵を出し合えばなんとかなる!」と思えるのは、大学時代に地域に足を運んで学んだ日々があるからです。共に学んでくださった皆様に、感謝しています。また、キャリアチェンジの際には卒業後にも拘らず推薦状を書いていただくなどゼミの教授に応援していただきました。
 卒業後も背中を押してくださる教授や友に出会える、そんな温かい人に恵まれた自慢の大学です。ご縁をいただいた皆様、ありがとうございました!


~地域の方と話し合いながら作成した「結人祭」のポスター(右下)~

【卒業生バトン(文化創造学科)】第四走:冨川 碧生さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第四走は、稲留 公平さんよりバトンを受け取ったアースウォーカートレーディング株式会社にて勤務されている、冨川 碧生さんです!

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 冨川 碧生(国際文化学部 文化創造学科 2016年度卒)
 アースウォーカートレーディング株式会社勤務

 ~本社で仕事中~

 山口県に生まれ、山口県をこよなく愛する冨川です。
 萩市に生まれ育った私は高校卒業までほとんど県外に出たことがなかったため、第三走の稲留君とは逆で、慣れ親しんだ県内でないと生きていけないと思っていました。高校3年生になっても将来自分が何をしたいか明確に決まっておらず、親や先生にはかなり迷惑をかけましたが、最終的にはプロダクトデザインを学びながら、教員免許を取得できました。
 社会人になってからは、ギフト会社で中元歳暮・ギフトカタログの制作ディレクションを行いました。大学で学んだデザインや配色の知識、制作に関するアプリケーションの知識などが活きる業務内容でしたし、県立大との産学連携の担当者となり、自分がいた研究室の先生・学生と新しい商品の開発を行なったりと、仕事をしながらも県立大との繋がりがありました。今は別の会社に転職し、営業として働いていますが、提案書やプレゼン資料の作成にはこれまでの学びが活きています。
 高校までは萩市の狭い空間・狭い文化でしか生きてこなかったので、他県から入学してきた友人や個性のある先生・先輩との関わりは、自分の常識を広げてくれました。いろんな考えを持つ人と出会えたのが、県立大に入ってよかったことかなと思います。
 私事ですが、2年前に結婚をしました。相手は同じく文化創造学科の同級生で、次はそちらの冨川さんに書いてもらいますので、お楽しみに!


~デザイン交流でフィンランドへ 北極線をまたぐ~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第四走:村上 彩さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第四走は、瀧本 詩乃さんよりバトンを受け取った株式会社クイック(QUICK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V. )にて勤務されている、村上 彩さんです!

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 村上 彩(国際文化学部 国際文化学科 2015年度卒)
 株式会社クイック(QUICK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V. )勤務

 ~メキシコの市場にて~

 私は出身が兵庫県で大学は山口県、大学在学中にスペインへ約1年留学し、就職先は大阪。その後研修で東京にて数か月働き、現在はメキシコにて勤務しています。我ながらせわしないなと思いますが、それぞれの場所でかけがえのない出会いがあったと感じています。
 大学在学時は中国語を学んでおり、より多くの人と喋れたら楽しいかも、という思いから世界的に話者数の多いスペイン語に興味を持ち、大学3年時に交換留学生としてスペインへ留学しました。
 そこでスペイン語を学んだこともあり、現在はメキシコにある日系企業にて人材紹介の仕事をおこなっています。日本のほぼ裏側で、様々なひとと知り合え、苦労しながらもやりがいのある日々を送っています。
 大学在学時は都会の学生が羨ましく思うこともありましたが大阪、東京勤務を経験した今、地方だからこそできることが多くあったことを知り、地域の人との交流や同期、先輩後輩、そしてゼミの先生ともいっしょにのびのびと過ごせた山口県立大学の環境は自分にあっていたと感じています。
 大学進学前や大学在学中は将来についていろいろと悩むことも多いかと思いますが、選択した後に道を変えても、やり直しても、問題はありません。'後悔しない方'を軸に、楽しい大学生活を送ってください!


~スペイン留学中、パンプローナのサンフェルミン(牛追い祭り)(一番右)~

【卒業生バトン(文化創造学科)】第三走:稲留 公平さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第三走は、國武 里枝さんよりバトンを受け取った学校法人 長門高等学校にて、国語教師として勤務されている、稲留 公平さんです!

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 稲留 公平(国際文化学部 文化創造学科 2019年度卒)
 学校法人 長門高等学校勤務

 ~仕事風景の写真~

 生まれ育った地元を離れ、「両親の目が届かない県外で、自由に一人暮らしがしたい!」そんな軽い気持ちで高校生の時、大学選びを始め、山口県立大学に進学しました。
 教員になりたいという漠然とした思いだけはあったので、教員免許取得のために学外で行われる教育委員会主催の学校体験に参加したり、教職課程の生徒同士で模擬授業をしたりと、校内外の活動に積極的に取り組みました。
 また、学科の特性上、地域に出てフィールドワークをする機会が多く、地域に根ざすことや、限りある資源の有効活用などの視点から物事を捉えられるようになったのは現在の職場でも活かされていると思います。
 大学自体の規模は決して大きいとは言えないですが、そんな中でも個性溢れる友人・先輩・後輩そして何より先生方に様々な刺激を受けながら、あるいは、そんな個々人の違いを享受しながら過ごした4年間でした。少人数だからこそ、1人ひとりと関わる密度が濃い県立大学で、「世の中には色んな考えや才能を持った人がいるんだなぁ~」と当たり前のことを強く実感させられました。今でもこの感覚は大切にしていて、生徒1人ひとりと"きちんと"向き合う際の難しさでもあり、面白さでもあるような気がします。
 大学から通算すると山口での生活も今年で6年目を迎えます。まさか自分がここまで山口にいるとは思ってもみなかったですが、土地柄が合っているのか、出会いがそうさせているのか、不思議な縁を感じつつ、毎日なんとかではありますが、夢であった教員をさせて頂いてます。大学生の頃、グータラだった自分からは想像もできないでしょうが、頑張っています!迷惑をかけた先生・同輩安心してくださいっ!またいつかお会いできる日を心より楽しみにしております。
 第四走は、山口に生まれ、山口をこよなく愛する卒業生に登場していただきます。お楽しみに!


~フィールドワークで岩国市にある五橋の酒蔵を訪問した際に、日本酒の飲み比べをしてできあがっています(一番右)(H30撮影)~