卒業生バトン

【卒業生バトン(国際文化学科)】第十一走:林 美沙妃さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第十一走は、平井 佐和子さんよりバトンを受け取った、株式会社ナカスカコーポレーションに勤務されている林 美沙妃さんです!

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 林 美沙妃(国際文化学部 国際文化学科 2013年度卒)
 株式会社ナカスカコーポレーション勤務


~仕事中の様子~

 島根県の高校を卒業後、外国語やさまざまな国の文化を学びたいという思いで大分県の短大に入学しました。
 そこで韓国語や韓国の文化の魅力に惹かれ、もっと専門的に勉強したいという思いと、日本語教師の職業にも興味があったので、韓国語コースがあり、日本語教師になるための授業のある県大に編入しました。
 県大では、日本語教師の資格取得と、韓国釜山への語学留学などを通し、韓国語の勉強に励みました。また、県大にフィンランドから留学に来ている学生の日本語チューターを行うなど、留学生に日本語を教えたり、留学生との交流を図りました。
 そんな中で、日本語を教える難しさを痛感し、また、日本語や日本の文化について改めて考えたときに、自分自身、日本人でありながら外国人に伝えられるような日本文化の知識がないことに気づきました。
 そこで、わかりやすく日本の文化である「着物」について、知りたい、そして多くの人たちに着物の文化を伝え広めていきたい、と感じ着物屋さんに就職しました。
 自分の好きなこと、興味のあることを大学でしっかりと見つけることは、とても重要です。「なりたい自分」を見つけられるように、在学中に少しでも興味のある授業をたくさん受けることをおすすめします!


~【大学時代の思い出の写真】大学時代、ゼミのみんなで「すぴこん」に出場し韓国語でスピーチを行い、優秀賞を取ったときの写真(後列一番左)~

【卒業生バトン(栄養学科)】第九走:柳田 麻己子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 栄養学科第九走は、片田 沙羅さんよりバトンを受け取った、社会医療法人緑泉会 米盛病院にて管理栄養士として勤務されている、柳田 麻己子さんです!

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 柳田 麻己子(看護栄養学部 栄養学科 2020年度卒)
 社会医療法人緑泉会 米盛病院勤務


~【仕事風景】毎日元気に笑顔で病棟に向かうようにしています!~

 小学生の頃から目指していた管理栄養士。親元を離れての初めての一人暮らし。不安はすぐに無くなり、学業・サークル活動・アルバイトと毎日忙しくも充実した4年間を過ごすことができました。
 専門研究・国家試験対策・就職活動では德田先生、内田先生をはじめとする諸先生方、学科の友人、サークルの仲間に支え励まして頂き、最後までやり遂げることができました。一生の出会いの場をくれた山口県立大学には感謝が尽きません。
 現在は地元鹿児島県の病院で、回復期の専任管理栄養士をしています。臨床検査値を用いた栄養評価、食事摂取量、発熱・倦怠感・排便・排尿量など健康状態の確認や栄養指導を通して患者様一人ひとりと向き合う時間はこの仕事のやりがいを感じます。また多職種カンファレンスでは栄養面以外の多角的な視点を学ぶことができ、貴重な時間です。
 これからも日々情報収集、勉強に励み、この資格に誇りを持って色々な悩みや疾患を抱える方の栄養管理に努めていきたいと思います。


~【大学時代の思い出の写真】よさこい部「奄美連合萩組」16代目の仲間と引退前最後の体育館練習の時の写真 (前列一番左 黒髪ボブの方)~

【卒業生バトン(看護学科)】第六走:竹岡 奈々さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 看護学科第六走は、蕎麦谷 智美さんよりバトンを受け取った虎の門病院にて看護師として勤務されている、竹岡 奈々さんです!

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 竹岡 奈々(看護栄養学部 看護学科 2017年度卒)
 虎の門病院勤務


~退職する同期の最後に記念写真~

 私は地元広島県から近いこと、少人数で学びを深めることができることから山口県立大学を選びました。
 大学では日々の課題や実習、国家試験等やるべきことがたくさんあり大変でしたが、友達と支え合えたから乗り越えられたし、辛かったことも笑って話せる思い出に変わって、どこを切り取っても楽しかったと思うばかりです。
 空いた時間を使ってアルバイトをし、アルバイトを通して新しい友達ができたり、お金をためて国内も海外も旅行に行けたことは良い経験になりました。
 現在は都内の総合病院で外科の病棟に勤めています。術前術後の患者さんが多いのですが、時には終末期の患者さんもおり、急性期から終末期まで幅広く患者さんと関わっています。学生時代に先生方にご指導いただきながら1人の人について考え、自分自身とも向き合った日々は、看護の力や楽しさを教えてくれました。今、日々実践していく中で患者さんのニーズや思い、患者さんにとってどうなのかという視点が大切であることをより一層感じ、患者さんに寄り添えるようまだまだ勉強中です。また、後輩に指導する立場となり、言葉の選び方や伝え方に難しさを感じながら日々取り組んでいます。
 大学時代に出会った友達は今でも連絡を取り合ったり、一緒に出かけたりすることはもちろん、自分が看護師になりたかった気持ち、それを目指して頑張った時の気持ちを思い出させてくれるとても大切な存在です。大学で過ごした4年間の楽しすぎる思い出と、出会えたみんなはずっと私の宝物です。感謝と、これからもよろしくお願いします。
 最後に、4年間ご指導してくださった先生方のお陰で看護師になることができました。今でも先生の言葉を思い出します。本当にありがとうございました。コロナが落ち着いたら、会いに行きます。


~1年生の時からずっと仲の良い3人で卒業旅行に行った写真~

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第四走:岡村 真紀さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第四走は、医療法人信和会 高嶺病院にて精神科ソーシャルワーカーとして勤務されている岡村 真紀さんです!

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 岡村 真紀(社会福祉学部 社会福祉学科 1999年度卒)
 医療法人信和会 高嶺病院勤務


~【仕事中の様子】院外での講師などの啓発活動にも取り組んでいます~

 小学生の娘が夏休みに学校からミニトマトの鉢を持ち帰ってきました。朝夕に水やりをして、赤くて美味しそうな実が沢山ついています。
 私は現在、依存症専門病院のソーシャルワーカーとして働いています。日々複雑な問題を抱えた患者さんやご家族に出会い、一緒に悩んだり困ったりしながら、人生の伴走者として関わりをもっています。彼らが解決の糸口を見つけ、少し希望を見出し笑顔がみえたとき、私もこの仕事をしていてよかったと満たされた気持ちになります。
 私の大学時代を振り返ると、机で学んだことよりも、精神科デイケアや不登校児の家庭教師のボランティア、いくつも掛け持ちしたアルバイト、遊びも教えてもらったテニスサークル、友人と過ごした濃い時間...楽しかった思い出が次々と頭に浮かんできます。ソーシャルワーカーの武器は自分自身だとよく言いますが、それらの経験全てが今の仕事に役立っていることを、最近になり実感してきました。目の前の患者さんの多様な人生に向き合うとき、私の経験の引き出しを開け、関わりの手立てを探るのです。
 小さな経験の一つ一つはまるでミニトマトを育てるのに必要な水や太陽のようです。そして山口県立大学はそれらの礎となる土壌とも言えます。今私の中のミニトマトはすくすくと育ち、やりがいという色鮮やかな実をつけています。


~【仕事中の様子】患者さんやご家族の相談に応じています~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第十走:平井 佐和子さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第十走は、門野 淳記さんよりバトンを受け取った、特定非営利活動法人市民活動さぽーとねっとに勤務されている平井 佐和子さんです!

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 平井 佐和子(国際文化学部 国際文化学科 2013年度卒)
 特定非営利活動法人市民活動さぽーとねっと勤務


~山口市産業交流拠点施設内『アカデミーハウス』一期生21人での共同生活を終えて~

 鳥取県の高校を卒業後、大分県の短大に入学し、まちおこしのイベントに携わるなど地域活動に力を入れていた私は、卒業後の進路として、県大が地域に密着した大学であることを知り、編入学することを決めました。
 県大では、地域でのフィールドワークを通してさまざまな人と関わる機会をいただきました。元々人とのコミュニケーションに苦手意識を持っていた私は、フィールドワーク先での人との関わり方に悩み、活動に対するモチベーションが上げられない時期がありました。
 そんな時、ゼミの教授から「何をしている時が一番幸せ?」と尋ねられました。「スポーツです」と答えると、それならここに行ってみるといい!と、防府市富海で活動するビーチサッカーチームを紹介されました。単なるスポーツチームとしての魅力に留まらず、それを取り巻く地域の人たちに魅力を感じた私は、富海に何度も足を運ぶうちに、卒業後もこの地域のために自分にできることをやりたいと思うようになりました。
 その時のご縁もあって現在の職場に就職した私は、防府市市民活動支援センターの職員として、防府の課題解決に向けた活動のサポートを行いながら、仕事の他にも『公益社団法人防府青年会議所』、『やまぐち若者MY PROJECT』、『アカデミーハウス』など、人とのつながりを大切にしながらさまざまな活動に取り組んでいます。
 今の私があるのは、さまざまな人と関わる中で自分自身と向き合う機会をいただき、"人は人でしか磨かれない"という価値観を得ることのできた大学時代があったからです。


~【大学時代の思い出の写真】熱を入れて取り組んだ防府市富海でのフィールドワーク~