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レノファ山口FC 2018ファン感謝祭でブースを出展しました

 公立大学法人山口県立大学とレノファ山口FCは、相互の連携協力に関する協定を締結しています。
 その一環として、12月9日に山口きらら博記念公園多目的ドームで開催されたレノファ山口FC2018ファン感謝祭において、本学のブースを出展し、看護学科の学生による「かんたん体力テスト」を実施しました。

 今回は、来場者の皆様の健康づくりに役立ててもらうことを目的に、椅子立ち上がりテストによるロコモ度のチェック、肺チェッカーを使用した肺年齢の計測、握力計測による年齢別の筋力評価を行いました。

ブース全体の様子

 椅子立ち上がりテストでは、40㎝と20㎝の台から腕を組んだ状態で両足または片足で立ち上がれるかをチェックし、ロコモ(移動機能の低下)度を判定します。次々と難しい台にチャレンジしていただき、片足立ち上がりが成功すると学生から拍手が送られていました。

椅子立ち上がりテストによるロコモ度テスト

 肺年齢の計測では、学生が測定の仕方を丁寧に説明した後に、専用の測定器に息を吹きかけていただきます。普段はなかなか気にかけることがない肺年齢の数値に、驚きや安どなど様々な声が上がっていました。
 握力テストは、手だけでなく全身の筋肉の程度を知る目安となります。中には初めて握力計にチャレンジするお子さんもいらっしゃって、学生から「がんばって」などと優しく声をかけられていました。

肺チェッカーを使用した肺年齢の計測

握力テスト

 3つのテストが終わった後には、レノファ山口FCのマスコットキャラクター「レノ丸」と本学看護学科のキャラクター「桜看ちゃん」のグッズとともに、今後の健康づくりに役立てていただけるよう、測定結果の評価の仕方やトレーニングについて説明した冊子を配布しました。

冊子等の配布

2018.12.12

2018年度・秋 ホームステイ

【ホームステイ開催:平成30年10月27日(土)~28日(日)】

 学術交流協定大学からの平成30年度後期交換留学生14名(カナダ・ビショップス大学1名、アメリカ・センター大学8名、スペイン・ナバラ州立大学1名、中国・曲阜師範大学3名、韓国・慶南大学校1名)が、県内各地のホストファミリーのご家庭で、日本の生活を体験しました。

ご家庭での様子


そば打ち体験


着物を着て防府天満宮へ

ピザ作り体験

ホストファミリーの声

Q.ホームステイはいかがでしたか
・子供達にとって英語で会話できること、海外の方との接点が作れることは本当にありがたかったです。
・話す言語はほとんど英語でしたがこちらもある程度は何とか話せ、留学生にも通じてホストファミリーにとっても大変勉強になりました。
・言語や娯楽だけではなく政治や歴史にも大変詳しく、その知識量には本当に驚かされ、様々なジャンルで会話がはずみとても良い2日間でした。

Q.これから受け入れる方へメッセージをお願いします
・自宅に他人を泊めるということに抵抗がある方もいるかもしれませんが、ホストファミリーという経験を通じて学べることや得られるものも多くあるので、ぜひ多くの人に挑戦してみてほしいと思います。
・留学生が不安にならない受入れ体制、環境を作る事が大切だと思います。
・言語を越えて、文化を越えて、世代を越えて楽しめるのはお互いがお互いを知ろうとすることだと思います。

留学生の声

ホームステイの感想
・私のホストファミリーは素晴らしかったです!私は歓迎され、これからも交流していきたいと思います。
・一緒に料理を作ったこと、岩国の錦帯橋に連れて行ってもらったことがとても楽しかったです。
・家で一緒に夕食を食べ、お母さんと一緒に会話しながら伝統的な日本の料理を食べたことが一番楽しかったです。
・ホストファミリーはとても優しく迎えてくれるのでとてもいい思い出になりました。

栄養学科「山口‐ナバラコラボ広場」スペイン競泳選手団との交流をしました

 2020年の東京オリンピックに向けて山口市で合宿を行っていたスペインの競泳選手団10名が、山口県立大学に来学し、栄養学科の作った和食や日本文化を選手たちに体験してもらいました。
 今回提供した和食は、栄養学科が約半年前から試作を重ねてきたものです。献立は、「さつまいもご飯、豚汁、塩こうじのチキンソテー、れんこんとベーコンのガーリックマヨサラダ、豆腐のケーキ」で、日本の食材を用いながらも、スペインの選手たちの口に合うような味付けとなっています。また、アスリートの体作りには欠かせない、たんぱく質が豊富なのもこの献立の特徴です。今回作った和食は受け入れてもらえるかと不安でしたが、選手たちからはおいしいという感想もあり、楽しく食べてもらえたようです。事後アンケートでは、「今回の合宿を通して、県立大学で食べたご飯が一番おいしかった」と答えてくれた選手もいました。
 (「塩こうじのチキンソテー」に使用した鶏むね肉は、深川養鶏農業協同組合さんから提供していただきました。)
 日本文化の体験では、折り紙のサンタクロースや手裏剣作りが行われました。細かい作業で少し難しかったようですが、みんなで楽しみながら折ることができました。また、山口県立大学の合気道部による演舞披露も行われました。演舞の鑑賞後には合気道の体験コーナーもありました。今回紹介のあった日本の文化は一部でしたが、選手全員にとって日本をさらに好きになるきっかけとなったようです。
 2時間ほどの短い時間でしたが、交流を深めることができ、最後は選手も学生も別れが惜しそうでした。2020年の東京オリンピックに向けて、今後もスペインからたくさんの選手が山口に訪れる予定になっています。その際にまた、今回のような交流ができるよう、栄養学科全体での頑張りが期待されます。

2018.12.06

宮野地域住民と山口県立大学生 大交流会を開催しました

 平成30年11月18日(日)、宮野地域交流センターにおいて、「宮野地区&県立大学との大交流会」が開催され、山口県立大学からは、加登田学長、河村事務局長、田中副学長、学生、教職員ら34名(学生12名、交換留学生15名、教職員7名)が参加しました。様々な世代、出身地の人々が料理、スポーツ、音楽を通して交流を深めました。






2018.12.06

桜の森アカデミー新やまぐち学リーダーコースにて「山口県の産業技術革新」と「産業観光を体感する(セメントの道))を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 新やまぐち学リーダーコースでは、地域経済活性化のために注目されている地域観光を支える人材を育成します。
詳しくはこちら

 11月15日は山口県内の産業を知り、それをどう地域観光に活用するかをテーマとして現地を視察しながら産業観光を学びました。

 前半の講座「山口県の産業技術革新」では「山口県産業技術センター」に行きました。ここはものづくりの様々な問題を企業と一緒に解決するところで、7つの専門技術グループがあります。


 山口県は酒類製造業も盛んで、全国的に有名になった獺祭を始め清酒の出荷量が増えています。「発酵食品製造実験室」では「清酒試験醸造」「新規取得酵母の試験醸造」など、お酒を造るための技術協力に加え、酒米の生産奨励や利用促進なども行っています。例えば、廃れてしまった幻の米「殻良都(こくりょうみやこ)」と他の米をかけ合わせ生まれた「西都の雫(さいとのしずく)」の開発にも貢献しました。この酒米は山口オリジナルの酒米品種で清酒の銘柄にもなっています。このような形で、県内企業と協力し企業活性や地域活性にも貢献しています。
 精米されとても小さくなった酒米を見た学生からは、「残ったところはどうするのですか?」「おかきなどに使えますか?」など質問が出ていました。県内の企業を支援する意義を受講生は学べたようです。

 後半の講座「産業観光を体感する(セメントの道)」では、通常一般向けのツアーとして組まれている産業観光コースの一部を実際に体験しました。
 山口県の工業は古くから基礎素材型産業(各種産業の基礎素材を製造する製造業)が発展してきました。県内の工業出荷額構成比のうち大部分を占めており、山口県を支えています。宇部・山陽小野田などの西部地域では、美祢市のカルスト台地から産出する石灰石を原材料とするセメント製造工場が立地しています。 この講座では、セメント産業を主要事業に有する宇部興産(株)に向かい、「日本で一番長い私道」である宇部興産専用道路をバスで走って、その長さを体感しました。その際、当時宇部興産専用道路を造るプロジェクトリーダーを務めた渡邉輝弘氏をエスコ―ターとし、その話を伺いました。
 この道路は宇部市と同県美祢市を結び、全長は31.94kmです。セメントや材料となる石灰石を運ぶ際は、「スカニア(SCANIA)」をはじめとする積載量が最大80トンにもなるダブルストレーラーで運びます。この道路を一般車両は走行することができず、トレーラ―もその大きさから公道の走行ができないため、貴重な体験となりました。整備場では特別にバスを降り、トレーラ―を実際に見ることができました。
 受講生は道路に使用されているこの技術が、日本の道路事業、国内の自動車メーカーの技術向上というかたちで社会貢献もしてきたという話に聞き入っていました。そして、企業の利益と社会の利益の両立の大切さを認識できたようです。




 受講生たちは1日を通して、山口県の魅力を再発見できただけでなく、県内企業の技術力と地域貢献を知り、自然と生活、産業の連携・共生の姿を学ぶ産業観光の重要性を肌で感じたようです。