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2018.08.08

桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースで「振り返りとまとめ」を行いました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 子育て支援リーダーコースでは、子育て支援者としてのスキルを修得し「育ち合い(愛)」のための知識と技術を有する人材を育成します。
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 7月29日(日)、コースの単元「Ⅳ総合」の「振り返りとまとめ」では、本学看護栄養学部の丹佳子教授を講師として、これまで子育て支援リーダーコースで学んできた75時間の総まとめと振り返りを行いました。
 受講生は事前課題として「以前のわたし」「受講後のわたし」「変化を生み出したきっかけ」の項目ごとに自身の学びを振り返り、1人10分間のプレゼンテーションを行いました。
一般の受講生からは、
「子育て支援員の資格を取りたいと思って受講したが、今ではいつまでにどのようにすれば自分のやりたかったことができるのか、方向性や計画を思い描けるようになった。先生方のお話を聞いて自分がやり残していたことをやり尽くしたい気持ちになった。」
「自分の子育てでは狭い知識しかなく、毎日精一杯で叱るよりは感情で怒っていたが、この講習を受けてからは子ども一人ひとりと落ち着いて接し、言葉を選び、子どもの話を聴くようになった。するとその後のことがスムーズになることが分かった。」
などのエピソードが発表され、中には変化を俳句で表現した受講生もいました。

学生からは、
「はじめは子育て支援員資格のためだけに受講した。子育てもしたことがなく、自分に理解ができるのかと不安があったが、児童福祉や子育てに関する知識を得られて満足している。大学の講義以上の話を聴くことができた。また、実際に現場で働いている様子も聴くことができ良かった。」
「子どもだけではなくその親・家族の関係を見なければならないことや、人のトラウマに触れるかもしれないという覚悟を持つこと、そして、カウンセリング時に『クライアントに対して誠実であるためにも、カウンセラー自身が自分の中に沸き起こって来る感情や思いを自覚する』ことが大切だと感じた。社会福祉と子育てはリンクすることが多いので、区切ってしまうのではなく、自分の中で共存させ、就職後にうまく生かしたい。また、"完璧な大人になろうとしない"という言葉が印象に残っている。」
「大学の授業以外は引きこもりがちで、自分を変えるきっかけになればと受講した。大学にはあまりない体験型の授業や生まれて初めて得る知識がたくさんあった。将来特別支援学校の先生になりたいと思っていて、保護者への支援のイメージが出来た。また、一般の方が"学生さんの若い力がすごい""考えが生き生きしてる"と褒めてくれて感謝している。引きこもり思考だったが、一般の方のチラシやパンフレットを見て応募したというのを聞き、"負けていられないな"と思うようになった。これが異世代交流の良さだと思う。」
などのエピソードが発表されました。


 その後リーダー取得に向けてレポート課題が提示され、75時間のカリキュラムを終えました。
 この3カ月で受講生たちは支援者として必要な視点や知識を得られ、視野が広がったようです。これから受講生それぞれが学んだことを活かし、地域で子育て支援リーダーなどとして活躍することが期待されます。

2018.08.08

桜の森アカデミー子育て支援リーダーコースで地域子育て支援事業について学びました

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 子育て支援リーダーコースでは、子育て支援者としてのスキルを修得し「育ち合い(愛)」のための知識と技術を有する人材を育成します。
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 このコースの単元「Ⅲ子育て支援活動」の科目「地域子育て支援拠点」では、やまぐち子育てねっと「めぶき」代表の佐藤光恵氏を講師に迎え、全6回で地域子育て支援拠点事業について学びます。
 7月25日(水)は、同日の2回の講座を通して、一般受講生と学生に分かれてのグループワークを行い、地域子育て支援事業について学びました。

 前半の講座「講習等の企画づくり」では、地域子育て支援事業における4つの基本事業のうち「子育て及び子育て支援に関する講習等の実施」について考えます。目的を定め、効果を予測しながら利用者が主体的に関われる講習を企画しました。
 一般受講生のグループは、日常的に使いやすいオリジナルのガーゼハンカチを親子で一緒に作るというイベントを企画しました。目的として子供との愛着関係を育むきっかけとすること、効果として育児に向き合う気持ちの醸成を挙げました。
 学生グループは「かわいい赤ちゃんグッズ作り」として、出産を控えたパパ・ママや 0歳児のパパ・ママを対象に、学生自身が講師になって、お子さんのお世話をサポートしながら今若者に流行しているTシャツを再利用したヘアバンドなどを作るイベントを提案しました。


 後半の講座「事例検討」では、「子育てに関する相談・援助の実施」を学びます。相談・援助を行う際には、ヒアリングによる利用者の状況把握に加え、言語外のメッセージから察する感受性の大切さや、受容・共感をしつつも冷静な判断で相談・援助・情報提供を行うことが求められると説明がありました。
 その後、グループごとに異なる事例に対して、どう援助するかを考えました。一般受講生のグループでは、子育てや子どもと関わる職種の経験を基にした気づきや援助方法が考えられていました。学生グループは子育て経験がないからこその先入観のない気づきがありました。お互いの異なるアプローチの仕方を知ることで、新たな視点の発見があったようです。

2018.08.06

「平成30年度第1回フォローアップ研修」を開催しました

 6月16日(土)、D館D14教室で「平成30年度第1回フォローアップ研修」を開催し、中国・四国・九州の感染管理認定看護師52名が参加しました。
 午前中は佐賀大学医学部附属病院感染制御部薬剤師の浦上宗治氏を講師に招き、「抗菌薬適正使用支援チーム活動に必要な看護師の知識・技能・態度を磨く」と題して特別公演を行いました。
 "You use it, then You lose it"(使えば失う)をキーワードとして、不必要な投与などで抗菌薬が効きにくくなることを防ぐ「抗菌薬適正使用」に必要な知識や支援チーム活動に必要な技能・態度の説明がありました。特にセフェム系といわれる種類の抗菌薬がそれぞれどんな菌に効いて、どう選択すべきかを解説する際に使った表が明確で、参加者から「単純明解でわかりやすかったです。医師に対しての説明に役立てられます」と好評でした。


 午後は、グループワークとして抗菌薬適正使用支援についてディスカッションが行われ、各グループで出た意見を共有しました。施設ごとの課題や特徴、新設された診療報酬への「抗菌薬適正使用支援チーム加算」に対する申請の現状など情報交換が行われました。

2018.08.02

文化コーディネート論 公開シンポジウムを開催しました

7月23日(月)、山口市菜香亭にて文化コーディネート論公開シンポジウム「文化維新 from やまぐち」を開催しました。
 文化コーディネート論は、国際文化学研究科の目玉とも言える科目です。山口における地域や文化の活性化・創造に大きく携わった方を招き、文化の創造に関する理論や事例などについて研究を深めていきます。今回は学外の方にも多くお越しいただきました。
 今年は明治維新150年ということで、「文化維新」をテーマにシンポジウムを開催しました。


パネラーとして、岡田実氏(山口県立美術館長)、片山涼子氏(アトリエa.p.r主宰、服飾デザイナー)、大和保男氏(陶芸家、山口県立大学特別栄誉教授)を招き、各パネラーの領域から見た「文化維新」について情報交換を行いました。

 本研究科の1年生も、パネラーとして参加しました。
 明治時代に活躍した、山口にゆかりのある3人の偉人(井上馨、中村ユス、高島北海)についてまとめ、それぞれ発表を行いました。

 また、会場にはパネラーが制作した作品も展示されました。シンポジウムが終了した後も、作品を近くで見ようと大勢の人が集まっていました。


 文化コーディネート論の公開シンポジウムは、どなたでもお越しいただけます。次回の開催時には皆様お誘いあわせのうえ、ぜひお越しください。

2018.08.01

国際交流会

 平成30年7月2日(月)から7月6日(金)までの5日間にわたり国際交流Iaの授業で韓国・中国からのグローバル学生と一緒にさまざまな交流を行いました。
 学生同士いろいろなアイデアを出し合い、ミニ運動会や動画アプリを使用してのダンスムービーの作成、七夕イベントなどを実施しました。
 学生は考えなどを伝えることの難しさ、分かり合えたときの素晴らしさなどを学べたようです。


日本の遊びを紹介
手押し相撲。すごい迫力!みんな本気でした。


七夕イベント
おりがみを使って七夕飾りを作成中


ミニ運動会
パン食い競争ならぬお菓子食い競争!


色とりどりの短冊
売店前に笹を飾りました。
みんなの願いが叶いますように!


動画アプリでダンスムービーの作成
仕上がりに満足!!