国際文化学科

【卒業生バトン(国際文化学科)】第九走:門野 淳記さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第九走は、原 千津香さんよりバトンを受け取った、株式会社エブリプランに勤務されている門野 淳記さんです!

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 門野 淳記(国際文化学部 国際文化学科 2013年度卒)
 株式会社エブリプラン勤務


~昆虫食の勉強会を開催@広島市~

 私は、大学生の時は「地域が学校」を信条に、キャンパス外で活動している時間が多かったですが、何を学ぶかを常に自分の頭で考えさせてくれ、独りよがりにならないようサポートしていただいていた大学には感謝しています。
 2年生の時、地域課題の解決に現場で取り組む「地域実習」という授業があり、この実習を通じて山口市徳地地区のまちづくり団体とつながりができ、実習終了後も地域広報誌の記事の取材や学生の視点を入れた地域資源マップ作り等の活動を続けていました。
 4年生の時にはスペインのナバラ州立大学に交換留学し、経済危機とグローバル化が急速に進み、変わりつつあるパンプローナ市、日本以上に過疎化が進む農村部の人々の暮らしを見て回りました。
 日本とスペインでの大学生活では、地域の「発展」とは何か自分たちで考え、足元から行動することの大切さを学ぶことができました。
 現在は、主に里山の資源を活用した事業の支援、地域づくりや環境保全に関する自治体の計画づくり等に仕事として携わっていますが、大学生活で学んだこともあり、当事者の方たちに「地域がどうありたいか」を自分たちで考えるきっかけを提供するようにしています。
 孔子の論語に、「子曰く、古の学ぶ者は己の為にし、今の学ぶ者は人の為にす。」という言葉がありますが、「自分が学びたいから」と思えるものを地域から見つける、それをサポートしてくれるのが県大の良いところだと思います。
 現役学生の皆さん、ぜひ地域に飛び出してみましょう!


~農家民宿を見学して回ったピレネー山脈(スペイン留学時)~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第八走:原 千津香さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第八走は、高橋 知里さんよりバトンを受け取った、JICA海外協力隊として活動されている原 千津香さんです!

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 原 千津香(国際文化学部 国際文化学科 2015年度卒)
 JICA海外協力隊


~アフリカンプリントのガーナ服を着て~

 大学で学んだことはどれも刺激的でした。すでに知っていたり新しく学んだりしたばらばらの知識が色々なところで繋がり、その学びを地域に出て、国外に出て、頭だけではなく体に沁みこませることができた四年間でした。
 幼い頃から海外への憧れがあり、交換留学制度もある本学の国際文化学部を選びました。在学時は、スタディーツアー等で韓国や台湾を訪れ、スペインのナバラ州立大学へ約1年間交換留学をしました。その時の経験は今でも大いに生きています。
 卒業後はIT関係の会社に就職し、現在はJICA海外協力隊として、ガーナの女子高等学校で生徒にパソコンの使い方や日本文化・日本語などを教えたり、学校のICT環境改善に取り組んだりしています。
 大学の講義や留学経験は、一見自分とは関係のないように思える遠くのことが、本当は自分の身近で関係のある問題であるということに気づかせ社会の事柄に目を向けるきっかけになりました。国際協力がしたいと思うようになったのも、この大学で学んだからです。日本から遠く離れたアフリカのガーナでは様々な異文化に出会い、その背景を考えながら違いを楽しんで活動ができています。
 お世話になった先生方、職員の方々は数えきれません。みなさんに心から感謝します。楽しい同期や先輩、後輩のみんなと一緒にこの大学で学べて本当に良かったです。


~【大学時代の思い出の写真】春の山で山菜を採り天ぷらにしたゼミの一コマ~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第七走:高橋 知里さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第七走は、北中 茉莉絵さんよりバトンを受け取った、高橋 知里さんです!
 高橋さんは、2020年6月から有給インターンシップのためアメリカへ渡り、現在アメリカ就労ビザの申請に挑戦中とのことです!

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 高橋 知里(国際文化学部 国際文化学科 2015年度卒)


~アメリカ、グランドキャニオンを訪れた際の写真~

「自分の人生は自分のもの」
 私が心からこう思えるようになったのは、山口県立大学での様々な学び`があったからです。
 入学前は「大学は4年で卒業するもの」と社会一般で信じられているように、私もそれが当たり前だと思っていました。しかし入学後、社会人経験の後に入学された方や地域の方が授業に参加される様子を見て、学びは年齢や時期に囚われることのない、とても自由なものだと気付きました。
 それからは県立大学を選んだ理由の1つであるTFTのサークル活動に勤しんだり、地域実習で単身ルワンダへ渡航する計画を立て実行したりと、心の赴くまま色々なことに挑戦をしました。3年時には休学し、日本語のティーチングアシスタントとしてアメリカの大学へ派遣していただきました。卒業する時は5年生でしたが、もう1年いたいと思うほど大学が好きでした。
 2020年の6月、海外で働いてみたいという思いから有給インターンシップのためアメリカへ渡りました。日系企業で日本語と英語を使い、抹茶の輸入に携わる業務に従事しました。インターンシップは終了しましたが、現在会社から機会をいただき就労ビザの申請に挑戦しています。
 昔は30歳までには結婚をして、安定した仕事をしているだろうと思っていました。しかし現在独身でキャリアもない、一般的な「大人」とは随分かけ離れたところにいます。ですが今の時代人生100年、そう考えるとまだ三分の一にも到達していません。休憩や遠回りをしても良いと思います。社会一般が考える幸せとはズレているかもしれませんが、自分が幸せでいられるような選択をこれからもしていきたいです。自分の人生は自分で切り開いていけば良い、そんな風に思わせてくれた県大と、県大で出会ったすべての方に感謝しています。


~大学時代に力を入れたTFTの活動~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第六走:北中 茉莉絵さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第六走は、新川 瑞貴さんよりバトンを受け取った株式会社マルゼンにてオフィス空間創りアドバイザーとして勤務されている、北中 茉莉絵さんです!

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 北中 茉莉絵(国際文化学部 国際文化学科 2015年度卒)
 株式会社マルゼン勤務

 ~職場にて~

 山口県にいた4年間を懐かしく思い出します。あの頃一緒にすごした同期のみんなは元気でしょうか?先生方や先輩方もそれぞれにお元気であればいいなと思います。
 私は、県大には国際支援の分野で仕事がしたいという動機で進学しました。しかし、1年生のときに受けていた宗教の講義で、日本の宗教観について学んだのがあまりに面白く、結局その鈴木先生の仏教の研究室で専門的に勉強しました。また学生時代には他に、ディベート大会への参加、県内企業でのインターンシップ、教育NPOでのプロジェクト運営、中国での短期留学、アメリカでの社会起業プログラム参加など、好奇心の赴くまま自由に活動していたように思います。全く優秀ではなかったですが、「成長したい」「挑戦したい」という思いに、先生方にも職員の方々にもかなり大きなサポートを頂きました。
 現在は、働きやすいオフィス空間を創りたいという企業様のために、ヒアリングから施工までさせていただくお仕事をしています。いろんな企業の方とのやりとりがあったり、新しく学ぶこともあったりで充実した日々を過ごしています。
 県大で学んでからずっと活かしているのは「自分が変われば世界が変わる」ということです。こちらの視点を変えることで、いろんなことの見え方が変わります。仕事でも、日常でも、自分の視点に興味を持ち、よりよい方に変え続けていくことを今でも自分事として取り組んでいます。


~大学時代の研究室~

【卒業生バトン(国際文化学科)】第五走:新川 瑞貴さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 国際文化学科第五走は、村上 彩さんよりバトンを受け取った周南市立大河内小学校にて小学校教諭として勤務されている、新川 瑞貴さんです!

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 新川 瑞貴(国際文化学部 国際文化学科 2015年度卒)
 周南市立大河内小学校勤務

 
~【仕事風景】子どもたちと過ごす毎日は楽しいです!~

 小さな町で育った私は、故郷の外に広がる文化について知りたいと思い、国際文化を学べる山口県立大学に進学しました。
 大学では、「地域学研究室」に在籍し、教授とともにフィールドワークを重ね、地域文化や人との繋がり方を学びました。
 また、よさこい部「奄美連合萩組」に所属し、2年次からは山口市中心商店街の方とともに「結人祭(きゅっとさい)~学生と地域の人々を繋ぐお祭り~」を企画運営しました。何もないところから人の想いや繋がりを通してお祭りが出来上がり、そこからまた人との繋がりが広がっていく景色を目の当たりにし、人がもつパワーに魅了されました。本物の地域に触れられる環境がある山口県立大学だからこそ体感できた学びだと思います。
 現在は、小学校教諭として子どもたちに日々向き合っています。子どもたちは十人十色、さらに保護者の方々や地域の方々の想いが集まり、想いを形にするのに頭を悩ませることもありますが、最終的に「色んな考えがあっておもしろい!」「みんなで知恵を出し合えばなんとかなる!」と思えるのは、大学時代に地域に足を運んで学んだ日々があるからです。共に学んでくださった皆様に、感謝しています。また、キャリアチェンジの際には卒業後にも拘らず推薦状を書いていただくなどゼミの教授に応援していただきました。
 卒業後も背中を押してくださる教授や友に出会える、そんな温かい人に恵まれた自慢の大学です。ご縁をいただいた皆様、ありがとうございました!


~地域の方と話し合いながら作成した「結人祭」のポスター(右下)~