サテライトカレッジ

令和2年度 第2回目防府市サテライトカレッジを開催しました

 令和2年10月14日(水)「ふるさと防府まち歩き写真講座-講評会-」と題して、文化創造学科の倉田研治准教授が受講者12名に対して講義を行いました。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、リモートでの講義開催となりました。

 今回の講義では、受講者それぞれが撮影した防府市の景観の中で、1番お気に入りの写真を選んで、その写真について講師が講評を行いました。

▼写真の一例


 受講者一人ひとりが自分の写真について、どの部分が魅力と感じて写したのか、視点をどこに置いたのかなどを説明し、それに対して講師が撮影の上達ポイントやそれぞれのおもしろさについて感想を述べました。
 今回初めてのリモートによる講義でしたが、講評された写真はどれも見やすく、受講者も積極的にコメントを述べるなど、リモートならではの良さを知ることのできた講義でした。

令和2年度美祢市サテライトカレッジ 第3回目を開催しました

 令和2年9月5日(土)、美祢市民会館で第3回サテライトカレッジを開催しました。
 今回は、「芥川龍之介「奉教人の死」を読む」と題して、文化創造学科の加藤禎行准教授が受講者27名に対して講義を行いました。


 はじめに、芥川龍之介という人物についての紹介と小説作法について触れてから、「奉教人の死」とはどういう小説なのか、講師が解説しました。



 講義では、「奉教人の死」のあらすじや読みどころの他に、「奉教人の死」の典拠とされる「聖人伝」所収の小説「聖マリア」の紹介もありました。受講者からは、「一度に2つの映画を見れたような、気分になれました」との声が聞かれました。
 芥川龍之介に親しみ、さらに知識を深める講義となりました。

令和2年度美祢市サテライトカレッジ 第2回目を開催しました

 令和2年8月29日(土)、美祢市民会館で第2回サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『雨月物語』「菊花の約(ちぎり)」を読む」と題して、文化創造学科の菱岡憲司准教授が受講者32名に対して講義を行いました。



 講義では、『雨月物語』に収録される9篇の短篇のうち、現代でも人気の高い「菊花の約」の魅力について、朗読を聞きながら講師が解説しました。




 学者の左門が、病で倒れていた宗右衛門という武士を介抱したことがきっかけで2人が義兄弟の契りを交わす場面や、左門の元を離れた宗右衛門が菊の節句の日に再会の約束をしたが、会いに行く事ができず、魂となり左門の前に現れたという、場面の説明では、受講者の方も大変興味深く聞いておられました。



 受講者からは、『雨月物語』の魅力に触れることのできた講義に感銘を受けたとの声をいただきました。

令和2年度 美祢市サテライトカレッジ 第1回目を開催しました

 令和2年8月22日(土)、美祢市民会館で第1回目サテライトカレッジを開催しました。
 今回は、「『平家物語』「那須与一」を読む」と題して、文化創造学科の稲田秀雄教授が受講者31名に対して講義を行いました。



『平家物語』屋島の合戦の1つで、「一艘の船に扇の的を立てて扇を射よ」との平家の挑発に、源氏の武士である那須与一が選ばれ、見事に的を射るシーンを中心に講義が進みました。



 『平家物語』は、琵琶法師が語りに用いた台本で、目で読むものではなく耳で聞くためのものとの説明どおり、那須与一が弓矢を引く様子や扇までの距離など、耳に残る言葉がたくさん表現され、当時の情景が想像できました。



『平家物語』について親しみ、さらに知識を深める講義となりました。

下松市サテライトカレッジを開催しました

 令和2年8月8日(土)下松市市民交流拠点施設ほしらんどくだまつでサテライトカレッジを開催しました。
 今回は「想像力」から「創造力」へと題して、文化創造学科の小橋圭介准教授が小学生の親子44名に対して講義を行いました。




 講義では、あらかじめ様々な図形が描かれた画用紙が用意され、講師の出すテーマに沿ってイメージを膨らませながら、自由に絵を描いていきます。画用紙に描かれた三角形や半円、雲の形は、動物や食べ物など色々な物に表現されました。






 次は毛糸を使用して「ひとふでがき」を行います。大きな画用紙に体を動かしながら、毛糸1本で絵を描いていきます。










 親子で協力しながら毛糸を器用に動かして、表情豊かな顔がたくさんできました。
 最後に、完成した作品を並べてお互いの絵を見て回ります。それぞれの絵を見て自分とは違う発想に驚いたり、感心する姿が見られました。




 親子で楽しそうに過ごされ、講義は終始温かい雰囲気の中で行われました。