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下松市サテライトカレッジを開催しました
令和2年8月8日(土)下松市市民交流拠点施設ほしらんどくだまつでサテライトカレッジを開催しました。
今回は「想像力」から「創造力」へと題して、文化創造学科の小橋圭介准教授が小学生の親子44名に対して講義を行いました。
講義では、あらかじめ様々な図形が描かれた画用紙が用意され、講師の出すテーマに沿ってイメージを膨らませながら、自由に絵を描いていきます。画用紙に描かれた三角形や半円、雲の形は、動物や食べ物など色々な物に表現されました。
次は毛糸を使用して「ひとふでがき」を行います。大きな画用紙に体を動かしながら、毛糸1本で絵を描いていきます。
親子で協力しながら毛糸を器用に動かして、表情豊かな顔がたくさんできました。
最後に、完成した作品を並べてお互いの絵を見て回ります。それぞれの絵を見て自分とは違う発想に驚いたり、感心する姿が見られました。
親子で楽しそうに過ごされ、講義は終始温かい雰囲気の中で行われました。
周南市サテライトカレッジを開催しました
令和2年7月21日(火)、周南市学び・交流プラザでサテライトカレッジを開催しました。
今回は「生活を豊かにするアロマセラピー」と題して、本学別科助産専攻の三谷明美講師が受講者29名に対して講義を行いました。
講義では、アロマセラピーによる身体への効果や日常生活での活用法が紹介されました。
アロマセラピーの基礎知識を理解した後、ハンドトリートメントの演習を行いました。
本日のマッサージオイルは、オレンジとローズウットの精油をブレンドした爽やかでフルーティな香りのオイルです。
演習では、頭痛や肩こりなど体調を整えるツボやコツの説明が行われました。
受講者の方は、リラックスされた表情で気持ちよさそうにマッサージをされていました。
アロマセラピーの基礎知識を深めることができ、心と身体がスッキリとリフレッシュできる講座でした。
柳井市サテライトカレッジを開催しました
令和2年7月4日(土)、柳井市文化福祉会館でサテライトカレッジを開催しました。
今回は「国木田独歩とやまぐち-柳井市とゆかりのある小説にふれつつ-」と題して、本学文化創造学科の加藤禎行准教授が受講者29名に対して講義を行いました。
講義では、国木田独歩が山口で過ごした期間、各地に多くの足跡を残したことや、独歩の代表作「武蔵野」、田布施・柳井地方が舞台となった「置土産」・「富岡先生」・「少年の悲哀」などの作品の紹介がありました。また、以前講師自身が街歩きで訪れた柳井光台寺の独歩碑についてのこと、小説「置土産」にも登場する三角餅を食べたことなどにも触れながら、大変温かい雰囲気の中で講義が行われました。
講義中、メモを取る方や質問される方も多く、皆さん熱心に聞き入る姿が見られました。
会場には国木田独歩の関連書籍コーナーが設けられ、たくさんの方が興味を示されていました。 国木田独歩の小説や詩の魅力について、改めて感じることのできる講座でした。
サテライトカレッジ「防府(ふるさと)まち歩き写真講座」を開催しました
令和元年11月8日(金)防府市天神ピアでサテライトカレッジを開催しました。
今回は、「防府(ふるさと)まち歩き写真講座」と題して、本学文化創造学科の倉田研治准教授が受講者15名に対して講義、撮影実習、撮影した写真の講評会を行いました。
講義では、まず、デジタル一眼レフカメラの基本的な構造とともに「絞り」や「シャッター速度」の設定など、機能の説明がありました。また、講座当日はとてもいい天気で、「晴れの日の写真はコントラストや色味が強く出やすいため、その特性に合った写真を狙ってみるのも良い」とアドバイスもありました。
講義を終えると撮影実習です。受講生は会場の外に出て、被写体を探しながらアーケード商店街や駅の周辺、防府天満宮などで撮影を始めました。
撮影には倉田ゼミの学生も同行し、カメラの操作方法や撮影ポイントなどアドバイスをしました。
蔦が色づいている様子や、ショーウィンドウに映った景色、ビルの合間から見える空など、受講生それぞれに撮りたいものがあり、ゆっくり歩きながら被写体に向かってカメラを構えていました。
撮影後、会場に戻り、撮影した写真の中から発表する2枚を学生と相談しながら選び、データをパソコンに取り込みました。
発表では、一人ずつ写真をプロジェクターに写し、タイトルとどんなものを撮りたかったか、どんな思いで撮影したか等説明しました。受講生の説明を聞いて講師が講評を行いました。
被写体のバランスが絶妙であったり、明るさの調整がもう一歩であったり、どの写真にも素晴らしい点と改善点が示されました。講評を聞きながら、受講生たちは真剣にプロジェクターを眺めていました。
今回の講座では、一眼レフカメラに慣れている人も慣れていない人も、写真の奥深さと面白さを知ることができたようでした。
サテライトカレッジ「古代・中世の山口」を開催しました
令和元年5月18日(土)宇部市学びの森くすのきでサテライトカレッジを開催しました。今回は、「山口県の歴史と文化」をテーマに2回行う講義の第1回目で「古代・中世の山口」と題して本学文化創造学科の渡邉滋准教授が受講者33名に対して講義を行いました。
この講座では、前近代における「厚狭郡」(現在の宇部市、山陽小野田市、下関市の東端にあたる地域)を対象として旧石器時代から鎌倉・南北朝時代までについて、史料や文献から読み取れることを時代ごとに項目を挙げて解説がありました。
例えば、現在の宇部市にて、貨幣制度が成立する以前の弥生土器の中から世界的にも類を見ないほど大量の古代中国の銅銭が発掘されたことや、古代(古墳~平安時代ごろ)の史料に厚狭から税の一部が銅で納められていたとの記述があることなどを示し、この地域に古くから金属の精錬加工に関する技術拠点があり、古銭は青銅器鋳造の材料として集められた可能性が高いといった話がありました。これは当時の日本においてかなり高度なレベルの技術だったとのことです。
他にも、「厚狭」という地名についての説明や信仰、政治および地理など講義の内容は多岐にわたりました。
最後に厚狭郡の有力者であった厚東氏と山口を拠点としていた多々良氏との政治的立場の違い、勢力の変遷と厚東氏の滅亡までの解説で講座はしめくくられました。
受講生からは「地名の話など、いままで知らなかったことを知ることができて面白かった」「古代から中世までの歴史を総括的に学べた。いままでこういった一般向けの講義はあまりなかった」といった感想が聞かれました。
講義中に紹介されたこともあり、終了後、多くの受講生が会場施設内にある博物館で出土品の展示を改めて関心深げに見入っていました。