第1回宇部市サテライトカレッジを開催しました


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 令和4年6月18日(土)、宇部市立図書館で第1回宇部市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『平家物語』に建礼門院の悲劇を読む」と題して、郷土文学資料センター長 稲田秀雄教授が受講者22名に対して講義を行いました。



 「平家物語」は、平家の栄華と没落が描かれた軍記物語です。講座テーマ「建礼門院」は平家物語の本編12巻のあとに添付された「灌頂の巻(かんじょうのまき)」に描かれています。建礼門院は平清盛の娘で、壇ノ浦合戦で幼くして入水した安徳天皇の母でもあります。



 講座では、建礼門院が戦場で過ごした日々や、平家が滅びた後、自分の母親と息子の安徳天皇が海に身を投じる姿を目の当たりにしたこと、自身も入水しようとしたが源氏の武者に捕まり、都へ連れて行かれたことなどが詳しく解説されました。



会場に設けられた展示コーナーには、講座の中で紹介された平家物語に関する資料もあり、受講者の皆さんは興味深そうに手に取られていました。
 「平家物語」について、より理解を深めることのできる講座となりました。