山口県内の大学生、大いに語り、多くを学ぶ!

2025.01.07

【「山口県内就職促進のための意見交換会」開催】

12月21日(土)、1号館4階ミーティングルームにおいて、本学、山口大学、下関市立大学、山口東京理科大学、周南公立大学の11名の大学生による「山口県内就職促進のための意見交換会」が、山口労働局の主催で開催されました。

「山口県内就職促進のための意見交換会」の様子1

【第1部 アンケート結果をもとに県内就職についての意見交換】

第1部では、事前に実施された県内の大学生を対象とした就職に関するアンケートの結果が公表され、参加した学生達が、その結果に対して意見交換を行いました。山口県での就職を希望しない理由として、県内企業を知らない学生が多いこと、県内に娯楽が少ないこと、公共交通機関の不便さを挙げる学生が多くいました。また、都会での就職を希望するのは、おしゃれなオフィスで仕事をすることへの憧れがあると指摘する声もありました。県内企業を知ってもらうためには、「企業に大学へ来てもらう」「企業との連携授業を増やす」「授業で企業の人に来てもらう」など、学内での企業との接触が有効だと述べる学生が多数いました。

「山口県内就職促進のための意見交換会」の様子2

【第2部 データでみる山口県の暮らし】

第2部では、山口労働局の職員から、山口県と東京都を生活の面で比較したデータの説明がありました。「自由に使えるお金」について、「所定内給与額」及び「可処分所得」においては東京都が山口県を上回っているものの、「可処分所得」から「基礎支出(食費、住居費、光熱費等)」を引いた「自由に使えるお金」でみると山口県の方が東京都よりも月当たり3万円弱上回るとのことでした。また、人口10万人当たりの病院数が、東京都の4.7に対して山口県は10.6であることや、1住宅当たりの延べ面積が、東京都の62.5㎡に対して山口県は101.5㎡であること、山口県の持ち家比率が東京都よりも22.1ポイントも高く67.1%であることの説明もありました。多くの学生がストレスと感じると答えた通勤時間の長さについては、山口県が全国で13位の短さであるのに対し、東京都は45位であることも分かりました。学生は、データを基にした山口県と東京都の比較を通して山口県の良さ、地方の良さを再認識したようです。