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2024.08.23
令和6年7月27日(土)柳井市文化福祉会館にて、柳井市サテライトカレッジ第2回目を開催しました。
今回のテーマは、消費のSDGs ~あなたの消費で社会を変える(エシカル消費)~ と題して、山口県立大学 看護栄養学部 栄養学科 今村 主税 准教授が、受講者22名に対し講義を行いました。




- 講座では、①地球環境の現状とSDGsの概要
- ②ものづくりやサービスの背景にある現実
- ③エシカル消費とは何か
3つのテーマに分けて解説があり、私たちの消費が社会を変え、地球環境に役立つことを考えていきました。

人類は豊かな暮らしをするために、資源を消費してきました。現代の日本人は一年間で地球の2.8個分に相当する生態系資源を過剰消費しているという話を聞き、皆さん驚かれた様子でした。

また、講座の途中ではクイズ問題が出題され、みんなで考えたり、SDGsに関する動画を見るなどして楽しく学ぶことができました。


私たち消費者が手にする商品の背景には、様々な社会問題をはらんでいることもあります。とりわけ途上国で生産された商品には、貧困や飢餓、児童労働や環境破壊などの問題がある場合があります。
そのような社会的背景を考え、商品を購入する前に、「誰が」「どこで」「どんなもので」作っているのかを考えないといけないという解説があり、具体的にどんなものを買えばいいのかわかる認証マークの紹介がありました。

- エコマーク
- 環境保全に役立ち、環境への負荷が少ない商品のための目印

- フェアトレードマーク
- 開発途上国の原料や製品が公平な条件で取引されていることなどを認証するマーク

- FSCマーク
- 林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら適切に生産された製品を消費者に届けるためのマーク
その他、色々なマークの紹介があり、「知ってる!」、「知らなかった。」、「気をつけて見てみよう。」などの声が上がりました。
誰にでもでき、今すぐできる社会貢献の"てまえどり"の紹介もあり、みなさん頷いておられました。

- 受講者のアンケートでは、
- 「今まで何も知らずに生活していた。知ることですべきことがわかった。」
- 「これからはサステナブルラベルのついた商品を進んで購入するようにしたい。」
- 「温暖化防止の為に、自分でできることを実行していいきたいと思った。」
- 「スーパーやコンビニでは、"てまえどり"を実践したい。」
- 「消費は投票であることを意識して、エシカル消費に努めたい。」
- 「物を買うときに価格だけでなく、その商品をだれが作っているのか、どんな環境で作っているかなど、エシカルな商品かどうかを考えて購入するようにしたい。」
- などの声が寄せられました。
「価格」だけでなく、エシカルな観点から商品を選ぶ消費行動によって、世界の未来は少しずつ変えることができる。買い物で社会をよりよく出来ると学んだ講座でした。