2023年3月

三色そろえて元気なからだ!~ゴハンジャーと食べ物クイズにちょうせんだ☆~(元気っちゃ!みね健幸まつり)

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 3月5日(日)にサンワーク美祢で行われた「第1回 元気っちゃ!みね健幸まつり」で、来場した園児・児童とその保護者を対象とした食育活動「三色そろえて元気なからだ!~ゴハンジャーと食べ物クイズにちょうせんだ☆~」を行いました。
 今回の活動では、スクリーンを用いて三色食品群に関する絵本を基にした劇を行いました。劇は、三色そろった食事をきちんと摂っていない人に悪さをするフケンコー(悪者)に、お姉さんがフケンコー印を貼られてしまったことをきっかけに、ゴハンジャーと三色食品群のことについて学ぶ内容としました。美祢市でとれたお米やニジマス、美東ごぼうといった特産品を取り上げることで、日頃の生活と結びつけられるようにしました。

<劇の様子>
劇の写真

 その後、旗を用いて三色クイズに挑戦することでふりかえりを行いました。最後にゴハンジャーに教えてもらった魔法の言葉「元気なからだ!あか!き!みどり!」をゴハンジャーのポーズをしながら言うことでフケンコーを倒し、三色そろったバランスの良い食事が大切であることを伝えました。

<三色クイズの様子>
三色クイズの写真

 今後の活動では、今回アニメーションでの登場だったフケンコーを実際に登場させた劇を行ったり、今回のようなアニメーションや効果音を使った活動を行ったりしてみたいです。

<集合写真>
集合写真

【卒業生バトン(文化創造学科)】第十走:武永 佳奈さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 文化創造学科第十走は、馬場 裕之さんよりバトンを受け取った倉敷市立短期大学 服飾美術学科にて講師として勤務されている、武永 佳奈さんです!

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 武永 佳奈(国際文化学部 文化創造学科 2010年度卒)
 倉敷市立短期大学 服飾美術学科勤務


 ~【仕事中の様子】学生に服作りを教えています。~

 高校時代から服が好きだった私は、中国地方でファッションが学べる四年制大学を求め、山口県立大学に入学しました。
 在学中は、昨年ご退職された水谷先生の指導のもと、企画・デザイン研究室に所属し、ファッションショーの企画や運営に力を入れました。その他にも中山間地域の活性化プロジェクトとして、山口市徳地地域に出向き、地域で受け継がれていたモンペをリデザインした作品や徳地手漉き和紙を使ったものづくりを行ったことも思い出です。
 文化創造学科では、幅広くデザインについて学びます。その経験を活かし、同学の大学院へ進学、大学院修了後はファッションブランドの個人事業を立ち上げ、起業しました。イベント企画なども仕事とし、地域資源であるデニムを使ったコンテストの運営なども行いました。そうした経緯から、ジーンズの産地である倉敷の短大へ講師として勤めることになりました。
 現在は、倉敷市立短期大学の服飾美術学科で「服飾造形実習」やデニムについて学ぶ「デニム学」などの授業を教えています。大学での学びが大きく活かされています。
 次にバトンを渡すのは、大学時代、夜遅くまで被服室で製作をしていることが多かった私と同じく、木工室で遅くまで作業をしていたことで出会い意気投合した、飛鳥ちゃんです。

 
~【大学時代の思い出の写真】軽音サークルに所属していました。大学祭や地域のライブハウスでライブをしていました。(一番左)~

万倉小学校での食育活動

 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 2月21日(火)に、宇部市立万倉小学校と宇部市立吉部小学校の1・2年生を対象とした食育活動を行いました。万倉小学校での活動は、昨年度に引き続き2回目でした。 初めにアイスブレイクとして、食べ物のカードを見て、その食べ物が赤・黄・緑のうちどの色の働きを持つかゴハンジャーのポーズで答える「三色働きポージング」を行いました。

ゴハンジャーの写真
ゴハンジャーの写真

 その後、旬について考える「いつのたべものゲーム」を行いました。このゲームでは、釣りの形式で食べ物を自分で選択することによって、全員で答える形式よりも一人ひとりの理解につながり、はなっこりーやセロリなどの難しい問題にも挑戦するなど、児童は楽しそうにゲームに参加してくれていました。

ゴハンジャーの写真
ゴハンジャーの写真

 昨年度も参加してくれていた児童は、三色食品群の復習や事前に調べていた旬の食材を、全員の前で堂々と発表をしてくれたり、積極的にミニゴハンジャーを担当しチームのリーダーとなって率先してゲームに参加したりしており、一年前と比べて児童の知識や意識が高まっていると感じました。また、ミニゴハンジャーに続いて初めて参加した児童もたくさん発言しており、ミニゴハンジャーの存在が全体の意識向上につながり、より児童の声が聞こえるプログラムにすることができたと感じました。 今後、今回のような子供たちの成長を見ることができる活動を継続して行いたいと思います。

ゴハンジャーの写真

【卒業生バトン(社会福祉学科)】第六走:西元 盛人さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第六走は、豊中市役所にて社会福祉職として勤務されている西元 盛人さんです!

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 西元 盛人(社会福祉学部 社会福祉学科 2008年度卒)
 豊中市役所勤務


~現在同じ部署で働く、県大の後輩、宮本龍一さん(右側:山口県立大学 社会福祉学部 2021年度卒業)とともに~

 私が初めて宮野駅に降り立ったのは雪のちらつく日でした。入試後に帰りの電車を待つ待合室で、地域の方や県大生ボランティアから頂いたお茶が温かったことを、今でも覚えています。
 山口県立大学では思春期ピアカウンセリングサークルに所属し、中高生に向けたピアエデュケーション活動に参加していました。相手の話を傾聴し、気持ちを尊重し考えるという経験は、今の私にも大きな影響を与えてくれています。
 卒業後は病院の相談員として働きはじめ、10年目に現職に転職しました。現在は、福祉事務所でケースワーカーとして生活保護業務を行っています。生活に困窮したすべての市民に対し、健康で文化的な最低限度の生活の保障と、各世帯が抱える課題についてともに考え、自立助長のために支援をしています。
 生活保護の現場では、世帯の持つ課題は様々です。ケースワーカーのみで解決できる課題はほとんど無く、多くの機関と連携し支援を展開していきます。解決出来ない課題も多く、その難しさを日々痛感しています。
 最近参加した研修で「目標設定」の重要性について考える事がありました。支援の振り返りを行うと、好事例では必ず「目標」が明確になっています。そして目標達成のための行動や手段をとっています。逆に困難事例では対応に追われるばかりで、「目標」は曖昧です。
 学生の皆さんも日々の学習や生活の中で「目標」を立ててみてください。実現可能な目標でも良いですし、大きな目標を立てて、その実現のための小さな目標をいくつか立てるのも良いと思います。
 最後に、昨年、山口県立大学の後輩が豊中市に入庁しました。一回りも年が離れた県大の後輩と山口から遠く離れた大阪の地の同じ部署で一緒に働くことになった縁をすこし面白く思っています。


~【大学時代の思い出の写真】学生時代の友人と海水浴の帰りに萩往還の吉田松陰像の前で撮影(前列一番右)~