【卒業生バトン(社会福祉学科)】第一走:内田 陽介さん

 各学科の卒業生をリレー形式で紹介していこう!という企画「卒業生バトン」。
 社会福祉学科第一走は、有限会社ひまわりに勤務されている、内田 陽介さんです!

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 内田 陽介(社会福祉学部 社会福祉学科 2001年度卒)
 有限会社ひまわり

 ~仕事風景の写真~

 山口県立大学の社会福祉学部を卒業し、早いもので来年で20年になります。
 高校生の頃に担任の先生に社会福祉学部の受験を勧められ、大きな目標もないままに入学し、社会福祉の勉強を行ってきました。大学時代は、勉強以上に、軽音楽部に所属しバンド活動に取り組んだことの方が思い出として残っているように思います。
 卒業後は訪問入浴と訪問介護の事業所で、介護員を経てサービス提供責任者として8年、在宅介護支援センターの相談員として1年勤めた後、現在の事業所に移り、ケアマネジャーとして就職し、現在10年目となりました。
 介護保険の業務は3年に1度、制度の改正が行われ、その度に報酬の増減、サービスの制限や緩和といった変更があり、正直制度に振り回されながら働いています。特に近年はどちらかと言えばネガティブな制度の変更が多く、制度の意味や自身の仕事の意味も見失いそうなことも多々ある状況です。
 卒業後10数年経ってからの気づきですが、社会福祉学部での学びの中核は、ソーシャルワーカーとしての価値感ではないかと思っています。その価値が軸となり、制度や事業所の方針などに流されず、利用者本位の支援を行っていくことを続けられるのではないかと思っています。
 振り返ってみると、個人的にも社会福祉学部での学びの中で知らず知らず軸が育っていたように思います。今後も軸を持った県立大を巣立ったソーシャルワーカーが各地で活躍することを期待しています。