山口県立大学「令和6年度後期公開授業」の開講結果

令和6年10月上旬から令和7年1月下旬にかけて、「日本史学概論」「日本文学講読Ⅲ(近世)」「中国文学史」の3科目を令和6年度後期開授業として、地域の方にも受講していただきました。

【公開授業とは】

山口県立大学では大学生や大学院生が受けている授業科目の一部を地域の皆様にも公開し、学生と一緒に学ぶことができる機会を提供しています。

公開授業受講期間中は、学生とともに学ぶとともに、大学の施設(図書館、学生食堂、売店等)を利用できるなど、キャンパスライフを楽しむこともできます。

【日本史学概論】

国際文化学部文化創造学科の渡邉滋准教授が令和6年10月1日から令和7年1月21日まで講義を行った「日本史学概論」には、地域の方11名が受講されました。

授業では、日本列島の史的変遷について、各時代の社会情勢、政治経済、文化や生活などを対象に、史料を用いて学びました。

受講生からは、「資料を多く示され、新しい事実を多く知ることができました」「今まで言葉では聞いていたが、よく解らなかった事柄(事件やその時の時代背景等)やまったく知らなかった事柄が、その時々を記述した資料などを用いて説明され、日本の古代や中世の知識や理解が深まりました」などの感想をいただきました。

日本史学概論の授業
【日本史学概論の授業】

【日本文学講読Ⅲ(近世)】

国際文化学部文化創造学科の菱岡憲司教授が令和6年10月1日から令和7年1月28日まで講義を行った「日本文学講読Ⅲ(近世)」には、地域の方10名が受講されました。

授業では、『雨月物語』の読解を通じて、江戸時代の文芸についての理解を深め、時代背景、その文化価値、問題点などを通じて文学を深く理解し、新たな解釈を創出していくための技術を学びました。

受講生からは、「興味があっても一人では古典文学は読み難いがすばらしい朗読があり、先生のわかりやすい説明で楽しい授業でした」「学生さん達との情報共有もとても参考になりました」などの感想をいただきました。

日本史学概論の授業
【日本文学講読Ⅲ(近世)の授業】

【中国文学史】

国際文化学部国際文化学科の川口善治教授が令和6年10月4日から令和7年1月24日まで講義を行った「中国文学史」には、地域の方7名が受講されました。

授業では、古典を中心とした中国文学の流れを理解し、基礎的な知識を学びました。また時代に沿って代表的な作品についての解説があり、その作品を精読しました。

受講生からは、「中国文学の歴史と詩の持つ意義や当時の社会背景について知識を深めることが出来ました」「各時代の漢詩の「楽府」について、その違いや時代背景その他を丁寧に講義していただき、面白く理解できました」などの感想をいただきました。

日本史学概論の授業
【中国文学史の授業】

また、受講生の方からは「社会人であるにもかかわらず学生さんと勉学が受けられる機会があることが嬉しく受講させていただいています」「受講日が楽しみでした。毎回図書館も併せて利用させていただき、とても充実していました」などの感想もいただきました。

【令和7年度前期授業】