ぷちぼらスタッフが小学生に『ふくし講座』を行いました

2024.08.05

私たち学生ぷちボランティアセンター(通称 ぷちばら)のスタッフは、半年に一度、小学生の子どもたちを対象に手話について学ぶ『ふくし講座』を行っています。

山口市内の児童館で開催した『ふくし講座』の様子1

先日、山口市内の児童館で開催した『ふくし講座』では、まず手話について簡単に説明し、その後、手話クイズをしたり、手話歌「ありがとうの花」を一緒に表現したりしました。

ここでは、手話クイズの様子を一部お伝えします。

クイズでは、子どもたちにCL表現について考えてもらいました。CL表現とは、その大きさや質感、ありさまを体動や表情で表現する技法です。ジェスチャーに近い感覚とも言えます。

まず、「雨」を子どもたちに見てもらいます。私たちは、両手の指を開いて指先を下に向け、2回おろしました。

では、「小雨」や「土砂降り」はどのように表現すればいいでしょう。子どもたちはそれぞれに、考えを表現してくれます。

山口市内の児童館で開催した『ふくし講座』の様子2

では、答えです。「小雨」は、おろす手の動きを小さく緩やかにします。表情も穏やかに。

「土砂降り」は、おろす手の動きは大きく激しく、表情にも力を込めます。

ここでいう「雨」の降り方の強弱を、体の動きの大小や緩急、表情で表すのがCL表現です。

子どもたちは、これにとても興味を持った様子で、繰り返し表現してくれました。

そして、さらに別の手話を覚えようと、"○○はどう表現するの?" "△△を教えて!"といった声が、飛び交っていました。

山口市内の児童館で開催した『ふくし講座』の様子3

このような子どもたちの姿から、私たちは活動への意欲と喜びをもらっています。また、私たちの『ふくし講座』が、福祉についての正しい知識と理解の広がりの一助となることを願っています。