山口市立仁保小学校への訪問

今年も留学生の地域交流として山口市立仁保小学校に行ってきました。交流学年は5年生。普段は10名だそうですが、当日はインフルエンザのため半分の5名だけの出席。しかし、その5名が10名以上の温かさと興味で迎えてくれて、皆で楽しい時間を過ごしました。

参加した学生は、留学生5名と日本人留学生1名。今回も昨年同様、最初に留学生は各自の出身地について、日本人学生は自分の経験した短期留学についてプレゼンをしました。

この留学生の地域交流活動について、先方の目的として大体どこからも「英語学習」と「異文化理解」の二つが挙げられてきます。英語を重視すれば理解は難しくなりがちで、ともすれば「二兎を追う」こととなり、この二つのバランスが重要です。特にプレゼンでは、いくら映像をたくさん使い簡単な英語文で話してもらっても、ずっと英語だけというのは小中学生にとっては負担が大きいというのがこちらの印象でもあり昨年度の訪問先からの感想でもありました。けれども、留学生によっては、一部でも日本語で話すということを難しく感じるようで、なかなかそのバランスがとりにくいというのが課題でした。

しかし、今回はそのバランスが非常に順調にとれました。留学生の半数はほとんど日本語で話し、他の学生もできるだけ日本語で挑戦してくれたからです。おかげで小学生はプレゼン中もよく聞いてくれていたし、訪問後アンケートでは全員から「プレゼン内容がよく分かった」という反応をいただきました。

以下、小学生へのアンケート結果からの抜粋。

小学生へのアンケート結果1
小学生へのアンケート結果2
小学生へのアンケート結果3
小学生へのアンケート結果4
9の各選択肢: 1. 外国人とも恥ずかしがらずに話そうとする力 2. 英語力3. グループで協力する力 4. 何が問題かを見つけたり、問題を進んで解決したりする力 5. 挑戦したり進んで行動したりする力
小学生へのアンケート結果5
山口市立仁保小学校訪問の様子1
山口市立仁保小学校訪問の様子2
山口市立仁保小学校訪問の様子3
山口市立仁保小学校訪問の様子4

プレゼンの後は、参加者の出身国だけでなく関係のある国や、留学先の国の計4か国語で「こんにちは」の学習。小学生はみごとに全員、全部修得!担任の先生のお話では、翌日も学習した国の言葉で挨拶をされていたそうです。

小学生からは仁保小についての紹介。皆、堂々と英語で説明してくれました。

そして、最後は体育館で一緒に日本の伝統遊び。小学生が一生懸命教えてくれ、たくさん笑った時間でした。

山口市立仁保小学校訪問の様子5
山口市立仁保小学校訪問の様子6

留学生への事後アンケートでも、「一緒に遊べて楽しかった」「たくさん話せてよかった」「日本語が話せてよかった」「プレゼンすることを楽しんだ」等々の感想が寄せられました。

心温まる大変有意義な学校訪問でした。

山口市立仁保小学校のみなさんとの集合写真