第1回柳井市サテライトカレッジを開催しました


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 令和4年7月2日(土)、柳井市文化福祉会館で第1回柳井市サテライトカレッジを開催しました。
 今回は「『平家物語』「先帝身投」を読む」と題して、国際文化学部 文化創造学科の稲田秀雄教授が受講者32名に対して講義を行いました。





 「平家物語」は、平安時代に武家貴族として台頭した平家の栄華と衰退が描かれた軍記物語です。講座テーマ「先帝身投」では壇ノ浦の戦い終盤、源氏の軍勢に追い詰められ、平家の終わりを察した二位殿(平時子)が、幼い安徳天皇を抱きかかえて入水する場面が描かれています。



 講義では、天皇として生まれながらも、祖父平清盛の悪行により御運が尽きて、入水することとなった安徳天皇の生涯や、安徳天皇が祀られている赤間神宮(下関市)について写真や資料とともに詳しく解説されました。



 質疑応答の時間では「平家を追討するように命じた黒幕は誰なのか?」「源平合戦の勝敗を決したのは、日本の有力な神々が源氏に見方をしたからなのか?」など物語の深い部分について質問が交わされました。 受講者の方からは「当時の方の世界観を知ることができた」「これからも学び続けたいという意識が増しました」との声が寄せられ講義は大盛況のうちに幕を閉じました。