第1回 宇部市サテライトカレッジを開催しました


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 令和3年10月8日(金)宇部市立図書館にて、第1回宇部市サテライトカレッジを開催しました。
今回は、「『雨月物語』「吉備津の釜」を読む」と題して、文化創造学科の菱岡憲司准教授が受講生23名に対して講義を行いました。



 『雨月物語』「吉備津の釜」は、江戸時代後期に上田秋成によって書かれた9篇の怪談が収録されている小説集の1つです。主人公の正太郎は、女遊びが激しく、結婚した後も他の女と駆け落ちしてしまう。夫に裏切られたことがショックで病に倒れ亡くなった妻は、怨霊となって夫を呪い続ける。
 講義では、朗読とともに女性が軽視されていた時代背景や怨霊となっても呪い続ける嫉妬の深さについて、講師から解説がありました。



 受講者の方からは「わかりやすい解説で物語の内容がよく理解できました」「時代背景がよくわかりました」との声が寄せられました。
 今回の講座は、新型コロナウイルス感染症の影響で、延期となっていたこともあり、受講者の皆さんは、久しぶりの学びを満喫されたご様子でした。