平成30年度山口県立大学客員教授特別講義を開催しました


2018.12.26

 12月4日(火)、平成30年度山口県立大学客員教授特別講義を開催しました。
 今回は「プラス思考で輝いて生きる」~素敵な人生、素敵なコミュニケーション~をテーマとして、講師に元資生堂執行役員常務で株式会社Bマインド代表取締役の関根近子氏を迎えました。
 この特別講義は同窓会である桜圃会の創立75周年記念公開講座を兼ねており、本学学生、同窓生、一般の方を合わせて528名の参加がありました。

 最初に「プラス思考」についての話がありました。
 今日という日を過去の中で最後の日と思うのではなく「残りの人生で一番若い日である」と捉えてみたり、他人との関係がうまくいかないときに他人を変えようとして苦しむのではなく「私が変わることで成長する」と考えてみたりするなど、現実を受け止めた上で物事の見方を変えて人生を豊かにするのがプラス思考です。講師自身もこのプラス思考によって、仕事や家庭における多くの困難を乗り越えて来られたとのことでした。

 そして、マザーテレサの「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから...」という言葉を引用して、美しい言葉が美しい表情をつくるということを説明するとともに、他人に好印象を与える表情づくりのコツを実際にステージ上で実演しながら紹介しました。

 また、仕事では失敗を恐れずに挑戦し、失敗を次に活かすことが大切だということや、グローバル社会では自分の意見をしっかり言える積極性が求められることを講師の実体験に基づいて紹介し、学生をはじめとする全ての参加者の未来にエールを送りました。

 参加者からは「人と関わる仕事に就いたとき、より良い対応をするためにはプラス思考が大切だと感じた」「自分と関わる人にもプラス思考を伝えていきたい」といった感想が聞かれ、自分の人生にプラス思考を取り入れることを心に留めた方が多かったようでした。